銀行のカードローンが私たちの生活において身近なものになってきましたが、中でもオリックス銀行はカードローンを利用されている方にとってはなじみのあるものではないでしょうか?
多くの方が活用しているオリックス銀行のカードローンですが、申し込んだからと言って誰でも利用できるというわけでは当然のことながらありません。
通常のカードローンと同様に利用するには審査に通る必要があります。
安易に申し込みをしてしまうと残念ながら否決となってしまう可能性も否定できないのです。
そこでオリックス銀行カードローンの審査を受ける前にしておいた方が良い準備について調べてみました。これから予定されている方、ご参考頂けると幸いです。
オリックス銀行カードローンに申し込みをする前に、一番にしなくてはいけないことがあります。
それは貸し付け条件を確認するということです。
どんなにそのカードローンを利用したくても、貸し付け条件がかみ合っていなければ意味がありません。
また、100万円借入したいのに、限度額50万円のカードローンに申し込みをしても仕方がないですよね。
そのような事態にならないためにも、ぜひ貸し付け条件は確認しておきましょう。
それでは、オリックス銀行のカードローンを見ていきましょう。
申し込み 対象者 |
・申し込み時、満20歳以上69歳未満 ・原則、毎月安定した収がある ・日本国内に在住している (外国籍の場合は、永住者または特別永住者) ・保証会社の保証が受けられる |
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使途 | 自由 ※ただし、事業性資金としての利用は除く |
限度額 |
最高800万円(10万円単位) ※限度額は審査により希望額にならないこともあり |
金利 | 年1.7%~17.8%の変動金利 |
契約期間 |
1年間 (途上審査により自動更新) |
担保・保証人 | 不要 |
保証会社 | オリックス・クレジット株式会社または新生フィナンシャル株式会社 |
遅延損害金 | 借入残高に対し借入利率+2.1%(年率) |
オリックス銀行では事業性資金以外の利用はOKとしていて、おまとめローン・借り換えローンの代わりに利用することも認めています。
金利は限度額によって異なりますので、ご希望の借入額の金利がどのくらいかはチェックしておきましょう。
1.7%が最低金利ですがだれもが1.7%となるわけではありません。
限度額 | 金利 |
---|---|
700万円超800万円以下 | 1.7%~4.8% |
600万円超700万円以下 | 3.5%~5.8% |
500万円超600万円以下 | 3.5%~5.8% |
400万円超500万円以下 | 4.5%~8.8% |
300万円超400万円以下 | 4.5%~8.8% |
200万円超300万円以下 | 5.0%~12.8% |
150万円超200万円以下 | 5.0%~12.8% |
100万円超150万円以下 | 6.0%~14.8% |
100万円 | 6.0%~14.8% |
100万円未満 | 12.0%~17.8% |
金利は利用額ではなく限度額で適用されます。たとえば限度額50万円の方が10万円借入するのと限度額500万円の方が10万円借入するのでは、金利が異なってきますので注意しましょう。
もちろん、限度額の希望を出すことは出来ても、実際に限度額を決定するのはオリックス銀行・保証会社となりますので、希望通りにいかないこともあると考えておきましょう。
銀行のカードローンの利点と言えば、「総量規制に引っ掛からない」という点を挙げる方も多いのではないでしょうか。
総量規制は簡単に言うと、年収の1/3以上貸し付けをしてはいけないという決まりで、貸金業法に明記されています。貸金業者全体での借り入れが1/3を超えてはいけません。
貸金業者というのは消費者金融や信販会社などになり、銀行は当てはまりません。
当てはまらない法律なので、銀行は年収の1/3以上でも借り入れできるということになるのです。
貸金業法が改正されたことにより、本人に収入のない専業主婦や、学生の方が消費者金融を利用できなくなり、そのある意味受け皿となっていたのが銀行カードローンでした。
オリックス銀行では専業主婦や学生の方は申込できませんと明記されていますので、あきらめましょう。
パートやアルバイトをしている場合は可能性はありますが、まったくの無収入の場合はまず審査に通らないと思って、別のカードローンを探してみてくださいね。
貸し付け条件を確認し、条件をクリアしているのであれば、次は、審査の流れをあらかじめチェックしておきましょう。
オリックス銀行はネット銀行となりますので、カードローン業務を行う実際の店舗はありません。
そのため、申し込みはインターネットから24時間行うことができます。
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並行して…
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利用の際には、ローンカードを利用してATMから借り入れ・返済を行うことも出来ますし、メンバーズナビにログインし、振込融資の設定をすると、指定口座にお金が振り込まれます。
返済は、登録口座からの引き落としか、ATM・振込で行うことができます。
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結果がすぐ知りたい!カードローンの申込審査にかかる時間は?
