手軽にお金を借りる方法として有名な「カードローン」。ちょっと興味があって使ってみたい…と考えている方も多いはず。
しかしお金を借りるには当然ながら、申し込みは必須。
さらに申し込みをするだけでなく、「必要書類」を提出する必要があります。
カードローンの申し込みにおける必要書類と言えば「身分証明書類(本人確認書類)」と「所得証明書類」が主ですが、それぞれどのようなものが対応するのか、提出する際の注意点など実は知っておきたいポイントがたくさんあるんです。
あまり取り上げられることがない「必要書類」について今回は解説していきます。
カードローンを申し込むにおいて、必ず提出を要求されるのはなんといっても「身分証明書類」です。
「本人確認書類」と言われることもありますが、表している意味は同じ。結局は「どのような人か証明できるような書類」ということですね。
何か特別なものを用意しなければならないの?と心配になる方もいるかもしれませんが、大丈夫。
わざわざ特別に書類を取り寄せたりするような必要はまったくありません。
基本的に「本人確認書類」「身分証明書」という記載がある場合、運転免許証があればそれでOKです。
こういった書類において運転免許証がベストと言われている理由は
と、本人確認において正確性が高いものだからです。カードローンでわざわざ顔を見るわけではありませんが、信頼性が高い書類だから好まれる、と思っていただければいいでしょう。
同様に
などは身分証明書としての信頼性が高いと言えるでしょう。もちろんこれらの書類でもOKです。
また、住民基本台帳カード(写真付き)も有用ですが、現在は住民基本台帳カードの新規の作成申請は受け付けておらず、マイナンバーカードに移行するようになっています。
ただ、住んでいる都市などによっては車が不要だからと運転免許を取得していない方も多いと思います。
「運転免許証がないとお金を借りるのは難しいの?」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。運転免許証やパスポートなど、写真付きの身分証明書がないという方でもカードローンで問題なくお金を借りることが可能です。
写真付きの身分証明書がない場合は「健康保険証」のコピーを提出するのが一般的です。
氏名・住所が記載されている部分がわかるように提出します。
「犯罪収益移転防止法」という法律が改正されたことにより、平成28年10月から、顔写真付き身分証明書ではない場合、健康保険証などに加えて、他の本人確認書類を1点追加で提示しなければならなくなりました。
例えば健康保険証と住民票のコピー、といった感じです。下記のもののコピーが追加書類として認められています。
法律として対象となっているのは「クレジットカード会社」や「金融機関」であり、消費者金融の場合ははっきりと含まれていません。そのため会社によっては健康保険証のみでOK、というところもあるなど対応にまだばらつきがあるのが実情です。
ですが、記載がなくてもいつ提出を要求されるかわからないため、念のため用意しておくべきでしょう。
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助けて…プロミスに申し込みしたけど落ちた!審査に基準があるの?
基本的に本人確認書類は運転免許証などの「写真付きのもの」、あるいは健康保険証などの「写真なしのもの(+他の本人確認書類)」のどちらかを提出すれば問題ありません。
が、他にも本人確認書類として提出しなければならないケースもあります。
まず1つ目は、日本国籍ではない方です。外国籍だけど永住権があるという方の場合、
の2点も併せて提出する必要があります。例えばパスポート+上記の2点、といった感じですね。
そして2つ目は、現住所が本人確認書類と住所が違う場合です。
この場合は先程の健康保険証の追加書類と同様に、
のコピーも併せて提出しましょう。
住民票や公共料金の領収書などは発行してから6ヶ月以内のものが有効とされます。
身分証明書(本人確認書類)を用意することが出来れば、基本的にはお金を借りる上で困ることはありません。
…が、それだけでは「ちょっと足りない」とも言えます。
「よりスムーズにお金を借りたい」と思うのであれば、「収入証明書類」も用意しておくべき、と断言してもいいくらいです!
どうして収入証明書類が必要なのか、どのような書類を用意しておけばいいのか…といった部分をこのトピックでは説明していきます。
あなたがカードローンで借りたい金額はいくらでしょうか?5万円?10万円?それとももっと高い金額ですか?
