三菱銀行は合併を繰り返し現在三菱東京UFJ銀行となっており、バンクイックというカードローンを用意しています。バンクイックは他のメガバンクのカードローンに比べ利用限度額は大きくありませんが金利は有利な設定になっています。
バンクイックにも申込条件が有りまずが、配偶者に安定収入が有れば専業主婦でも利用出来るなど、比較的緩めの条件になっているうえ、申込みの前提にも三菱東京UFJ銀行の普通預金が必要なく申込みのハードルは低くなっています。
申込方法は何種類か用意されていて、最近ではインターネット経由からの申込みが増えてきていますが、ATMコーナーに行けばテレビ窓口というものが用意されており、これを利用すれば即日カードの受取りも可能です。
最近のカードローンは利用限度額の上限の高額化が進んでおり、既に1000万円というものも有り、都市銀行などでは800万円と言うようなものがざらにありますが、バンクイックはその波には乗らず今のところ従来から変わっていません。
ただし、金利は見直されてきており、上限は他の銀行とそれほど変わりませんが、下限は利用限度額がそれほど大きくなっていない割には非常に低く設定されていて、場合によっては大変有利な利用ができるようになっています。
バンクイックはそもそも三菱東京UFJ銀行のカードローンであるためATMは全国にあるうえ、加えてコンビニATMも利用することができますから、全国で利用するするのに不自由することは有りません。
カードローンを選ぶうえで確認しておかなければならないことはたくさんありますが、まず誰もが気にするのが利用限度額と金利でしょう。そこでバンクイックの利用限度額と金利の関係を次に示しておきます。
利用限度額 | 金利(年利) |
---|---|
10万円以上100万円以下 | 13.6%~14.6% |
100万円超200万円以下 | 10.6%~13.6% |
200万円超300万円以下 | 7.6%~10.6% |
300万円超400万円以下 | 6.1%~7.6% |
400万円超500万円以下 | 1.8%~6.1% |
表を見れば分かりますが、バンクイックの場合10万円以上500万円以内の利用限度額が設定され、金利は1.8%から14.6%が適用になるわけです。
これだけでは良いのか悪いのかの判断が付きませんから、他のメガバンクのものと比較しておきます。
カードローン | 利用限度額 | 金利(年利) |
---|---|---|
バンクイック | 10万円以上500万円以内 | 1.8%~14.6% |
みずほ銀行カードローン | 10万円以上1000万円以内 | 3.5%~14.0% |
三井住友銀行カードローン | 10万円以上800万円以内 | 4.0%~14.5% |
このように利用限度額では他のメガバンクのカードローンよりも見劣りがしますが、金利で考えた場合、上限では大きな違いが有りませんが、下限は大変低くなっており、有利な利用ができる可能性が有る訳です。
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次にバンクイックの借入はどのように行うのかについて調べておきましょう。バンクイックの借入方法としては次の2通りの方法が提供されています。
ATMを利用する場合でもATMの利用手数料はかかりません。また融資は1000円単位で可能になっています。
振込依頼の場合には三菱東京UFJ銀行の利用者名義の普通預金口座が有れば利用可能で、インターネットあるいは電話経由で行うことができ、振込手数料は掛りません。ただし振込依頼での融資は1万円単位になります。
銀行振込の場合に注意が必要なのは振込時間で、当日14時までに依頼されたものは当日中に振込みが行われますが、14時を過ぎてしまった場合には翌営業日ということになってしまいます。
バンクイックで利用可能なATMには次のものが有ります。
他のカードローンの場合には提携金融機関のATMが多数ありますが、バンクイックの場合には三菱東京UFJ銀行以外はコンビニATMが主体になっており、たいへんシンプルな形になっています。しかも原則として利用手数料がかかりません。
これはもともと三菱東京UBJ銀行がメガバンクで全国的なATM網が構築されており、あまり複雑に提携を結ぶ必要が無いからとも言えそうですね。
いずれにしても主なコンビニATMは網羅されていますから、かなりの田舎であっても利用でき、どこかに行った時に必要になっったとしてもすぐに融資を利用することができるはずです。
しかし提携している他の金融機関との通信が伴うような利用では、提携金融機関のほうに手数料を支払わなければなりません。
