カードローンには無利息期間が有るものが有り、この期間中は融資を利用しても利息がかかりません。
この無利息期間には様々なものが有って最初の借入れから30日、あるいは契約から30日、中には返済翌月には再度無利息期間が利用できるものも有ります。
無利息期間に融資を利用して、無利息期間が終了する前に追加融資を利用した場合も期間中は無利息になるのが普通で、期間経過後から利息の支払いが必要になります。
ただし、カードローンと言うのは無利息期間後も長く利用するものですから、無利息期間を優先して選ぶべきではありません。あくまで先々自分が利用しやすいものという視点を持ってカードローンは選んでください。
カードローンの中には一定期間利息のかからないものが有ります。殆どの場合、これは期間限定で、はっきり言えばそれによって利用者を増やそうとする宣伝材料です。無利息期間はそのカードローンによってさまざまに運用されています。
多くの場合には初回の借入れから一定期間、あるいは契約後一定期間と言う場合が多く、特に後者の場合には、無利息期間を有効に利用するためには、なるべく早めに借入れする必要が有り、申込時期も良く考えなければなりません。
またカードローンの中には何度も無利息期間が利用できるものも存在しており、この場合一度利用して完済した後の翌月にはまた無利息期間が設定されるという運用になっていて、利用方法によっては非常に有利な借り入れができそうです。
無利息期間を考える前に無利息期間というものを知らなければなりません。そこで無利息期間の代表的なものについて説明しておくことにしましょう。代表的なパターンとしては次のようなものが有ります。
まず最初のパターンとしては初回の借入れから一定期間無利息になるというものです。この場合には、契約後初回の借り入れまで時間が空いてしまったとしても無利息期間を有効に利用することができます。
一定期間と言うのは金融機関の考え方によって違いますが、30日としている場合が多いようです。
金融機関の中には借入全額を30日間、あるいは少額部分だけを約半年にわたって無利息にするという2つの無利息期間を用意してどちらかを利用者に選ばせるという場合も有ります。
利用者のほうはどちらが得になるのか、自分の借り方を考慮して選ぶことになるので、迷うこともあるでしょう。
次のパーターンは契約後一定期間無利息になるというもので、先程とどう違うのかと言う人もいるかもしれませんが、この場合には契約から借入れまでに時間が空いてしまうと、無利息期間がその分減ってしまうために有効に利用できません。
したがってこのパターンの無利息期間のカードローンを申込む場合には、お金の借り入れ時期を考慮して、申込みをする日を決めるようにする必要が有ります。
この場合の一定期間もやはり30日としている場合が普通ですから、上手に申込みと借り入れを行えば、30日間無利息で借り入れをすることができるでしょう。
ただやはりこのパターンよりも借入後に無利息期間がスタートしたほうが無利息期間としては使いやすいので、無利息期間を目的としてカードローンを選ぶのであれば、よく考えて選ばなければなりません。
最後は何度も利用出来る無利息期間が有るというパターンの場合です。これは提供している消費者金融は1社だけですが、以前は借入後7日間は常に無利息になるということで注目されていた時期も有りました。
しかし貸金業法の改正でグレーゾーン金利が撤廃されたことから、高い金利が付けられなくなってしまい、利益を上げるのが難しくなって、現在では少し運用パターンが変わっています。
現在の無利息期間は借入後7日間は無利息になり、完済の翌月の借入れから再度7日間無利息になるというパーターンを繰り返して何度も無利息期間が利用出来るようになっています。
このパターンであっても、例えば給料日の7日前に少額の借り入れを行って給料日に返済し翌月また給料日の7日前に借入してというパターンを繰り返せば、ずっと無利息でお金を借りることができます。
少額の借り入れを細かく利用するという人には大変お得なカードローンと言えるかもしれません。
しかし実は利息というものをしっかり理解している人と言うのは意外に少なく金利とうまく区別が付いていない場合もあるのでここで復習しておきましょう。
利息は次の計算式で計算されます。
このように利息と言うのは金利だけでは決まらず元本と借入期間によっても大きく違ってくることになります。
実際には返済は月々行われますから借入期間は通常その月の日数を1年の日数で割ったものになります。そして一度返済すればその月分の利息の支払いと、元本の返済分を支払います。
そうすると元本が少し減りますから、翌月にはその分元本が少なくなって利息も若干減ることになるわけです。
では一度無利息期間を利用して融資を受け、後日まだ無利息期間が切れないうちに追加融資を受けた場合その追加融資分の利息はどのようになるのでしょう。この場合も通常は無利息で融資されることになります。
ただし、無利息期間と言うのは予め期間が決まっている為、追加融資を受けたとしても、当初の期間が終了してしまえば、その時点から利息の計算が始まるため、追加融資を受けた分の無利息期間は短くなってしまいます。
無利息期間中に返済してしまえば利息は掛りませんから、お金が用意できた時点で翌月の返済日まで待たずに随時返済を利用して返済してしまうことができれば、利息を支払わずに済む可能性も出てきます。
返済方法も有効に利用して有利な借り入れを考えてみることが必要です。