希望する借り入れ金額によっては、収入証明書類を提出しなければなりません。
となる際、必ず収入証明書類を提出します。
これは、消費者金融に適用される法律である「貸金業法」の中で定められている「総量規制」に基づいたもので、当然ですが提出しないとお金を借りることはもちろん出来ません。
対して、「レイク」や「三井住友銀行カードローン」といった銀行系カードローンと言われる「総量規制対象外」のカードローンの場合は、消費者金融と違い収入証明書類について「絶対」として決められたルールはありません。
しかしながら、一定金額以上の借り入れの際に収入証明書類を提出しなければならないのは消費者金融と同じです。
すべての商品を網羅することは流石に出来ませんが、有名所の銀行系カードローンの収入証明書類を提出しなければならないボーダーラインを簡単にではありますがまとめてみました。
金融機関名 | 必要金額 |
---|---|
みずほ銀行 | 希望額が200万円以下 |
三井住友銀行 | 希望額が50万円超 |
三菱UFJ銀行(バンクイック) | 希望額が200万円超 |
レイク | 100万円超を契約する際 |
楽天銀行 | 金額によらず必須 |
セブン銀行 | 金額によらず不要 |
オリックス銀行 | 利用限度額が50万円超 |
ソニー銀行 | 希望額が300万円超 |
各社によってかなりバラバラなのがおわかりいただけるかと思います。
基本的には希望する借り入れ金額が少なければ不要、という点は消費者金融と共通していますが、50万円のところもあれば300万円まで不要と、かなりの差があることがわかりますね。
だいたいどのようなボーダーラインで収入証明書類が必要となるのかおわかりいただけたかと思います。
それでは、収入証明書類として認められる書類はどのようなものなのでしょうか。
多くの会社で有効とされている「収入証明書類」は
などです。…が、これも会社によって受け付けている書類が微妙に違ったりします。
明記されていないだけで、問い合わせれば使用できる可能性もゼロではありませんが、他にリストアップされている書類を提出するほうが確実でしょう。
例えば、「アコム」で受け付けている所得証明書類は「源泉徴収票・給与明細書・税額決定通知書・所得証明書」のいずれか1点ですが、「SMBCモビット」で受け付けているものは「源泉徴収票・税額通知書・所得証明書・確定申告書・給与明細書」となっています。
かなり高い確率でどこでもOKと言えるのは「源泉徴収票」なので、どこで借りるか決めていないけれど、所得証明書類を用意しておきたい、と考えている方は源泉徴収票を1枚用意しておけばいいでしょう。
当然ですが最新のもののみ有効ですので、その点にはご注意くださいね。
【こちらの記事も参考にどうぞ!】
カードローン源泉徴収票を用意したのに収入証明書不要って何故?
先程の「楽天銀行」のカードローン、 楽天銀行スーパーローンのように、商品によっては借入額にかかわらず所得証明書類を提出しなければならないケースもあります。
他にはSMBCモビットの「WEB完結」という商品がこれに該当し、借入金額が50万円未満(かつ他社からの借り入れも合計して100万円未満)であっても必ず所得証明書類を提出しなければなりません。
他、地方の金融機関のカードローンでもたまに所得証明書類が必須となるところもちらほら見られますので、しっかり商品説明書に目を通して自分が申し込む際に必要な書類は何なのかを把握しておくことが大切と言えるでしょう。
また、基本的に希望する借入額が一定額を超えない限りは特別所得証明書類は不要…ですが、審査において「所得証明書類がほしいな」と(お金を貸す)会社側が判断した場合、書類の提出を求められることもあります。
具体的には転職してまだ年数が経っていなかったり、他社からの借り入れがある場合などですね。もちろんその他の理由でも要求されることもあるでしょう。
「こうすれば絶対に所得証明書類を提出しなくてもいい」ということはなく、カードローンの申し込みをする時点で(自身に収入がある場合は)所得証明書類を提出される可能性はある、といってもいいでしょう。
なので、身分証明書類はもちろんのこと、所得証明書類も用意しておくことでスムーズに手続きが進みます。
カードローンを利用する方の中には「できるだけ早くお金を借りたい」と考える方も多いと思います。
