西京銀行にはかなえるカードローンとさいきょうファーストカードローンの2種類のカードローンが用意されており、それぞれ融資上限額と金利が決まっていて、利用者は審査で極度額が設定されてその範囲内で利用限度額が設定されます。
面白いのは通常地方銀行では営業範囲が決まっておりカードローンも申込める範囲が決っているものですが、この西京銀行の2つのカードローンは申込もうと思えば、全国から申し込める事になっていることです。
ただし最近ではカードローンの申込みは大変簡単に行えるものが増えていますが、この西京銀行の2つのカードローンは仮申し込みの後、郵送により本申し込みの必要が有り、時間がかかるので要注意です。
西京銀行のかなえるカードローンとさいきょうファーストカードローンは違う部分も有りますが、かなり似通っている部分も有って、どちらを選べばよいのか迷ってしまう人も多いかもしれません。まずはよく特徴を掴む必要が有ります。
通常カードローンと言うのは極度額と金利が連動しており、極度額が大きければ金利は低くなるという関係性が有りますが、かなえるカードローンのほうは極度額がいくらであっても金利が固定されています。
これに対してさいきょうファーストカードローンのほうは金利に幅が有り、極度額が大きくなれば金利が下がって有利な利用も可能になります。利用を考える場合には将来も良く考えて選ぶようにしましょう。
まず西京銀行と言うのは山口県の第二地方銀行で東京都の西京信用金庫とは関係が無いので間違わないようにして下さい。
店舗は福岡県や広島県にも進出していますが、店舗数は44店しかないためかなり小規模な銀行と考えることができます。ただしインターネット上にウェブ一丁目支店を開設してインターネットの利用に大変熱心に取り組んでいます。
西京銀行のかなえるカードローンとさいきょうファーストカードローンははっきり言えばかなり似通ったカードローンですが、保証会社が違っているので審査では違いが出ることが有るのかもしれません。
これ等のカードローンの扱いは福岡ローンセンターでの扱うことになっています。
そこでまずこの2つの極度額と適用金利を比較してみましょう。
カードローン | 極度額 | 適用金利(年利) |
---|---|---|
かなえるカードローン | 10万円以上300万円以内 | 14.8% |
さいきょうファーストカードローン | 10万円以上500万円以内 | 9.0%~14.8% |
大きな違いはかなえるカードローンの方は極度額に関係なく適用金利が14.8%になる事です。これに対してさいきょうファーストカードローンのほうは適用金利に幅があり、極度額が大きくなれば金利が低くなり有利な利用ができます。
職業と極度額の関係は次のようになっています。
極度額の上限 | 職業 |
---|---|
50万円 | 専業主婦、年金受給者 |
100万円 | 契約社員、派遣社員、パート、アルバイト |
300万円 | 公務員、正社員、自営業者 |
カードローンによっては自営業者の評価は低い場合が有りますが、かなえるカードローンでは、高額利用も可能になります。
ただし、この極度額は上限であって、実際に適用になる極度額は審査で決まることになるためこの範囲でさらに低額になる可能性が高くなります。
例えば正社員は50万円以内の場合が有る訳ですが、後々300万円まで増やせる可能性は残っていることになります。しかし専業主婦の場合には、利用を続けても50万円までしか増えることが無いということです。
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西京銀行のカードローンは西京銀行のATMの他次の金融機関のATMで利用することができます。
西京銀行は既に説明したように支店網が非常に小規模な銀行の為、自前のATMも少なく、たとえ山口県内に居住していたとしても、近くにATMが有るとは限りません。
このためこれらのカードローンを利用する場合には、ここで示した提携ATMの利用がどうしても必要になります。コンビニATMを網羅しているので利用できないことはないはずですが、事前に利用可能かどうか確認しておきましょう。
申込みを考える前に確認しなければならないのが申込条件で、これを満たしていなければ申込むことはできません。西京銀行の2つのカードローンにも年齢制限や収入条件があり、申込みできなことも有るので注意しましょう。
また配偶者に収入が有れば専業主婦も申込むことができますから、自分には収入が無くてカードローンの申込みを断念してしまっている人でも、改めて申込みを検討することができます。
利用を検討している人の中には、利用したいが自分は西京銀行の営業地域に住んだり勤務していたりしないから利用できないと考える人もいると思います。
しかし実は西京銀行の2つのカードローンは全国から申込みができることになっているので、居住地域や勤務先の場所によらず申込むことが可能です。
申込みを考える場合には、申込条件を確認する必要が有ります。そこでかなえるカードローンとさいきょうファーストカードローンの申込条件を確認しておきましょう。申込むにはこの条件を満たしている必要が有ります。
かなえるカードローンの申込条件は次のようになっています。
次にさいきょうファーストカードローンの申込条件は次のようになっています。
両者の違いは年齢制限が違う点で、さいきょうファーストカードローンのほうは70歳以下ということで71歳になるまで利用することが可能と言うことになり、高齢者でも条件を満たせば利用することができます。
