銀行の中にはカードローンを何種類か提供しているところが有りますが、西日本シティ銀行には6種類ものカードローンが有ります。この中には利用者が限定されるものも有りますが、一般向けだけでも3種類提供されています。
ただし一般向けと言ってもやはりそれぞれ性格が違っており、申込みできる人は申込条件によって規定されています。例えば女性向けとされていても専業主婦では申込めない事になっていたりするので注意しなければなりません。
また一般向けとは言っても西日本シティ銀行は地方銀行のために、営業地域が決めれれており、全国から申込みができるわけではなく、申込みを考える場合には自分が申込可能なのかどうかの確認が必要になります。
西日本シティ銀行の6つのカードローンのうち3つは条件は付きますが一般向けのもので、残りの3つは教育向けやリバースモーゲージなど利用者が限定されているものになっていて、それぞれ利用条件が違っています。
一般向けのほうの3つのカードローンではそれぞれ利用限度額の上限が決められており、10万円単位で審査によって提供される金額とそれに合わせた金利が決まることになっています。
利用者が限定されるものについては、用途別に利用方法が異なりますから、もし利用してみたいという場合には、利用方法をよく理解しなければなりません。場合によっては連帯保証人が必要になるものもあるので注意してください。
西日本シティ銀行の6つのカードローンの種類と用途は次のようになってます。
カードローン | 用途 |
---|---|
NCBキャッシュA | 事業用途以外の一般向け |
キレイのトビラ | 事業用途以外の女性向け |
V-CLUB | 事業用途以外の一般向け |
NCB EZ教育カードローン | 子供の教育資金向け |
NCB 学生奨学ローン | 学生専用 |
リバースモーゲージ 輝く明日へ | リバースモーゲージ |
事業用途以外で何にでも利用出来るカードローンが上から3つのもので、それ以外は利用者が限定される用途が限られているものです。ただしキレイのトビラは何にでも利用はできますが利用は女性に限られています。
そこでまずカードローン利用で最も気になる利用限度額と金利を一般向けの3つのカードローンについて調べてみましょう。
NCBキャッシュAの利用限度額は10万円以上300万円以下で10万円単位で設定され適用される金利は次のようになっています。
利用限度額 | 金利(年利) |
---|---|
10万円以上100万円未満 | 14.95% |
100万円以上200万円未満 | 14.00% |
200万円以上300万円以内 | 13.00% |
キレイのトビラの利用限度額もNCBキャッシュAと同じように10万円以上300万円以下で10万円単位で設定され適用される金利は次のようになっています。
利用限度額 | 金利(年利) |
---|---|
10万円以上100万円未満 | 12.95% |
100万円以上200万円未満 | 12.00% |
200万円以上300万円内 | 11.00% |
表を見れば分かりますが、NCBキャッシュAよりも2%金利が低くなっており、その分有利な利用ができます。
V-CLUBは後で説明するように申込条件が厳しくなっているので、NCBキャッシュAやキレイのトビラよりも高額利用ができるようになっており、利用限度額は50万円以上1000万円以下で10万円単位で設定されます。
適用される金利は次のようになっています。
利用限度額 | 金利(年利) |
---|---|
50万円以上500万円内 | 7.10% |
500万円超600万円以内 | 6.00% |
600万円超700万円以内 | 5.00% |
700万円超800万円以内 | 4.00% |
800万円超1000万円以内 | 3.00% |
表を見れば分かりますが適用される金利も他の2つに比べてかなり有利な設定になっています。
これに対して利用者が限定されている3種類のカードローンの利用限度額は次のようになっています。
NCB EZ教育カードローンは子供の教育資金に利用するためカードローンと言っても目的別ローンの一種と考えることができます。利用限度額は50万円以上1000万円以下で10万円単位で設定されます。
金利は利用限度額に関わらず年利4.8%ということになっており、一般向けのV-CLUBに比べても利用金額によっては有利な借り入れができるような設定になっています。
こちらは学生本人向けのカードローンですが返済は卒業後ということになっており、実質的には貸与型奨学金とほぼ同じ様な位置付けになります。ただし在学中も利息だけは支払う必要が有るので注意が必要です。
利用限度額は10万円以上100万円以下で10万円単位で設定され、金利は在学中が2.0%、卒業後は西日本シティ銀行短期プライムレート+2.825%(現在は年利4.8%)となっています。
ただし学生では不安が有るため、このカードローンの利用には連帯保証人が必要になるので注意しましょう。
リバースモーゲージ 輝く明日へは名前にもあるようにリバースモーゲージで利用限度額は次のようになっています。
戸建住宅の場合 | 100万円以上5000万円以内 |
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マンションの場合 | 100万円以上3000万円以内 |
金利は利用限度額に関わらず3.475%ということになっています。