こういった書類を事前に用意しておくことで、不要であればそれでいいですし、仮に必要になったときはスムーズに提出することが出来、言われてから書類を用意するよりも早くお金を借りることが出来ます。
「身分証明書類」及び「収入証明書類」はカードローンを利用する上で「基本」とも言える必要書類といっても過言ではありませんが、利用する商品や会社によってはそれらに加えて必要となる書類もあります。
どのような書類が、どのようなケースで必要となるのかをこのトピックでは見ていきたいと思います。
求められる機会が多い書類は「通帳」や「印鑑(銀行印)」です。
特に地方銀行・信用金庫のカードローンを利用する際は、申し込みの際には不要であっても、契約の際には通帳を提示しなければならないケースがあります。
また、書類とは少々ずれますが、銀行系カードローンの場合、「口座の保有」が申し込みの条件となることもあります。カードローンの申し込みと同時に口座の開設申し込みも可能なケースが多いですが、口座の開設後でないと審査に進めないので注意が必要ですね。
また、印鑑は契約時に押印が必要なケースもありますので、こちらも書類としてくくるのは少々違いますが、必要になるものです。特に銀行系カードローンですと、契約印(銀行印)でないとダメ、ということもあるので気をつけておきたいですね。
基本的にカードローンは「保証人」及び「担保」が不要の、無担保・無保証人のローンです。
そのため他人に迷惑をかけることなくお金を借りることが出来るのでこれだけ人気があるといっても過言ではないでしょう。
しかし、中には「担保」が必要な少々特殊な商品もあります。代表的なのが「不動産」を担保としてお金を借りるカードローンです。
不動産を担保にすることでより大きな金額を借りることが出来、ビジネスローン(一般的なカードローンでは利用できない事業用資金として利用できるカードローン)やシニア向けのカードローンでたまに見かけることがあります。
そんな不動産を担保にしたカードローンを利用する際は、当然ながら担保とする不動産に関する書類が必要となります。
どのような書類が必要となるかは審査(仮審査)の結果や商品によって変わりますが、権利書などを用意しておけばいいかと思います。
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担保の有無でローンを徹底比較!カードローンのメリットとは?
カードローンの審査には、必ず「在籍確認」があります。
在籍確認とは、申込時に記入した勤務先に電話をかけることで、本当に申込者がその会社に勤務しているのかを確認するためのもので、仮に在籍確認が取れなかった場合、審査に落ちてしまうことも十分に考えられる、なにげに審査の上で重要なポイントです。
しかし、会社が在籍確認を受け付けているならばいいものの、そうでないケースもたまにあります。
さらに、そういった会社では「そもそも在籍確認を受け付けていない」ということもあります。
…となると、そういった派遣会社に登録して働いている人の場合、カードローンでお金を借りることは出来ないのでは?と思いますよね。
そんなことがないように、在籍確認に対応していない会社の場合は、在籍確認の代わりに「在籍証明書」という書類を別途発行してくれますので、そちらを提出することで在籍確認とすることが可能です。
…しかしながら、カードローン会社の中には「電話連絡でないと認められない」というところもままあります。
ご自身の会社が在籍確認の電話を受け付けていない場合、まず申し込む前に「こういう事情があって在籍確認の電話を受けることが出来ないが、代わりに在籍証明書を提出することで審査を受けることが出来るか」と聞いてみるといいでしょう。
OKであればそのまま申し込んでもOKですし、ネットから改めて申し込んだ後電話で再度連絡するなど、オペレーターさんの指示に従ってください。
シンプルなようで意外にも奥が深い?必要書類。「思ったよりも面倒かも…」と思った方もいるかもしれませんね。
今回の記事でざっと紹介してきましたが、その上で「○○の場合ってどうすればいいの?」という疑問が浮かんできた…そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか?