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専業主婦は多くのカードローンで申込みを制限されていますので、カードローンを調べる場合には申込めるかどうかを気にする人も多いでしょう。そこでかなえるカードローンとさいきょうファーストカードローンの専業主婦の扱いを見てみましょう。
これに対してさいきょうファーストカードローンは極度額の制限はありませんが配偶者の安定収入が前提になっています。
もちろん専業主婦でも返済はしていかなければなりませんから、かなえるカードローンであっても配偶者あるいは他の家族の収入が前提に無ければ借りたとしても返済して行くことができないので、このような場合には申込みはお勧めできません。
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西京銀行は第二地方銀行で営業範囲はかなり狭くなっていますから、カードローンを申込める人もかなり限られると考えてしまいがちですが、実はこの二つのカードローンは全国から申込みを行うことが可能です。
先程も説明しましたが西京銀行にはインターネット上の支店が存在しています。要するにインターネットからの利用というものを大変重視しており、カードローンもインターネット経由での申込みを想定していて、全国展開をしているわけです。
地方銀行なのに全国展開はおかしいだろうと考える人もいるかもしれませんが、実は法的には地方銀行が全国展開してはいけないという規定はなく、対応力が有れば特に問題はないことになります。
この点が地方銀行と信用金庫などの大きな違いと言って良いでしょう。
ただし、地方銀行の営業地域と言うのは新たな支店の開設等が有れば、広がることになるので、かつては利用できないカードローンであったものが、現在は利用出来る様になっているということも有るので最新情報で確認する必要があります。
また営業地域になってはいても、それほど支店網が発達していない場合も有り、申込みを考えている場合には営業地域内であっても、実質的に利用しやすいのかどうかを確認してから申込みを考えるようにしましょう。
この2つのカードローンの申込みはインターネット経由で行うことができますから、店舗に行く必要はありません。西京銀行は店舗が少ないため、インターネットの利用を重視しており、比較的簡単に申込みを行えます。
ただしこれらのカードローンは最初の申込みは仮申込みとして扱われ、本申込みについては仮申込みの審査後に書類を郵送することによって行うことになります。したがって利用開始まではかなりの時間を要します。
また本申込みでは申込書の他に本人確認書類と借入希望金額によっては収入を証明する書類の提出が要求されますので、本申込みを行うまでに用意しておいて、できるだけ早く書類が送れるようにしておきましょう。
この2つのカードローンの申込手順は次のようになっています。
↓
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最初はどちらの場合もインターネット上から仮申込みを行います。メニューにしたがって必要情報を入力して行けば、簡単に申込み手続きは終了しますから、パソコンの操作になれていなくてもそう難しくはないでしょう。
あとは審査結果の連絡待ちになりますが、連絡はインターネット上ではなくて電話で行われます。このため家族に内緒で申込んでいるというような人の場合には注意が必要になるかもしれません。
しかも最近では即日融資などと言って審査時間の短縮傾向が有りますが、この西京銀行のカードローンの場合には、早くても数日掛ってしまいます。
このため、とにかく早くお金を借りたいという場合には、利用は考え直した方が良いかもしれません。
面倒なのはこの審査結果の連絡の後、さらに本申込書が郵送され、それに必要事項を記入して、合わせて証明書類などを添付し、返送することになるので、融資の利用までにはかなり時間がかかることになります。
一昔前にはインターネット利用が様々な技術上の問題から、申込みから契約までの一部に郵送になる部分が残っているというカードローンが多かったのですが、未だにこういった手順を残しているのは珍しくなってきています。
西京銀行は実店舗数が少なく、それを補うためにインターネットでの利用を進めている割には、まだまだ対応が追いついていないような部分も有り、発展途上と言えなくもないですね。
西京銀行のカードローンの利用を考えている場合には、こういう理由で利用までにはかなりの時間がかかることを覚悟しておく必要が有ります。
ですから後は契約を速やかに行えれば、申込み当日に融資するような即日融資も可能ということになってきたわけです。
こういった技術が確立してきたことで、最近では即日融資を売り文句に利用者を集めるようなカードローンが増えてきました。
ただし現在でも本文で紹介しているような西京銀行のカードローンのように申込みから利用まで何日も掛るようなカードローンも残っており、即日融資が必要と言う場合には、良く調べてから申込む必要が有ります。
ただし即日融資が可能と言っているカードローンでも必ず即日融資ができるとは言っていないので、即日融資を利用しようという場合でも、それができない場合にはどうするのかを予め考えておかなければなりません。