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もし無利息期間がまだ終了していない時点で、追加融資を利用したらどうなるでしょう。これについては無利息期間を提供しているカードローンによって違ってくる事になるので、その都度確認が必要です。
場合によっては初回の融資だけしか無利息期間は適用されないという規定を持っている場合も無いとは言えません。
しかし多くの場合には、無利息期間内であれば、その追加の借り入れに対しても無利息期間が適用されるのが普通です。
したがってこの期間内の借入れであれば初回の融資であっても、追加融資であっても、無利息になりますから、どうせ借入れが必要になるのであれば、無利息期間のうちに借入れしたほうがお得な利用ができる可能性が有るのは間違いありません。
ただし、無利息期間と言うのは先ほど説明したように何度も使えるものを除いて初回の借入れあるいは契約後30日と言うのが普通ですから、追加で融資を受けたとしても、残っている無利息期間は短期間です。
利用者の中には借入後30日と考えて初回以後の借入れでも借入れてからさらに30日間新たな無利息期間が始まると言うように誤解している人もたまにいるため、この点しっかり理解しておく必要が有ります。
例えば初回の借入後20日目に追加融資を利用した場合には、追加融資分は30日間の無利息期間ではなくて、初回の借入れから計算して30日目である、追加融資から数えて10日目までが無利息で以降は所定の利息が掛ることになります。
無利息期間中に追加融資を利用した場合には、利用額が増えますから無利息期間後も借り入れが続く可能性が高くなりますが、その場合には無利息期間終了後については利息がかかることになります。
そこでもし無利息期間が切れるまでにお金の用意ができるのであれば、追加融資分も含めて、約定返済の返済日を待たずにいつでも返済できる随時返済を利用して返済してしまいましょう。
そうすれば無利息期間なわけですから、追加融資分を含めてずべて無利息になり、元本の返済だけで済むことになるため、大変お得な利用ができることになります。
このように無利息期間を有効に利用するのであれば、その期間中に返せるだけ返してしまうことも考えてみるようにして下さい。
カードローンの返済方法には次の2種類が有るのが普通です。
約定返済を続けている限り、利息の支払いを減らすことは出来ませんが、これに随時返済を併用すると、やり方次第で利息を減額することができます。
カードローンの利息は借入期間によっても変わってきますから、返済途中で随時返済を行えばその分元本を減らすことができ、以後の返済は減った分の返済期間が必要なくなるため返済期間は短縮されます。
しかも元本自体が減るので、その分利息が減りますから、月々の元本返済分が増えて、効率の良い返済になり、更に返済期間が短縮され、利息を減らすことができるようになります。
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無利息期間を有効に利用するのは良いことですが、カードローンと言うのはその後も長く利用するものです。カードローンの特徴と言うのは何度も借りては返すということが繰り返せることで、利用を検討するときはその点も考える必要が有ります。
当初は無利息期間で有利な借り入れができたとしても、それ以後、不利な利用を強いられたのでは、結局損失に繋がる可能性も有ります。金融機関と言うのは企業ですから利益を追求するものです。それを忘れてはいけません。
カードローン選びでは無利息期間を考えるよりも、それが過ぎてからの長い利用期間を念頭に置いて、自分の利用しやすいものを選ばなければトータルで考えれば損失であったり使いにくかったりするので十分注意しなければなりません。
無利息期間と言うのは全てのカードローンに付いているわけではありません。金融機関としてはあくまで利用者を集める為の、カードローンの宣伝材料として付けているというのが無利息期間の存在意義と言えます。
カードローンの特徴を考えるとき、無利息期間を挙げる人もいますが、そうではありません。カードローンというのは借りては返すという利用を続けていれば長期にわたって借り入れができるというのが他のローンに対して最大の特徴です。
したがって、カードローンを選ぼうという場合には、最初だけに限定されている無利息期間に着目するのではなくて、この長期に利用していくという点について着目しなければなりません。
ですからカードローンを選ぶ場合に無利息期間の有無を選択の条件にする人がいますが、それでは良いものが選べない可能性が高いのです。もっと長期の利用を想定して利用を考えておく必要が有ります。
もう少し説明するとすれば、無利息期間は確かに有効に利用すればお得で、選んだカードローンに無利息期間が有るのであれば上手に使えばよいでしょう。
しかし問題はその後です。例えば、他の無利息期間の無いカードローンに比べて金利の設定が高かったとしたら、無利息期間の利息分くらい、しばらく利用を続けていれば、直ぐの帳消しになってしまうでしょう。
そもそも日本は資本主義の国ですから金融機関も利益を追求する企業なのです。したがってサービスはしたとしても、後々しっかり利益を上げられるように金融商品も考えられているわけです。
カードローンを選ぶ場合も、金利の設定などを考慮して長期に利用した時に有利になるのかあるいは損になるのかということをよく考えるべきなのです。
申込者のほうは自分には社会的信用も有り最低の金利が適用になると、思っている場合も有りますが、金融機関の言う信用と言うのは実際のお付き合いを通じて評価するもので、社会的信用の有無はあまり関係しません。
