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カードローンは本人のみ!なりすましと詐欺にご注意!

カードローンは手軽に契約・利用ができる、生活の中で頼もしい存在です。利用者もかなり増えています。

しかし、中には身に覚えのない借金の返済を迫られるというトラブル、または他の人の名義を借りてカードローンを契約したい!という人もいるかもしれません。

カードローンは管理の仕方を間違えると、思わぬ詐欺やなりすましと言ったトラブルに巻き込まれる可能性があります。どのようなことに注意すべきでしょうか。

詐欺・なりすましってどんなこと?絶対NGな行為です

カードローンにおける詐欺、なりすましは、どのような内容なのでしょうか。人によっては違法だと知らず、軽い気持ちで行っていることかもしれません。充分に注意しておきたい点です。

  • 他人の名義を借りて契約、借入をする
  • 他人名義のローンカードで借入をする

契約の際、審査に通らない可能性が高いという不安から、友人や知人、親類に身分証明書を借り、別人の名義で申し込みをしてしまったとします。これは感完全に詐欺にあたります。

そのような方法で審査に通り、借金ができたとしても、これも詐欺・なりすましとなってしまいます。

また、あなたが被害者になる可能性もあります。知らない間に自分の名義で借金をされ、身に覚えのない返済を迫られてしまう可能性も考えられるのです。

なりすまされる原因は?身分証明書の管理に注意!

最近の銀行カードローン、消費者金融のキャッシングは、申し込みが手軽にできるようになっています。証明書類も提出しやすいものが多く、準備するのも簡単ですよね。

詐欺やなりすましで気を付けたいのは、身分証明書の管理です。申し込みの際、必ず身分証明書の提出を求められます。

  • 運転免許証
  • 健康保険証
  • パスポート
  • 個人番号カード

いずれも、大抵の人が手元に既に持っているものではないでしょうか。詐欺やなりすましの被害に遭う人は、この身分証明書が他人の手に渡ってしまっていることが多いのです。

詐欺やなりすましに遭わないためには、証明書類の管理が重要だと言えるでしょう。

基本的なことですが、被害を避けるためにも、充分に注意しておきたいポイントです。

【こちらの記事も参考にどうぞ!】
審査なし・本人確認なしはヤミ金かも!?カードローン審査の仕組み

契約・利用は本人のみ!名義貸しも絶対ダメ!

カードローン、キャッシング、その他の融資商品は、本人が申し込みをし、契約手続きまでを終える必要があります。第三者が代理で行うことはできません。

中には、親しい友人や他の事情のため、自分の身分証明書を貸してあげよう…と考える優しい人もいるかもしれませんね。しかし、これはれっきとした詐欺、犯罪にあたってしまいます。

  • 他人の証明書類を利用しての契約は有印私文書偽造にあたる

有印私文書偽造は重大な犯罪です。立件されれば確実に逮捕されますし、以下のようなペナルティが科せられます。

有印私文書偽造の罰則は、3ヶ月以上5年以下の懲役となる。罰金は10万円以下となる。

なお、私文書には有印私文書、無印私文書がありますが、カードローン等に利用される私文書は有印私文書にあたり、偽造の際には無印私文書偽造よりも重い罰則が規定されています。

どんな理由があっても、犯罪は犯罪です。前科がついてしまっては、あなたの未来にどんな悪影響が出るか分かりません。決して手を出さないようにしましょう。

高確率でバレる!無人契約機でも本人はしっかり確認!

犯罪の危険性を認識していても、もしかするとバレない方法があるかも?と考えてみると、「顔が見えない無人契約機なら大丈夫なのでは!」と言う人も出て来るかもしれません。

無人契約機は基本的に、閉ざされた空間で機械的なやり取りをし、証明書類も無人契約機に示すだけだというイメージがあるため、その考えも致し方ないでしょう。

しかし、無人契約機でも必ず詐欺・なりすまし行為は見抜かれるということを覚えておくべきです。

一見無人に見える無人契約機は、実は「ブースの中に人がいないだけであり、質問やトラブルが起きた時のため、別室でスタッフが見ている」というシステムなのです。

スタッフの目はごまかせない!無人契約機でも詐欺は不可能!

無人契約機の内部には、監視カメラが存在しています。デリケートな空間ですので、何かのトラブルの時にはすぐに対応するためです。この時、利用者の顔も見えるようになっています。

  • 身分証明書と本人の整合性のチェック
  • その他不審な点があればチェック、声かけ

もしも身分証明書の顔写真と違う顔立ちであったり、本人以外の誰かが一緒にいた場合には、スタッフが声をかけてきます。犯罪を犯すつもりがない人に対しても、万全を期すため、しっかりとした対応をすることでしょう。

逆に言えば、身分証明書を盗まれ、知らない間に勝手な借金を背負わされそうになっても、契約の時点で防いでもらえる可能性が高いとも言えます。巻き込まれる側にとっては、頼もしいシステムだと言えますね。

他社借入がある人は注意?証明書類は統一が吉!