返済は死後担保になった不動産で支払うことになるので、生前は借入した分の利息のみということになっているのが普通です。リバースモーゲージによっては利息も死後に不動産で支払う形のものも有ります。
リバーズモーゲージは不動産を有効活用するという意味では良い利用方法ですし、老後を豊かに過ごすためにも上手に利用すれば良いと思いますが、死後は不動産が金融機関に渡りますから、相続人との協議が必要でしょう。
一般向けと言っても、申込条件はそれぞれ違っていて、NCBキャッシュAは一般的なカードローンと言えますが、その他については女性限定であったり、収入制限が有ったりするので申込みができない場合も出てきます。
西日本シティ銀行の一般向けのカードローンの場合、申込条件の前提に安定収入と言う項目が有りますが、専業主婦が申込めるものと申込めないものが有るので専業主婦の人は予め申込可能かどうか調べてみてください。
もう一つ注意しなければならないのが営業地域で、地方銀行である西日本シティ銀行の場合も営業地域に居住しているか勤務していなければ申込みをすることができません。申込みを検討する前にまず確認が必要でしょう。
以下一般向けカードローンについて調べていくことにしましょう。
NCBキャッシュAの申込条件は次のようになっています。
収入については詳細に明示されてはいませんが、単に収入が有るだけではなく安定した収入が求められると考えられます。
キレイのトビラの申込条件は次のようになっています。
年齢制限が60歳以下になっているので高齢者には利用できないということになります。
V-CLASSの申込条件は次のようになっています。
V-CLASSは400万円以上の収入が有るか住宅ローンが契約できるような金融機関として信用できる人が対象ということになります。
カードローンを利用したいと考えるのは、家計を管理している主婦が多く、特に専業主婦は自分の収入が無いため思うように借入れができず、常々カードローンを借りたいと考えている人が意外にたくさんいます。
しかしカードローンには返済が伴いますから、金融機関の方もそう簡単には融資ができず、借り入れを断念する場合が多くなります。
西日本シティ銀行のカードローンを見てみると一見キレイのトビラが弱い立場の女性でも借りられそうに感じられますが、実際にはキレイのトビラでは専業主婦もパート、アルバイトも年金受給者も借りることができません。
これに対してNCBキャッシュAの場合にはこれ等の人でも融資が受けられることになっており、意外に柔軟性のあるカードローンだということが分ります。
ただし専業主婦の場合には配偶者に収入が有ることが前提です。
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もう一つ申込条件で注意が必要なのが申込可能地域です。西日本シティ銀行は地方銀行ですから全国的に支店網が有るわけではありません。したがって、これらのカードローンが申込めるのはこれ等の店舗が有る地域に限られています。
現在西日本シティ銀行の支店は九州各県の他、山口県、広島県、岡山県、大阪府、東京都となっていますが、このうち大阪支店と東京支店では扱いが無く、その他の支店の営業範囲内に居住あるいは勤務していれば申込みができます。
ただし、九州以外の各県の場合には支店数が1店舗か2店舗になっているためそれほど大きな範囲で営業はしておらず、利用できるのはごく限られた範囲となり、利用を考える場合には自分が申込めるかどうかよく確認して下さい。
このため、地方銀行の中にはインターネット上に支店を作って、この支店の利用者ということで、全国からの利用を可能にしているカードローンの提供を行っているところもあります。
複数のカードローンを提供している場合には、営業地域内だけとしているものと、営業地域外からも利用出来るものの両方を提供している場合も有り、1つだけを見て諦めるのではなく全部を確認することも必要です。
ただし、金融機関と言うのはカードローンだけではなく、定期預金とか、住宅ローンを利用してお付き合いを深めれば、信用ができて様々な金融商品が有利に利用できるようになるため、近くに店舗のある所を選ぶほうが先々お得な人もいます。
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NCBキャッシュAは申込条件も緩く、最も多くの人が申込める西日本シティ銀行一押しと思われるカードローンで、西日本シティ銀行の普通預金口座を持っていればWEB上から申込みが可能ですが、持っていない場合は店舗に行く必要が有ります。
キレイのトビラは女性専用のカードローンですが申込方法はNCBキャッシュAと同じように西日本シティ銀行の普通預金口座を持っていればWEB上から申込みが可能です。しかしやはり持っていない場合は店舗に行く必要が有ります。
V-CLASSは年収等による縛りが有り、誰でも申し込めるわけではありません。また申し込みは郵送による書類のやりとりが入ることになるため面倒ですが、普通預金口座を持っていれば店舗に行く必要はありません。
では次に実際の申込方法を調べていきましょう。まず利用までの手順は一般向けの場合は共通していて、次のようになっています。
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申込みはパソコン、スマホ、電話から行います。審査の結果は女性オペレータから電話で行われます。ここまでは3つとも共通しています。
次に借入申込書を記入したら、郵送か店舗に行って契約を行いますが、NCBキャッシュAの場合には契約もWEB上から行うことができるようになっており、すぐに契約処理ができます。