したがってお付き合いがそれまでなかったか、あるいは短い場合には、信用評価は低くなるため、それに伴って金利は高く設定されます。したがってカードローン申込み直後と言うのは通常そのカードローンの最高金利が適用になることが多いのです。
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こういったことを考えるとカードローン選びでは無利息期間の有無を選択の条件にするのは得策ではありません。
無利息期間を前提にするということは要するにお得な利用ができるかどうかに関心が有るということです。そうであれば、要するに目先の利益を考えるのか、あるいは長期の利益を考えるかということになります。
確かに目先の利益を考えるのであれば無利息期間の有無でカードローンを選べばよいでしょう。しかし長期に利用する前提で利益を考えるのであれば、できるだけ低金利あるいは将来低金利になる可能性のあるカードローンを選ぶべきでしょう。
あとは自分がどう考えるかによって判断は変わってくると思いますので、よく考えて何を重視するのかを見極めるようにして下さい。
無利息期間の利用を考える場合も、一つ忘れてはいけないのは、利息は確かに掛りませんが、元本の返済はしなければならないという点です。したがって無利息でも返済はあるので翌月から返済するお金の用意は必要です。
そこで借入れ前に行わなければならないのが自分にはどの程度の返済能力が有るのかということの見極めです。そのために月々の収支を計算して、自分にはどの程度の余裕が有るのか把握する必要が有ります。
もし返済できるだけの余裕が無かった場合には、無利息期間が有っても無くても、カードローンの借入れはしてはいけません。借入れしてしまえば返済に行き詰ってしまう可能性が大きく、信用を失ってしまうことになります。
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無利息期間と言うと誤解してしまう人がいますが、要するにその間は返済しなくてよいと考え、実際の返済は無利息期間の終了後の翌月から行うと考える人がいるわけです。
しかしこれは誤りで、借入したら無利息期間には関係なく借入れの翌月から返済は始まります。
最初は無利息ですから1回目の返済は元本だけの返済になる可能性が高いということになりますが、それでも規定通りの金額で返済を行わなければなりません。
このため返済は無利息期間終了後の翌月までは必要ないと持っている場合、初回の返済を考えておらず、返済に行き詰るということも考えられるため、勘違いしないように十分注意しなければなりません。
初回の返済は全て元本の返済に回せる可能性が高いですから、かなり効率の良い返済になるはずで、これも無利息期間を有効に利用する事に繋がりますから、しっかり返済出来るように計画的にお金を用意しましょう。
カードローンというのは通常は月々返済をしていきますから、無利息期間の有無に関係なく、月々返済して行けるかどうかについて借入の前に具体的な数字で検証しておく必要が有ります。
ではどのように具体的な数字で検証すれば良いのかと言えば、自分の月々の収支で検証すれば良いのです。そのためには月々の収入額と支出額が必要です。そこでまず過去一年分の月々の収入と支出の数字を書き出してください。
そこで次の計算をします。
そこでこの月々の収支がカードローンの月々の返済額以上になっているかどうかを確認してみましょう。常に返済額以上の収支の黒字が有れば返済は大丈夫でしょう。
しかし一月でも黒字が収支額を下回っていた場合には、返済が難しい月があるということで、返済できない可能性が有ることになるわけです。
実際に借入れに当たってはこの検証の他、返済期間中の返済計画を立てて、より返済を確実を行えるようにしなければなりません。
リボルビング払いは消費者金融での採用が多いですが、どんなに借りても月々の返済は元利合計で一定額と言う方式で、利用者には返済しやすい方式ですが、利息が増えやすいという方式上の問題が知られていて、最近では少なくなってきています。
残高スライド方式と言うのは主に銀行で採用されていますが、借入残高が増えれば、段階的に返済額も増えるという方式で、リボルビング払いの利息が増えてしまうという欠点を緩和する方式になっています。
残高スライド方式は効率の良い返済ができますが、場合によっては返済額が増えてしまう可能性も有るため、返済計画が立てにくく、場合によっては返済額が増えてしまって、返済に行き詰ってしまうことも出てくるため注意が必要です。
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このようにカードローンをより安全に借りる為には、返済の可能性を予め考えて、無理な借り入れをしないということが重要になります。
ですからそういった危険性が有るのであれば、無利息期間の有無に関係なくカードローンの利用を考えるのではなく、別の方法を考えなければなりません。
例えば民間の融資の利用が難しいのであれば、公的な貸付制度どのようなものも有ります。こういったものは借入後の返済はしばらく間を置くこともできる場合が有るため、カードローンの返済に問題が有るような場合で利用出来るでしょう。
ここでカードローンの無利息期間中の追加融資について纏めておきます。
無利息期間と言えば単純に有利だと考えて気持ちが動いてしまいがちですが、カードローンはトータルで良いものを選ぶことが重要で安易に判断しないように注意しましょう。
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