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西京銀行の2つのカードローンでは先ほど説明したように仮審査の後、本申込みをする段階で本申込書に添付して次の証明書類の写しを送付することになっています。
次のいずれかの内の1つ
次のいずれかの内の1つ
50万円以内の利用希望の場合には年収確認書類の提出は必要ありません。専業主婦の場合には配偶者の年収確認書類を提出する必要が有ります。
注意が必要なのは他のカードローンの多くが本人確認書類に健康保険証が利用可能ですが、西京銀行の場合には健康保険証の他に本人確認書類の提出を求められることです。
また本人確認書類に住基カードが入っていますが、今後はマナンバーカードに代わるか、あるいはマイナンバーカードが本人確認書類に追加になるのではないかと考えられます。
西京銀行のカードローンの返済方法はどちらの場合でもATMから入金する必要が有るため、口座引落しでの返済を行うことができません。このため月々の返済を忘れない様に注意しなければなりません。
返済方式はどちらの場合にも残高スライド方式が採用されており、残高が増えてくると返済額が大きくなって効率の良い返済が行えますが、返済の負担が大きくなるので注意する必要が有ります。
最近のカードローンの場合月々の返済は2000円程度から始まる場合が多くなってきており利用残高にもよりますが返済負担は非常に小さくなっています。
しかし西京銀行のかなえるカードローンでは最低1万円となっており比較的高額なので注意してください。
カードローンは借入れだけでは終わりません。借入れの後は返済が続くのです。借入れの時は借りられるかどうかで気が気ではないのかもしれませんが、カードローンで重要なのは長く続くことになる返済の方なのです。
このため、借り入れを考える場合には、できるだけ自分が返済しやすい方法が提供されているのかどうかについてよく確認しておくようにして下さい。
ここで紹介している西京銀行のカードローンでは毎月10日(休日の場合には翌営業日)までにATMからの入金によって返済することになっています。
返済はこの方法だけで、自動引落しのような方法は用意されていません。
このため場合によっては返済忘れが発生する可能性も低くはありません。これ等のカードローンを利用するためには返済日を忘れない仕掛けを用意しておくべきでしょう。
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返済は両方のカードローンとも残高スライド方式が採用されています。残高スライド方式と言うのは借入残高を段階的に区切ってそれぞれ月々の返済額を決めておく方式で、残高が高額になるにしたがって返済額が増加して行きます。
それぞれのカードローンの借入残高と月々の返済額は次のようになっています。
借入残高(毎月9日時点) | 月々の返済額 |
---|---|
50万円以下 | 1万円 |
50万円超100万円以内 | 2万円 |
100万円超200万円以内 | 3万円 |
200万円超300万円以内 | 4万円 |
借入残高(毎月9日時点) | 月々の返済額 |
---|---|
10万円以下 | 2000円 |
10万円超20万円以内 | 5000円 |
20万円超50万円以内 | 1万円 |
50万円超100万円以内 | 2万円 |
100万円超200万円以内 | 3万円 |
200万円超300万円以内 | 4万円 |
300万円超400万円以内 | 5万円 |
400万円超500万円以内 | 6万円 |
ただしさいきょうファーストカードローンも最初は2000円から始まるのは良いのですが、次の段階で倍以上の5000円になるため利用には注意しなければならないでしょう。
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【カードローンの支払い回数】リボ払いと残高スライド方式の違いとは
このように残高スライド方式と言うのは返済額が変動して、場合によっては高額になる可能性も有るため、借り過ぎてしまうと返済できなくなることも考えらます。そこで重要になってくるのが自分の返済能力の見極めです。
そのためには、収入と支出の金額が必要になります。そこで一年分の月々の収入と支出を書き出してみてください。次に以下のように収支の計算を月々行ってください。
この収支がまず黒字でなければ返済に回すお金など出てきません。
そして黒字幅と先ほどの表を突き合わせて、自分は幾らくらいの借り入れまで返済可能なのかを確認してみましょう。
何が有るかわかりませんから多少の余裕も考えておきましょう。
そこですぐに実践してほしいのが家計簿をつけることです。家計簿が有れば自分のお金の流れというものが見えてきますし、お金が必要な時には借りる前に削れる支出を検討することも可能になるでしょう。
家計簿と言えば昔ながらのノートのようなものでも良いですが、最近ではスマホが普及してきているのでインターネットにあるサービスを利用することも可能です。もちろん無料のものでも十分管理できるはずです。
ここで西京銀行の2種類のカードローンについて纏めておきます。
カードローンを選ぶ場合には自分の使い勝手をよく考える必要が有るので、よく特徴を捉えてどちらが使いやすいのか考えることが重要です。
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