「カードローン」と聞いてどんなイメージがありますか?
少し前は、サラ金や闇金など暗いイメージも付きまとっていたカードローンですが、近年では明るくクリーンなイメージになりつつあります。
それに伴い私たちのより身近な存在として認識されるようになりました。
しかし、カードローンは借金と変わりありません。そのため、何も考えず安易に利用するとあとあと後悔することになりかねないのです。
カードローンの特徴をしっかりと把握してから申し込みをするようにしましょう。
初めてカードローンの利用を検討されている方に特に知っておいてほしいメリットやリスクをご紹介していきますね。
カードローンを初めて利用しよう!と思っても、不安で中々申し込みまでたどり着かない…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そもそもお金を借りられるということは知っているけれど、後はよく分からない…なんてこともあるかもしれません。
お金に関することですから、申し込みをする前にしっかりとカードローンの特徴を把握しておきましょう。
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カードローンは怖い?本当は安心で魅力的なカードローンを徹底検証!
カードローンと言えば、お金を借りられるんでしょ?借りたお金をATMとかから返済したらいいんでしょ?それぐらい理解してる!…なんて思っているならば要注意です。
カードローンの特徴をよく知らずに利用すると、後々後悔したり、返済に困ってしまったりする可能性があります。
カードローンは、カード1枚でお金が借りられる大変便利なサービスです。
そして、月々の返済もそこまで大きなものではありません。
しかし、その返済には金利が上乗せされているということをしっかりと把握しておく必要があるのです!
1万円借入したから1万円返せばOKということには基本なりません。1万円にプラスして利息分のお金を返済する必要があります。
カードローンを利用するときは貸し付け条件をよく確認し、最も自分に合うものを選ぶようにしましょう。
お金を借りると言えばカードローンでしょ!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ちょっと待ってください。
どうしてお金を借りたいと思ったんですか?その目的如何によっては、カードローンよりももっとお得に借り入れできるかもしれません。
ローン商品はカードローンだけではありません。その目的に応じて様々なローン商品が準備されています。
住宅ローンや、マイカーローンは有名ですよね。そのほかにも教育ローンやウェディングローンなどその目的に特化したローンは、たくさんの商品があります。
ここで、知っておいてほしいことは、これらの目的に沿ったローンの多くが、カードローンの金利よりも低く設定されているということです。
一つの例としてみずほ銀行の各ローン商品で金利を比べてみましょう。
ローンの種類 | 金利 |
---|---|
カードローン | 3.0%~14.0% |
住宅ローン | 0.6%~1.6% (マイナス1.4%~マイナス1.875%適用済) |
教育ローン | 3.475%~4.3% |
多目的ローン (車購入、結婚資金、旅行費用、家電製品の購入など様々な用途OK) |
5.875%~6.7% |
こうしてみるとカードローンの金利がいかに高めに設定されているかがわかります。
借り入れ予定が今回1度だけで、生活費などではなく何か目的がある場合は、カードローンよりもまずは、その目的に沿ったローン商品がないか探してみる事をオススメします。
商品名としてなくても、多目的ローンの場合は、適用されるケースがあるのでよく確認してみてください。
目的に沿ったローン商品が見つかれば、カードローンよりもずっとお得に借り入れできる可能性が高いでしょう。
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審査が早い!みずほ銀行カードローンなら大きな融資にも対応
では、ここからはカードローンのメリットについてご紹介していきましょう。
よく言われているのは以下の5点です。
では、これらについてもう少し詳しくご説明していきますね。
カードローンのもっとも便利な点と言われているのが、申し込みをして一度審査に通ってカードローンを利用すると何度でも利用ができることです。
これって大変利便性が高いですよね。
ローンを利用する際に、申し込みをして、審査を受けて、融資実行となると毎回手間がかかりますし、時間も取られてしまいます。
カードローンは、ローンカードをATMに入れるだけで何度でも借り入れできるので、そのような煩わしさを感じることはありません。審査を一度受ければ、契約期間の間ならずっと利用することができるのです。
ただし、注意しておくべきこともあります。
何度でも利用できるといっても無限に借り入れできるわけではありません!
