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カードローンの限度額を増やす!返して借りる返済実績がポイント

いざという時に、すぐにお金を借りることができるカードローン、いつでも使えるようにしておきたいですよね。そこで利用枠が減ってきた時に備えて、限度額を増やす方法を紹介していきます。

契約時と収入が変わっている、延滞などの金融事故が無い、契約期間が1年以上など、収入が増えると借入可能額が増えたり、返して借りる利用実績があると増額できるポイントとなりますよ。

万一、増額審査に通らなかった時の対処法も紹介ていきますので、さっそく詳しく見ていきましょう!

限度額を増やす方法!契約時より収入アップのケース

カードローンに契約して数年経っていたり、転職していたりする場合は、契約時より収入が増えていることもありますよね。そんな時には、契約しているカードローン会社に連絡を入れましょう。

転職の場合は、勤続年数が短いため収入がアップしても簡単に増額することが無いかもしれませんが、昇給によって収入がアップしている場合は限度額を増やすことができます。

収入の1/3が目安

消費者金融では、貸金業法の総量規制によって借入れできる最大金額が決められています。

年収の1/3を超えて借入れすることはできません。

そこで、収入がアップすると、借入れできる最大金額もアップするのです。

年収 借入可能額
300万円 100万円
400万円 130万円
600万円 200万円

年収300万円が、いきなり年収600万円へ上がることは無くても、勤続年数が長くなると収入が安定していることが分かりますので、借入可能額が年収の1/3へ近づくことができるのです。

契約時は年収300万円で利用限度額30万円だったのが、勤続年数が長くなることで同じ年収でも利用限度額が50万円へアップすることは十分あり得ますよ。

カードローン利用時に金融事故を起こさない!延滞も含まれる?

増額審査に通りたいと思ったら、金融事故を起こさないことも大切です。金融事故があると、利用している最中でも利用限度額の引下げ等が行われることもありますよ。

  • 長期延滞
  • 債務整理
  • 代位弁済
  • 強制解約

上記が金融事故となります。

これらの情報は全て、信用情報機関で登録・管理されていますので、金融機関では信用情報機関を通して共有している情報となりますよ。

長期延滞とは

金融事故として扱われる延滞は、3ヶ月以上の長期間の延滞となります。もちろん、利用している金融機関には短期間の延滞も登録されます。

けれど、信用情報機関に登録されて全ての金融機関が情報を共有するのは3ヶ月以上の延滞となるのです。

また繰り返し何度も延滞している場合は、延滞期間に関わらず登録されることもありますよ。

債務整理とは

債務整理には、任意整理・特定調停・自己破産・個人再生の4種類が挙げられます。債務整理と言えば弁護士や行政書士等に相談して行われることが多いですね。

債務整理 内容
任意整理 金利をカットし、元本のみを3年程度の分割で返済
特定調停 裁判所の仲裁のもと、減額された元本をもとに分割返済
自己破産 裁判所に破産申立、免責が認められると返済義務がなくなる
個人再生 裁判所に申立、住宅等の財産を残し減額された借金を分割返済

代位弁済とは

銀行カードローンでは、保証人や担保が不要の代わりに保証会社を利用しています。この保証会社は、申込者が返済をせず、延滞となった時に、申込者に代わって返済を行ってくれるのです。

こういった保証会社が代わりに支払うことを代位弁済と言います。代位弁済が行われると、カードローンの利用者は金融機関ではなく保証会社に返済していくことになりますよ。

強制解約とは

強制解約とは、滞納や遅延をくり返すなど契約違反した利用者との契約を、金融機関側が一方的に打ち切ることを言います。一方的に打ち切られた場合でも、事故情報として信用情報機関に登録されますのよ。

強制解約をされて5年を超えない期間で登録されていますので、強制解約されたからと言って、すぐに他社に申し込みをしても、審査に通ることは難しいのです。

信用情報機関とは

ここまで何度か信用情報機関という言葉が出てきましたので、信用情報機関について触れておきましょう。信用情報機関は日本国内に3つあります。

  • (株)日本信用情報機構(JICC)
  • (株)シー・アイ・シー(CIC)
  • 全国銀行個人信用情報センター
繰り返しになりますが、これらの信用情報機関は相互交流ネットワークを通して、他の信用情報機関に登録されている信用情報をチェックすることができるのです。