キレイのトビラとV-CLASSの場合も流れはNCBキャッシュAは変わらず、まずはパソコン、スマホ、電話から申込みを行うことになります。審査結果も同じように女性オペレータから電話で行われます。
しかし契約はWEB上からは行えませんので、借入申込書を作成して郵送或は店舗に行って提出しなければなりません。
郵送の場合には時間がかかってしまいますから、急ぐ場合には店舗に行った方が良いでしょう。
最初の申込み時に入力した情報と借入申込書に記載した情報に食い違いが有った場合には、申込み処理に時間がかかったり、申込みが認められないようなことも有るので、そういった食い違いが無いように慎重に記入してください。
申込みに必要な書類は次のようになっています。
またV-CLASSの場合には次の書類も必要になります。
またこの他に西日本シティ銀行が必要と認めた書類が必要になる場合が有るとされているので、詳細は西日本シティ銀行に問い合わせをしてみてください。
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カードローンで重要なのは借入れと言うよりも返済です。返済でつまずいてしまうと、社会的な信用が崩壊する事にもなるため、カードローンは借入れ前に必ず、返済について考慮しておかなければなりません。
一般向けの3つのカードローンはどれも返済方式が残高スライド方式が採用されており、利用残高が大きくなると返済額が大きくなります。例えばNCBキャッシュAの場合最低5000円、最大になると月4万円の返済が必要です。
ですから借入れ前に自分は月々いくらまでなら返済できるのかを予め確認して、その金額に抑えるためには借入れは幾らまでにしておかなければならないのかを調べておく必要が有るでしょう。計画的な利用が必要なのです。
次にカードローンを利用する際、本来最初に考えておかなければならない返済について調べてみましょう。西日本シティ銀行のカードローンの返済方法は次の様になっています。
まずNCBキャッシュAの場合には毎月10日に西日本シティ銀行に持つ普通預金口座から自動的に返済が行われますので、残高に注意していれば返済忘れは発生しないでしょう。
キレイのトビラの場合もやはり同じように毎月10日に西日本シティ銀行に持つ普通預金口座から自動的に返済が行われますが、これに加えて任意に返済を行うことができて、この場合にはATMの返済画面からの操作で行うことができます。
V-CLASSの場合はNCBキャッシュAと同じで毎月10日に西日本シティ銀行に持つ普通預金口座から自動的に返済が行われます。
返済方式はいずれも残高スライド方式が採用されていて、それぞれの月々の返済額は次のようになっています。
返済日前日の借入残高 | 月々の返済額 |
---|---|
20万円以内 | 5000円 |
20万円超50万円以内 | 1万円 |
50万円超150万円以内 | 2万円 |
150万円超200万円以内 | 3万円 |
200万円超300万円以内 | 4万円 |
返済日前日の借入残高 | 月々の返済額 |
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20万円以内 | 5000円 |
20万円超50万円以内 | 1万円 |
50万円超150万円以内 | 2万円 |
150万円超200万円以内 | 3万円 |
200万円超300万円以内 | 4万円 |
返済日前日の借入残高 | 月々の返済額 |
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20万円以内 | 5000円 |
20万円超50万円以内 | 1万円 |
50万円超150万円以内 | 2万円 |
150万円超200万円以内 | 3万円 |
200万円超300万円以内 | 4万円 |
300万円超400万円以内 | 6万円 |
400万円超500万円以内 | 7万円 |
500万円超600万円以内 | 8万円 |
600万円超700万円以内 | 9万円 |
700万円超800万円以内 | 10万円 |
800万円超900万円以内 | 11万円 |
900万円超1000万円以内 | 12万円 |
これらのカードローンでは最低返済額が5000円になっており、最近の主流である月々2000円程度の返済額に比べて多少高額になっています。
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残高スライド方式の場合借入残高によっては、返済額が高額になってしまうのが大きな特徴です。たとえばV-CLASSの場合700万円を超えるような借入残高になってしまうと月々の返済額が10万円を超えてしまいます。
NCBキャッシュAやキレイのトビラは利用限度額の上限が低いので返済額の上限も低額になりますが、それでも最高4万円の返済と言うのは、かなり家計を圧迫するのは間違いありません。
自分の収入や支出が管理できていない場合にはカードローンの利用よりもまずはお金の管理から始める必要が有るでしょう。
ここで西日本シティ銀行のカードローンについて纏めておきます。
様々なカードローンが提供されていますが、まず考えなければいけないのは借りることではなく借りなくて済む方法です。この点間違わないようにして下さい。
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