お金を借りる際の書類って、本当に運転免許証などの本人確認書類以外は会社・商品・立場などによって必要とされるものがバラバラで把握するのが大変です。
なので、最後となるこちらのトピックでは必要書類に関して、皆さんが抱きやすいと思われる、必要書類に関する「疑問」をいくつか取り上げ、その回答及び解説をしていきたいと思います。
最近では働き方の幅も増えて、個人事業主の方も増えてきたような印象があります。
個人事業主(自営業)の方の場合、必要となる書類が会社勤めの方に比べて多いなどの違いが出ることがあります。
基本的には借りたい会社のホームページなどで、利用したいと思う商品の詳細や、「よくある質問(Q&A)」などを見ていただき、そこに別途必要な書類が明記されているようでしたら、それに従っていただくのが確実です。
よく見られるケースは
といったところですね。
営業状況に関する書類は、先方から提示されたフォーマットに情報を記入するもので、こちらで別途書類を用意しておく必要は基本的にないと思っていただいて大丈夫です。
【こちらの記事も参考にどうぞ!】
徹底解説!個人事業主や自営業がカードローンの審査を通過するコツ
自身に収入がない専業主婦の方がお金を借りようと思う場合、基本的に消費者金融からはお金を借りることが出来ず、銀行系カードローンからの借り入れがメインとなるでしょう。
その場合の必要書類は「身分証明書類」の提出のみというのが一般的で、夫の収入証明書類や身分証明書類を提出することはありません。
しかし、消費者金融から専業主婦の方がお金を借りようと思った場合は「配偶者貸付」という制度を利用することになり、以下のような書類が必要となります。
必要な書類 | 書類の内容 |
---|---|
配偶者の同意書 | 収入がある配偶者(この場合は夫)が配偶者(妻)の 配偶者貸付の利用に同意することを証明する書類 |
婚姻関係を証明する書類 | 住民票や戸籍抄本など、夫婦関係がわかるもの。 事実婚の場合は住民票(ただし続柄に「夫(未届)」と 記載があるものに限る |
配偶者の収入証明書類 | 借入金額が一定(1社から50万円、 他社からの借り入れ合計100万円)を超える場合のみ |
大手の消費者金融は配偶者貸付を受け付けているところは少なく、もう少し規模が小さい会社、いわゆる中規模や小規模の消費者金融で利用するかどうか…といったところでしょう。
手続き的にも、必要書類的にも専業主婦の方の場合は自身の身分証明書類だけでOKな銀行系カードローンの利用をおすすめします。
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専業主婦でも借りれるカードローンなんて有るの?即日利用だって可能
申し込みをしてから必要書類を用意することにはなんら問題はありません。
ただし、商品によっては申込時に身分証明書類を同時に提出しなければならないこともありますので、身分証明書類だけは申込時に用意しておくことをおすすめします。
出来るだけ早くお金を借りたいのであれば、必要になりそうな書類は一通り用意しておき、それから申し込むようにしたほうがいいでしょう。
一昔前でしたら、書類はコピーして郵送で提出、あるいはコンビニや自宅からFAX…というのが一般的ではありました。
が、流石に今は時代がすすんでいますので、もっと手軽な方法があります!
一つ目は「スマホなどで写真を撮影してEメールで送る」。これはいわゆるガラケーでも出来ますし(ただ解像度が低いので、ガラケーで撮影した場合「受け付けられない」と言われる可能性もゼロではありませんが…)、もちろんスマホなら余裕です。
運転免許証などの写真を撮影し、Eメールに添付して送るだけなのでお手軽です。
さらにお手軽と言えるのが、二つ目の方法である「専用アプリの使用」。
これはアプリを提供している会社が限られているのですが、大手消費者金融である「アコム」「プロミス」「SMBCモビット」や、元消費者金融で、現新生銀行カードローンの「レイク」などは専用アプリを提供しています。
このアプリを手元のスマホにダウンロードすることで、アプリから申し込みが行える他、必要書類の提出もアプリ内からスムーズに行えます。
アプリの指示に従うだけなのでスマホの操作が苦手という方でもやりやすく、個人的にはオススメの方法です。
最近は郵送で契約するよりも「ネットで申し込みをし、ネットで契約し、ネットで利用する」と、ネット経由での利用が一般的となっています。
スマホを持っているならどんどんアプリなどを活用していきたいですね。
カードローンの審査において、書類が足りない、正しくないなどの「書類不備」は審査落ちの原因に十分なりえます。
審査落ちまではいかなくとも、スムーズに審査を進め、できるだけ早くお金を借りるためにはきちんと正しい書類を用意しておくことが必要不可欠です。
特に気をつけていただきたいのが所得証明書類などの「有効期限」です。基本的に最新のものでないと受け付けられないので、給与明細書など用意しやすいものはきちんと保管しておきたいですね。
商品説明書や各社のホームページなどに、必要となる書類はきちんと明記されています。
その上で「この書類を使いたい」と思ったり「この書類はどうすればいいのかな」と思ったら電話などで、申し込み前に質問しておくといいでしょう。
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