そのためA社で延滞や債務整理等を行うと、B社でもその情報を知ることができ、審査に影響するのです。また他社での借入以外にも、金融機関は定期的に信用情報をチェックしています。

つまり、今利用しているカードローンでも、延滞も含めて信用情報機関に傷が付くようなことがあると、すぐに利用限度額が少なくなったり、利用停止になったりしますよ。

【こちらの記事も参考にどうぞ!】
カードローン履歴が全部ばれる!?信用情報の審査への影響とは

返して借りるを繰り返す!カードローンの利用実績をあげる方法

カードローンの利用実績をあげると、カードローンの限度額を増やすことができます。

利用実績が無ければ、信用することができる人か判断できません。そのため、初めての借入れでは利用限度額は低めに設定されているのです。

けれど返して借りるをくり返していると、確実に返済してくれる人と判断できますので、利用限度額を増やすことへ繋がるのです。

1年以上の利用履歴がポイント

確実に返済してくれるかどうかを判断するには、1年以上の利用履歴がポイントになります。中には半年以上でも増額審査の対象となるところもありますが、安心して増額審査を受けるには1年以上が良いでしょう。

利用履歴ですので、「返して借りる」が重要です。小額を借りて、すぐに返済。そして再び借りるという行動ですね。もちろん、返済に遅れる、滞納している、といった金融事故があると、増額審査には通りません。

増額できるのは、信用できる方だけです。信用できる方と判断するには、一度も遅延のない方だけとなりますよ。

カードローンの限度額

そもそもカードローンの限度額には、年収が関係していることは既に紹介しましたね。

そして、初めての申し込みでは申込者と金融機関の間で信用関係が築けていないため、最低ラインでの利用限度額となっていることも珍しくありません。

例えば、年収300万円の方でも利用限度額が30万円スタートとなっていることは、よくあることなのです。

年収300万円の方であれば、利用限度額は貸金業法の総量規制で考えると100万円まで可能となりますので、金融機関と信用関係を築けると、あと70万円の増額が可能なのです。

年収 300万円 400万円
総量規制による利用限度額 100万円 130万円
実際の利用限度額 30万円 50万円
増額可能額 70万円 80万円

上記の通り、年収がアップしなくても増額のチャンスはあるのです。

そしてカードローンの限度額を増やすには、金融事故なしで1年以上「返して借りる」という利用実績を作った方となりますよ。

【こちらの記事も参考にどうぞ!】
初めてのカードローンでは利用限度額がどのように決まるのかを解説!

増額審査に通らない!そんな時の対処法、新規申込vs借り換え

カードローンの限度額を増やすために、遅延なく返済した・利用実績を作った、といった場合でも、増額審査に通らないことはあります。

審査基準はそれぞれの金融機関で異なりますので、審査に通らないということはあり得るのです。そんな時の対処法として、新規申込と借り換えを紹介しておきます。

新規申込

借入先が1~2件の場合は、新たに他社に申込みをする方法があります。新規申込では、最短30分で借入可能なところもありますので、急にお金が必要になった時でも安心です。

消費者金融同士では、他社の借入れも含めて年収の1/3までとなりますので、既に年収の1/3近くまで借入れしている場合は、新規申込も難しくなってしまいます。

借り過ぎを防ぐためにも、年収の1/3近くまで借入れしている場合は、返済に専念することになりますよ。

借り換え

借り換えの場合では、既に借入れしている金額+すぐに必要な金額で申込むことになります。複数社から借り入れしている場合は、1社にまとめる「おまとめローン」が便利ですね。

新規申込では借入れ件数が増えてしまいますが、借り換えやおまとめローンでは借入れ件数は1社に絞れますので、管理がラクなのです。

カードローン メリット デメリット
新規申込 最短30分で借りられる 借入れ件数が増え、管理が大変
借り換え 借入れ先が1社で管理がラク 借入先によっては返済総額が増える

借換えを選ぶなら、今よりも金利が低いところを選びましょう。そして、今よりも返済額が減らない方が良いのです。

今より返済額が少なくなると、パッと見ではラクになったように感じますが、実は返済期間が長くなってしまい、その分利息が増えてしまいますのでトータルで考えると返済総額は増えるのです。

そのため、借り換えるなら金利が低いところ、返済額は今と同じところを選ぶのがコツですよ。カードローンの限度額を増やす方法には、増額、新規申込、借り換えという方法があるのです。

【参考記事】
カードローンで追加借入!増額vs新規申込、審査時間が短いのは?

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