詐欺やなりすましではないとしても、金融機関側が積極的にチェックするポイントとしては、やはり身分証明書のことです。利用者が思った以上に、かなり力を入れたチェックを行っています。

特に他社からの借入が既にあったり、完済していたとしても、信用情報機関に情報が残っている人は、気を付けておきたい点があります。

  • 他社申し込み時と違う身分証明書を利用する時は注意

信用情報機関には、過去数年の申し込み状況が詳細に残っています。どのような証明書類を利用したかも記録されています。

前は顔写真入りの運転免許証を利用したのに、今回は顔写真のない健康保険証を利用しているのはどうしてだろう?と思われる可能性がないとは言えません。

できることなら、前回と同じ証明書類を利用した方が良いでしょう。特に顔写真がない証明書を選択する時には気を付けておくべきです。

ただ、どうしても写真付の証明書類が用意できないと言う人もいるかもしれません。そんな時には住民票などをプラスして提出を一緒に求められます。より厳重に身分証明が可能になるということですね。

各金融機関によって、プラスする証明書は違います。事前に問い合わせや公式サイトでチェックし、用意しておくと良いでしょう。

【こちらの記事も参考にどうぞ!】
保険証のみでOK?カードローンの必要書類をチェックしよう!

被害に遭ったらすぐ相談!支払い義務はありません!

どんなに気を付けていても、人生は何があるか分かりません。もしかすると、なりすましの被害に遭ってしまうかもしれませんね。

  • 借りた覚えのない金融機関から返済の連絡が来る

なりすましによる被害の発覚は、大抵は金融機関からの連絡によるものです。金融機関側としては、返済が滞っていることに疑問を感じ、できるだけ早く返済するように連絡をするわけです。

しかし、被害者はこの時初めて、自分がなりすましに遭ったことを知るでしょう。かなりショックを受けるでしょうが、できるだけ早い対応をすることが大切です。

  • 金融機関になりすましの可能性を説明すること
  • 返済のための支払いを停止してもらうこと

まず金融機関に対し、なりすましである可能性が高いことを説明する必要があります。

また、あなたの信用情報にも関わりますので、事実が確認できるまでは、返済を停止してもらうように要請しましょう。

大抵の金融機関には、このようなトラブルに対するマニュアルが用意されています。決して被害者の不利になるような対応はされませんので、安心して話をしてみましょう。

また、詐欺による本人名義の借金は、基本的に支払い義務がありません。ただし一度でも支払いをしてしまうと、「支払い意思がある」とみなされ、その後も支払うように求められる可能性もあります。充分に注意して下さいね。

とにかく急げ!次は警察に被害届を提出しよう

金融機関に相談したら、その次は警察に連絡をすることが第一です。簡単に言ってしまえば、被害届を提出するということになります。面倒だと思うかもしれませんが、これは非常に重要です。

  • 被害届がなければ金融機関に詐欺だと認識されない可能性がある

警察に被害届を出さない限り、たとえなりすましを金融機関側が把握していたとしても、法的な根拠が持てなくなります。

そのため、詐欺だという確証を得られないため、あなたに支払い義務が発生する危険性が存在するのです。

金融機関側としても、おそらくなりすましの詐欺であることは分かっていることでしょう。しかし、犯罪に対する手続きは、法に基づいた順番が必要です。警察だからと言って面倒がらず、素早い対応を行いましょう。

自分じゃ対応しきれない!そんな時には専門家!

中には被害の発覚が遅れ、1社だけではなく、数社からなりすましで借入をされてしまったり、既に返済遅れとされて信用情報に傷が付いているケースも考えられます。

こうなってくると、仕事や生活に追われる中、個人で対応するのはかなりハードルが高くなってしまうことでしょう。

  • 対応しきれない時には弁護士や司法書士に相談する

弁護士や司法書士は、様々な分野の法律に詳しい人たちです。特にお金関係を得意としている人もいます。そのような専門家に相談した方が、スムーズにトラブルを解決できるはずです。

専門家に頼むとお金がかかってしまう…という問題を気にする人は、定期的に開催されている、弁護士による法律無料相談に足を運んでみてはいかがでしょうか。比較的頻繁に、行きやすい場所で開催されています。

お住まいの地区の公式サイトで日程を調べることができますので、必要な人はぜひチェックしてみて下さいね。

なりすましは完全に詐欺!関わらないことが一番です!

なりすましによっての借金は、法律で完全に禁止されています。自分や知人友人、親類がどんなに困っていても、絶対に手を出してはいけません。

もしもなりすましが発覚すると、あなたが被害者であればまだしも、逆に犯罪を犯した側であれば、前科がつく上に、信用情報で、今後決して貸してはいけない危険人物だと記録されてしまうことでしょう。

また、自分が巻き込まれる危険を防ぐためにも、身分証明書や証明書類に利用できるものは、厳重な管理が必要です。これを機会に、改めて見直してみてはいかがでしょうか。

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