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カードローンが使えない?利用停止を解除する方法はあるのか

カードローンは、急にお金が必要になったときや、手持ちがたりないときに、コンビニATMなどからお金を借りることができるとても便利なものです。

でも、いざ利用しようとしたらカードが使えない、お金が引き出せない、といったことが起こることがあります。理由を考えてすぐには分からない人もいるでしょう。

今回は、突然起こるカードローンの利用停止について、その理由と解除する方法、そのようなことが起こらないようにするにはどうしたらいいかをご紹介します。

今まさにカードローンが使えなくなっている人は対策の参考となれば、また申し込もうとしている人は、いざというとき慌てないための知識としてお役立てください。

突然引き出せない状態に…なぜ利用停止になるのか

昨日まで何の問題もなく使えていたのに、突然引き出せなくなった、使えないといったことが起こることがあります。もちろんそれには理由があります。

新たな借り入れをして総量規制の範囲を超えたので利用停止

総量規制とは、消費者金融に適用されるもので、個人に対し収入等年収の3分の1を超える貸し付けをしてはならないという規定のことです。

もし他社から新たな借り入れをしたのなら、総量規制の範囲を超えた貸し付けになった、あるいは利用限度額の増額を申し込んで対象になった可能性もあります。

銀行は総量規制が適用されないので、3分の1を超えての貸し付けは可能ですが、審査の上支払能力に問題ありとされた場合は利用停止になる可能性があります。

いずれにせよ、返済に不安がある人は、必要以上の借り入れや利用限度額の増額をせずに、現状の範囲内での借り受けにとどめることが望ましいといえます。

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契約中に満70歳になったので利用停止

契約中に満70歳になって、利用ができなくなるということがあります。カードローンが申し込める対象年齢は、満20歳から69歳としている金融機関が多いです。

そのため、誕生日を迎え70歳になると利用対象外になりますので利用停止になります。ただし、ほとんどの金融機関では、事前に連絡があると思うので、突然停止ということはないと思います。

高齢になると収入も減り、完済まで健康でいられるかどうかにも不安が生じますので、金融機関としては、貸すにはリスクが高いと判断しているのです。

契約違反等を起こしたので利用停止

  • 住所変更などの届け出をしなかった
  • 返済遅延が続いた
  • その他契約違反行為をした

契約書で禁止されている行為をしたり、住所や連絡先などの変更を理由もなく届け出なかった場合には、利用停止になる可能性があります。

また、返済遅延が続いていると返済能力が疑われ、新たな貸し付けをしても返済されないと判断されますので、利用停止になる可能性が高くなります。

他にも、金融機関が妥当と判断した場合は利用停止の措置が執られます。要するに、約束を守らない、嘘をつくような人は信用できないからお金は貸しません、ということです。

カードローンの利用停止を解除する方法はあるのか

利用停止の可能性として、3つ取り上げました。では、これら利用停止の原因を解決し、利用を再開することはできるのでしょうか。

他社の契約を解除すれば可能性あり

他社からの借り入れをしてから利用停止になったのであれば、合計して収入の3分の1を超えての借り受けをしている可能性があるので、すぐに確認をする必要があります。

もし、収入の3分の1を超えていたら、他社もしくは現在の契約内容を見直したり解約すれば、利用再開できる可能性が出てきます。

すぐに利用再開とは行かないかもしれませんが、早め早めに対処して、契約金融機関にその旨連絡して、利用停止を解除してもらうようにお願いをしてください。

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70歳を超えてしまったら解除や再契約は難しい

ほとんどのカードローンでは、利用できる年齢の上限を70歳未満としています。年齢制限の問題ばかりは解消のしようがありません。

70歳以上でも利用できるカードローンがあるかといえば、地方や中小の金融機関であれば、審査が比較的緩めなので利用できるかもしれませんが、数は少ないと思います。

注意しなければならないのは、ヤミ金などの違法業者から借りることです。法外な利息や取り立てで、余計に苦しくなるだけですので、決して手を出さないでください。

年金や預貯金では足りないという場合は、不動産などがあればそれを担保に借りるか、各自治体の福祉相談窓口などに相談をした方が現実的といえます。

契約違反での停止は解除されにくい

金融機関としては、信用のできない人に対して貸し付けをしたいとは思いません。届け出忘れ、支払遅延といった行為は、著しく信用を落とす行為ですので、利用停止はやむなしでしょう。

住所変更などがあったらすぐに届け出る、支払遅延をしていれば一括して返済をする、というように、まず信頼を回復させることが重要です。

金融機関に相談して、違反行為を解決し、利用停止の解除を申し出をしてください。即日解除というわけにはいきませんが、一定期間が経てば解除されると思います。

信用をなくしたわけですから、そう簡単に解除してはもらえません。信頼が回復するかしないかは、なくしてからどう行動するかで変わります。

信頼回復まで一定期間必要であると覚悟した上でやれることをやって、あとは金融機関から連絡を待つのが最善最速の方法だと思います。

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カードローン審査基準と信用情報機関の存在

カードローンを利用するには、誰でも例外なく審査を受けることがご存じかと思います。では、審査ではどのようなことをするのでしょうか。

審査でチェックされる項目とは

  • 住所、氏名などの個人情報
  • 職業、勤務状況
  • 年収
  • 家族構成
  • 居住形態
  • 健康状態
  • 他社からの借り入れがあるか
  • 過去に金融事故を起こしているか

審査項目というのはどの金融機関でも公開しておらず、問い合わせても教えてもらえないのですが、上記のような項目について審査をしているといわれています。

身元確認や身辺調査のような内容で、これらを審査して、返済能力があると判断されれば審査通過となり、晴れて契約ということになります。

他社からの借り入れがあるかが審査項目に含まれています。ここで総量規制の範囲内であるか、また他社借り入れの返済を滞りなく行っているか、つまり信用できる人かをチェックしています。

金融事故とは、各種公共料金やクレジットカードの未払い、自己破産といった、何かしらの金融トラブルのことをいいます。金融事故を起こしていると、信用を失い返済能力を疑われ、審査に通らない場合があります。

金融事故情報を管理する信用情報機関とは

金融事故情報の他、金融機関と取引をした申込者の個人情報を一括管理するのが、信用情報機関というところで、金融機関はこの信用情報機関に照会し、申込者の情報を確認しています。

もちろん、他社からの借入額もこの機関に登録されているので、総量規制の範囲内かどうかも確認できますし、返済遅延を起こしているかも確認できます。

他社との契約なのになぜバレてしまったのか、不思議に思っていた人もいるかもしれませんが、この信用情報機関が大きな役割をしていたのです。

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利用停止にならないようにするには

カードローンが利用停止になり、引き出せない、使えないといったトラブルについて、その理由と解除方法を説明してきましたが、そもそも利用停止にならないようにすることが大切です。

計画的に利用すれば利用停止にはならない

  • 利用限度額をむやみに増やさない
  • 他社との契約は慎重に
  • 返済は忘れずにする
  • 契約に違反する行為はしない
  • 満70歳になった時のことを考えておく

利用限度額を増額したり、他社との契約をするときは、収入の3分の1を超えていないか、返済はできるか、といったことを確認してからにした方がいいと思います。

返済や届け出を忘れると、その時点で信用度が低下してしまいます。金融機関との信頼関係を築くことはとても大切なことです。今後の増額や新規契約に影響が出ますので、忘れないようにしてください。

【参考記事】
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