利用限度額以上に借り入れすることは不可となります。
そのため、限度額100万円の場合、はじめに50万円借入すると、あと50万円は借入することが可能です。
その後、借入をせずに30万円返済したとすれば、返済した分、借り入れできるお金が復活しますので、あと80万円借り入れできることになります。
初日に50万円、一週間後に30万円、その数日後に20万円借入し、一度も返済していない場合は合計借入額が100万円となっていますのでこれ以上借り入れすることはできません。
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カードローンの限度額を増やす!返して借りる返済実績がポイント
カードローンを利用したいけれど、近くにその業者のATMが無いという方や、消費者金融のカードローンだとATMを利用して周りに見られるのが嫌だという方もいらっしゃるかもしれません。
そのせいで、カードローンの利用を躊躇してしまっているのであれば心配無用です。
現在多くのカードローンが、コンビニATMや地方銀行をはじめとする提携ATMを利用して借り入れ・返済を行うことが可能となっています。
お近くのATMに行った際に是非ATMの周りをチェックしてみてください。ご利用できる金融機関・カードなどの表記で、提携している業者一覧が掲載されているはずです。
この中に利用したいカードローンの業者名があれば、そのATMからカードローンを利用することができるのです。
また、どうしても近くにATMが無いという方でも、最近はインターネットバンキングを利用したカードレスのカードローンもありますので、探してみてくださいね。
お金を借りると必ず返済しなくてはいけません。
一括で返済出来ればそれが一番良いのですが、なかなかそういうわけにはいきませんよね。
カードローンの場合は、毎月の返済額が決まっていて、同じ額をずっと返済していけばよいというタイプのものが多いです。
また、余裕がある時には追加で返済もできますので、より計画的に付き合っていくことが可能です。
先ほども少し触れましたが、あらかじめ目的があってお金を借りたいと思ったときは、目的に沿ったローンを探してみた方がお得になるケースが多いです。
明確な目的があればそれでよいのですが、生活費がちょっと足りないから…や、旅行もだし結婚式のお祝いもだし…と複数目的がある場合もありますよね。
このように利用目的が1つに絞りきれない場合などはカードローンが大変便利です。
カードローンでは、その使途について厳密に制限しているケースが少なく、生活費や原則自由としているところが多くなっています。
もちろん中には事業性資金もOKというところもありますし、事業主向けのカードローンもありますので、よく注意して探してみましょう。
カードローンの貸し付け条件を確認すると使途についての記載がされていますので欠かさずチェックするようにしてくださいね。
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自営業でもお金が必要!個人事業主専用カードローンについて
カードローンを利用したい!と思う時って急いでお金が必要というケースが多いかもしれません。
そんな時に申し込んでから何週間も待たされては結局お金の準備が間に合わなかった…なんていうことにもなりかねませんよね。
実はカードローンの申し込みから利用までのスピードは他のローン商品と比べると比較的早いのです。
大手の消費者金融のカードローンの場合、ほとんどで最短即日融資を謳っています。
また、銀行のカードローンでも即日融資が可能なところも増えてきていますし、時間がかかっても数日~数週間程度というところがほとんどでしょう。
住宅ローンなどの場合は長いと仮審査申し込みから本審査の結果まで1カ月以上かかるケースもありますので、カードローンは素早く利用できると言えるのではないでしょうか。
このように、カードローンはその利便性と速さがメリットと考えることができます。
比較的融通の利きやすいローン商品なので、探してみるとご自分の希望にピッタリのカードローンに出会うことができるかもしれません。
カードローンのメリットを見てきましたが、利点ばかりではありません。
カードローンの利用にはそれなりのリスクがあることもきちんと認識しておく必要があります。
カードローンを利用する前にしっかりと知っておいてほしい3つのリスクは以下のとおりです。