では、いよいよ申込みをする!という段階まで来たら、その前に準備をしておくことを確認しましょう。
貸し付け条件の申し込み対象者にクリアしているというのは大前提ですが、それ以外にも、ご自分の現在の生活状況を改めて確認しておきましょう。
カードローンを利用したら、待っているのは返済です。
返済は絶対に逃れようがありません。
そのため、今の収入状況、生活環境で毎月必ず返済できるかどうかという点を確認しましょう。
オリックス銀行では残高スライドリボルビング方式を採用していて、借入残高に応じて約定返済額が異なります。
借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|
30万円以下 | 7,000円 |
30万円超~50万円以下 | 10,000円 |
50万円超~100万円以下 | 20,000円 |
100万円超~150万円以下 | 30,000円 |
150万円超~200万円以下 | 35,000円 |
200万円超~250万円以下 | 40,000円 |
250万円超~300万円以下 | 45,000円 |
300万円超~400万円以下 | 50,000円 |
400万円超~500万円以下 | 60,000円 |
500万円超~600万円以下 | 70,000円 |
600万円超 | 80,000円 |
つまり、10万円借入したら、最低毎月7,000円、100万円なら2万円返済していかなくてはいけないということです。
返済を続けながら、日々の生活も遅れるのであれば問題ありませんが、生活が苦しくなってしまうようであれば、カードローンの申し込みはいったんストップしましょう。
苦しいなら遊興費などを削ってでも返済できる!という決意が無くては返済が滞ってしまう可能性も否定できないのです。
毎月の返済が確実に行えるという確認が出来たら、次は過去の自分を振り返ってみましょう。
実は、カードローンの審査において、過去の自分の金融実績が大きくかかわってくるのです。
スマートフォンの割賦契約や、車、バイク、化粧品、家電製品などをローンで購入したことはありませんか?他社からキャッシングしたことはありませんか?
これらの経験がある場合、今までに一度も返済に遅れたことが無いかどうかを思い出してみましょう。
自信を持ってない!と言い切れる場合は心配ありません。
しかし、思い出せない…というケースや、そういえば数回携帯料金を遅れて支払ったことが…なんていう方は要注意です!
そういった方は是非一度ご自分の信用情報を開示してみましょう。
私たちが、キャッシングをしたり、ローンで商品を購入するとその情報が信用情報機関というところに登録されます。本人の個人情報をはじめ、申し込み情報、返済情報、延滞情報、金融事故情報などアナタのクレジットヒストリーのほとんどが登録されます。
信用情報機関は日本では3機関あります。
3機関とも本人が申し込めば情報を開示することが可能です。
情報を開示し、問題が無ければ大丈夫ですが、そこに滞納や遅延、異動情報、債務整理情報などの金融事故情報が登録されている場合は要注意です。
1回の遅延程度では審査の際に問題が無いと判断する金融業者もありますが、異動情報や金融事故情報は載っている時点でほぼ間違いなく、銀行では否決となります。
そのため、これらの情報が掲載されている場合は申込みをしても審査に通らないということを覚悟しておきましょう。
登録されている情報は各機関ごとで保存期間が異なりますので、期間が終わり、情報が消えたら申し込むようにしましょう。
信用情報も問題が無いのであれば、実際に申し込みをする準備をしましょう。
申込みにはたいてい必要となる書類があり、その書類が提出されなければカードローンの利用が開始されません。
オリックス銀行カードローンでは必要書類として以下のものがあげられています。
【本人確認書類】
運転免許証はおもて面は必須となります。変更事項がありうら面に記載がある場合はうら面も必要です。また、公安印・公安委員会名称・有効期限がはっきりと分かるように撮影しましょう。
健康保険証は、「氏名」・「住所」・「生年月日」の記載が必ず必要です。通院歴が記載されている場合は、必ず塗りつぶすなど見えないようにしてからアップロードしてください。
個人番号カードはおもて面のみ提出しましょう。個人番号は絶対に通知しないようにしてください。
パスポートは所持人記入欄と顔写真のページが必要です。
これらのうちいずれかがあれば大丈夫です。
所得証明は利用限度額が300万円を超える場合必要となります。また、審査によっては所得証明書類の提出を求められることもありますので、その際は速やかに提出しましょう。
所得証明として認められる主な書類は以下のとおりです。
【所得証明のための書類】
個人事業主、会社経営の方は源泉徴収票以外のいずれかの証明書が必要です。
所得証明に関しては、すぐに手に入らないものもありますので、必要だろうなと感じたら出来るだけ早めに準備をしておきましょう。
また、提出された書類について返却はありませんのでご注意ください。
いかがでしたでしょうか?
オリックス銀行のカードローンに申込みをする前にやっておいた方が良い準備についてご紹介してきました。
案外やるべきことがたくさんあるなと思われた方もいらっしゃるかもしれません。
カードローンも今はパソコンやスマートフォンで簡単に申し込みができるようになりましたが、簡単に申し込めるからと言って、お金を借りる行為まで簡単に考えるのは絶対に間違いです。
カードローンは借金なのです。
借金というと途端に重たく感じませんか?しかし、それが当然なのです。
簡単に申込みをして、簡単に借り入れをして…とすると、お金の価値が分からなくなってしまうかもしれません。
安易な借り入れを繰り返すと、いつかカードローンの返済のために借り入れをするようになるかもしれません。
自転車操業的に借り入れ・返済を繰り返しているとちょっとのズレで返済が難しくなることも多いです。
申込みをする前に是非お金を借りるということについてもう一度考えてみてください。
お金を借りたい!と思うタイミングって案外急いでいる時が多いですよね。
しかし急いでいる時こそ落ち着いて準備をする必要があります。
申込みをする際には、安易に申し込みボタンを押さずに、一度全て見直しをしてから次に進むことが重要です。
オリックス銀行は金利も低く、限度額が高いことに加え、借入・返済が簡単に行えることもあり、使い勝手の良いカードローンです。
せっかくカードローンに申し込むのでしたら、しっかりと準備してできるだけ審査に通るような申し込みを行うようにしましょう。
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