下関市に本店を置く山口銀行は、創業が明治11年、創立は昭和19年と50年以上の歴史がある地方銀行で、山口県を中心に展開しています。
そんな山口銀行のカードローンはいくつかあるのですが、代表とも言える商品は「マイカードやまぐち君」というユニークな商品名をもっています。
「マイカードやまぐち君」は、商品名だけ見るとどんなカードローンかよくわかりません。どんな「やまぐち君」なのでしょうか、調べてみたいと思います。
銀行の老舗とも言える山口銀行は、元は第百十国立銀行として創業、普通銀行に転換したのち5つの銀行の合併により株式会社山口銀行となりました。
地方銀行としては大きく、山口県、下関市、長門市…と多くの自治体の指定金融機関になっており、地域の信頼と得ている銀行と言えます。
また、店舗は出張所を含めると国内134支店、国外にも3店舗1事務所あります。銀行名から山口県だけと思われるかもしれませんが、近隣では広島県、愛媛県、都市部では、東京、大阪、神戸、名古屋にも店舗があります。
地域から信頼を得、また多くの人に利用されている山口銀行ですが、ローンにおいてもそれだけのニーズがあるのでしょう。多くの商品を用意しています。
実にいろいろなローンがあり、また商品名もユニークなものになっています。こうやって見ると、大手金融機関よりきめ細やかな対応ができる商品がたくさんあることがわかります。
多くあるローンの中でいろいろなタイプがあるのですが、「マイカードやまぐち君」「マイカードプレミアム」「ミニカードローン」が、使い道が自由とされるカードローンになります。
この中では、やはり「マイカードやまぐち君」が山口銀行のカードローンとしては一番のオススメの商品と言えます。
「マイカードやまぐち君」の商品概要
対象者 | 営業区域内に居住または勤務 満20歳以上65歳以下 継続的に安定した収入がある (パート・アルバイト・自営業も可) 保証会社の保証を受けられる |
---|---|
使い道 | 自由 (事業性は除く) ※借入金返済のための申し込みも可 |
貸越契約額 | 30・50・70・100・200・250・300万円 ※専業主婦は30万円、パート・アルバイトは70万円まで |
契約期間 | 5年または1年 (都度自動更新、ただし満65歳を超えての更新は不可) |
利率 (年率) |
4.50~14.50% (固定金利) |
返済方式 | 残高スライド元利定額リボルビング方式 |
担保 保証人 |
不要(保証会社が保証) |
保証会社 | 株式会社オリエントコーポレーション エム・ユー信用保証株式会社 |
必要書類 | 本人確認書類 (運転免許証・パスポートなど) 所得証明書類 (源泉徴収票・公的所得証明書など) ※所得証明書類は、原則100万円以下は不要 |
こうやってみると大きな特徴がないといえばないように見えますが、誰もが申し込みしやすい形とも言えます。
補足として、いくつかの説明が付いていました。借金返済のための申し込み、いわゆるおまとめとして借りることも可能となっています。
また提出書類には本人確認書類で収入証明書があるのですが、これも100万円までは不要となっています。しかし、状況により必要となる場合もあるようです。
限度額ですが、300万円までとなっているものの、専業主婦は30万円までと小額となっています。パート・アルバイトも70万円となっており、収入によってはある程度制限されることが伺えます。
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おまとめローンは返済が楽になる?カードローン一本化のメリットとは
今は、「Web申し込み」という言葉を多く目にするようになりました。今や大手消費者金融や大手銀行のカードローンの申込方法の主流は、Web申し込みが中心となってきています。
それは、地方銀行でも同様といえるかもしれません。
山口銀行の場合も、この「マイカードやまぐち君」のWeb申し込みが可能になっています。
申し込みの流れ
申し込みは、原則として当日中に仮審査結果の連絡が入ります。(申し込みの時間帯によっては翌営業日にずれることも考えられます。)ただし必要書類を郵送で送った場合には、書類が到着してからとなっています。
ただ、審査に落ちる場合には郵送での返答になるようですので、少し時間が掛ると考えた方がいいでしょう。
ということは、審査に通れば早めに連絡が来て、審査に落ちる場合には遅めに連絡が来ると思った方がいいかもしれません。
それ以降も時間が掛るようで、2週間以内の契約希望の場合には来店手続きを推奨しており、来店したとしてもカード発行に時間が掛かります。
大手消費者金融や大手都市銀行のような即日融資はまず無理で、最終的に掛かる時間は少なくとも2週間は見ておいた方が無難でしょう。
同じ「マイカードやまぐち君」でも来店したくない場合、「WEB完結」での申し込み方法もあります。
こちらは「 WEB完結」となっており、インターネットでも申し込みの画面が違うことになります。
また、このような点も若干違います。
申し込み方法もWEB完結となっているので、来店の必要がありません。ただ、最終的に契約書やカードが2週間を目安に送られてきます。
逆にカードを受け取らないと解約となってしまうかもしれないので、気をつけた方がいいと思います。
「マイカードやまぐち君」以外のカードローンもあると説明しましたが、このような商品になっています。マイカードやまぐち君よりも限度額が多いカードローンと普通口座と合わせて使いやすさをアピールしたカードローンです。
こちらは少しランクが上のイメージがあるかもしれません。商品名も「マイカード プレミアム」となっています。
「マイカード プレミアム」の商品概要