カードローンは付き合い方によっては将来にとても悪影響を与えてしまう可能性があります。
カードローンは端的に言うと借金となります。
そして、カードローンを利用しているという情報は、信用情報機関に登録されることになります。
銀行や消費者金融、信販会社などの金融業者が登録している機関で、利用者の個人情報、申し込み情報、ローン情報、返済情報、金融事故情報などを登録、一定期間保管しています。日本には3つの信用情報機関がありますが、これらの3つはCRINで情報を共有しています。
住宅ローンなど金額の大きなローンを計画されている方は、実はカードローンを利用しているということがマイナスの評価となってしまう危険があるのです。
特にカードローンを利用していて、返済が滞ったことがあったり、債務整理など金融事故を起こしてしまっている場合は、住宅ローンの審査に通らない可能性が高いと言わざるを得ません。
きちんと利用し、返済も欠かさずに行っていればそれほどマイナス評価になるということはありませんが、カードローンの利用額が数百万円など大きかったりすると、カードローンの解約を促されてしまうこともあるようです。
信用情報機関には一定期間情報が登録されていますので、登録されている情報がどういうものがあるのか気になる場合は、一度情報開示を行ってみましょう。
カードローンのメリットでもある限度額の範囲内であれば何度でも借り入れ・返済を繰り返すことができるという点ですが、実はこれがリスクとなってしまうこともあります。
借りては返す…そうやって上手に付き合っていけばずっとカードローンを利用できるんじゃないの?と思うかもしれませんが、そううまくはいかないことの方が多いです。
カードローンには利息がつきものです。
利息は以下の方法で計算されます。
借入期間が長期化すると利息の金額もどんどん大きなものになっていきます。そうなると返済をしているのに借入額がなかなか減らない…なんていう事態に陥ってしまう危険性があるのです。
利息は私たち借りる側からしたら損にしかなりませんから、金利が低い所を探し、いかに早く返済するかがお得に利用するポイントとなります。
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限度額を上げる!?カードローンの金利を下げる・低く借りる方法4つ
カードローンを初めて利用するまでって結構躊躇してしまうものです。
しかし、一度利用することができると、「なんだこんなもんか」と借り入れについてのハードルが低くなってしまう人も多くいるのです。
お金が足りない!となっても「また借りればいいか」とだんだん借金をするときに感じていた後ろめたさなどが薄れていき、まるで自分の貯金課のようにカードローンを利用するなんていう方も少なからず存在します。
このような状態を多重債務と言い、大変危険な状態となります。
自分の身の丈以上に借り入れをしてしまうと待っている未来は悲惨です。借りたお金を返せなくなり、延滞、最終的には自己破産などの債務整理…なんていう最悪の結果になりかねないのです。
いかがでしたでしょうか。
ここまでカードローンのメリットやリスクについてご紹介してきましたが、大切なのは、安易に申し込みをしないということです。
カードローンの申し込みを検討している時というのは切羽詰まっている場面が多く、出来るだけ早くお金を借りなければと焦って動いてしまいがちです。
しかし、カードローンの申し込みこそ、じっくりと比較し、検討してから申し込み先を見定め、納得をしてから申し込みをする必要があるのです。
カードローンはどれも同じではありません。
金融業者により、利用できる人も、利用できる内容も、金利も、限度額も、借入方法・返済方法も異なります。
そして、カードローンはいまや多数の商品があふれています。
このような中で商品内容を一つ一つ理解して、精査することは結構大変な作業なのです。
数あるカードローンの中から最もご自分の希望に沿ったものを探す為にそれなりの時間をかける必要があります。
安易にどこでもいいやと申込みをすると後悔することになりかねませんので、カードローンを申し込む時は、そのリスクを理解したうえでしっかりとご自分に合うところを探すようにしましょう。
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