対象者 | 満20歳以上60歳以下 継続的に安定した収入がある 勤続(営業)年数が3年以上 年収が400万円以上 申し込み時点で山口銀行から借入している場合に延滞がない 保証会社の保証が受けられる |
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使い道 | 自由 (ただし事業性資金、借入金の返済用は不可) |
貸越契約額 | 500万円 (年収により上限あり) |
契約期間 | 1年ごとの自動更新 (ただし満65歳以上は更新不可) |
金利 (年率) |
2.8~11.2% (変動金利) |
担保 保証人 |
不要 |
保証会社 | 株式会社オリエントコーポレーション |
必要書類 | 本人確認書類 (運転免許証またはパスポートなど) 収入証明書類 (源泉徴収票・公的所得証明書など) |
条件においては、「マイカードやまぐち君」よりも厳しいと言えます。
それがどこまで審査に反映されているのかは審査の基準が公表されていれるわけではないので一概には言えませんが、条件だけでも厳しい印象を受けるでしょう。
マイカードプレミアムの審査結果は、マイカードやまぐち君よりも時間が掛かりようです。おおよそ2~3日となっているので、ある程度の余裕はみておいた方がいいでしょう。
しかし、その分限度額が大きかったり金利が低かったりします。条件があう人には検討する余地があるのではないでしょうか。
ちなみに限度額が収入によって上限が決められているのでこちらも参考になるかもしれません。
貸越契約額 | 年収額 |
---|---|
100万円 | 400万円以上 |
150万円 | 400万円以上 |
200万円 | 400万円以上 |
250万円 | 500万円以上 |
300万円 | 600万円以上 |
400万円 | 800万円以上 |
500万円 | 1,000万円以上 |
もちろん「マイカードやまぐち君」同様、利用状況によって限度額が増減する可能性はあります。
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「ミニカードローン」の他のカードローンとの違いとして言えるのは、普段使っている普通口座も合わせて上手に活用できるカードローンという点ではないでしょうか。
「ミニカードローン」の商品概要
対象者 | 満20歳以上65歳以下 継続的に安定した収入がある 山口銀行のキャッシュカードを利用している 保証会社の保証を受けられる |
---|---|
使い道 | 自由 (ただし事業性資金、借入返済資金は不可) |
限度額 | 10・20・30・50万円 |
契約期間 | 3年 (自動更新) |
金利 (年率) |
10.5% (固定金利) |
担保 保証人 |
不要 |
保証会社 | 三菱UFJニコス株式会社 株式会社セディナ |
必要書類 | 本人確認書類 (運転免許証、パスポートなど) |
ただ、対象者として山口銀行のキャッシュカードを持っていることが挙げられていますが、それだけでなく別の条件もあります。
これらのうち、どれかに該当していることも条件としてあります。
どれかとなっているので、生活として使っている口座に山口銀行を利用している人にはさほど問題にならないような内容ばかりです。
また契約額が50万円を希望する場合にはこれらの条件も必要になってきます。
ミニカードローンの特徴としては、キャッシュカードを最初から持っていることが条件として上がっていることからわかるように、口座の残高が不足している時に自動融資をしてくれる点です。
普段使っている口座の残高に不安がある場合には、かなりありがたい機能です。よくあるいざという時に困ってカードローンを使うというよりは、口座での引き落とし補てん用と考えるといいかもしれません。
これらの条件を見ると、ミニカードローンの場合はそもそもが小額用のローンで、最初の借入も10万や20万などになると考えておいた方がいいかもしれません。
なお、保証会社によって、増額希望の対応も変わってきます。借入現在の保証会社が三菱UFJニコス(株)の場合は来店の必要があるものの増額申請がしやすいようです。(株)セディナが保証会社の場合、改めて資料請求の必要があります。
銀行のカードローンの説明を見ると、常に注意点としてカードローン利用中に貸越契約額の範囲内で極度額の増減の可能性がある旨が記載されています。
勝手に融資の限度額が増えることはないでしょうが、知らないうちに借入額が減っていたり、極端な場合には「まだ借り入れの枠があるはずなのに全く借りられなくなっていた。」ということが稀にあります。
誰もがと言う訳ではないでしょうが、やはり返済を滞らせてしまう人がいるのでしょう。そのような場合には、よく新たな借り入れができなくなってしまうことはあります。
返済を滞らせると、酷い場合には、個人信用情報機関にその情報が記録され、新たに別にローンの申し込みをしようと思っても審査に通らなくなってしまいます。
ちなみに個人信用情報機関とは、個人と金融機関でのローンやクレジットなどの契約内容や返済状況を記録する機関で、各金融機関はその内容を照会することができます。
これは山口銀行に限ったことではないのですが、何にせよ、カードローンの申し込みには審査がつきものです。通る通らないは、その人の年収を含めた収入や家族構成など支出に関わる内容によります。
銀行は何かと審査が厳しいとは言われますが、それこそその人の状況によります。いろいろな金融機関のカードローンを見比べて申し込み先を決めるのが一番ですが、地方銀行とはいえ老舗と言える山口銀行は検討の候補の一つに挙げていいのではないでしょうか。
特に地域の方は、ネットで申し込みできるとはいえ、身近な分相談しやすい金融機関と言えると思います。
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