このためその分については利用者負担としている場合が多く、カードローンの融資を提携ATMから利用すれば利用手数料がかかってしまいます。
ただし、金融機関によってはそれをカードローン側が支払う場合も有り、その場合には利用者側から見れば利用手数料は無料です。
また金融機関間の取り決めで、相互にATMを利用しあうという協定を結んでいて、そもそも手数料が発生しない提携関係も存在していて、その場合も利用者側から見れば利用手数料が無料になります。
バンクイックは大きな銀行のカードローンですが、申込条件は比較的緩く、他の銀行のものと大きな違いはなく、年齢制限に掛らず、安定した収入が有れば、問題なく申込むことができます。
また専業主婦は最初からシャットアウトしているカードローンが多い中、配偶者に安定収入さえ有れば自身に安定収入が無かったとしても、申込みができるようになっています。
また多くの銀行がカードローンの利用の前提にしている、当該銀行への普通預金口座の開設もバンクイックでは求められておらず、必要になったらすぐに申込むことができるように配慮されています。
このようにバンクイックと言うのは利用者を厳選して絞り込むというのではなく、できるだけ多くの人に利用してもらうという考えの下で提供されていると考えられます。
そこで実際の申込みを考えてみましょう。まず確認が必要なのは、自分がバンクイックを申込めるかどうかと言う点です。どんなカードローンでも申込条件と言ものが有って、その条件を満たさない人には申込みはできません。
これはバンクイックも同じで、バンクイックの申込条件は次のようになっています。
年齢制限としてはだいたい平均的ですが、最近では70歳程度まで申込みできる場合も増えているのでちょっと物足りない気もします。これでは年金受給者は実質的に排除されているということになります。
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カードローンを利用したいと考えている人には、家計を預かっている主婦が意外に多く、その中には自分には収入が無い専業主婦も含まれています。
専業主婦の場合、多くのカードローンで申込条件で排除されてしまっていて、なかなか申込みができるものを探すのが難しくなってしまいます。
しかしバンクイックの申込条件を見れば分かりますが、自分に安定収入が無くても配偶者に安定した収入が有れば、申込みが可能とされています。
ですから原則としては安定収入が無ければ申込みはできませんが、専業主婦の場合には家計をやりくりする立場にあり、家計収入さえ安定しているのであれば融資しても返済してくれるはずだという考えがあるのでしょう。
銀行のカードローンでは申込みの前提として、同じ銀行に普通預金口座がなければならないという銀行が多いのですが、バンクイックの場合には特に東京三菱UFJ銀行に普通預金口座が無くても申込みも利用も可能です。
ですから銀行振込での利用を考えているのであれば、バンクイックの申込みの前に口座を作っておきましょう。
またカードローンを利用する場合、様々なお付き合いを通じて信用が評価されますから、バンクイックを利用するのであれば、定期預金などの利用や、給与の振込口座を作っておくなど、いろいろな金融取引を纏める事も考えてみましょう。
この場合既に開設していれば良いのですが、開設していない場合には、カードローンの申込みと普通預金口座の開設を平行して行わなければなりません。口座の開設には通常1週間程度かかるため、この場合カードローンの利用もその後になります。
カードローンでは即日融資を目的にして申込む人がいますし、カードローンの方でも最短即日融資が可能などと宣伝していますが、予め確認しておかなければならないのは、普通預金口座を持っている必要が有るかどうかです。
即日融資と言っていても普通預金口座を持っている場合と断っている場合も有るので、申込みの前にしっかり調べておくようにしましょう。
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カードローンと言うのは元は消費者金融のキャッシングローンで消費者金融は長い歴史の中で様々な申込方法が生み出し、今もそれらが提供されているのが普通です。
しかし銀行のカードローンは後発で申込方法も最近の傾向に合わせて絞られておりバンクイックでは窓口以外に3通りが提供されています。
バンクイックでは申込方法に気を付けて審査に問題が無ければ即日融資の利用も可能で、テレビ窓口を利用すればローンカードの受取りも可能になり、即日ATMからの利用もできるようになります。
申込みには本人確認書類と利用希望金額によっては収入証明書類の準備が必要になるため、申込みの前に用意しておきましょう。特にテレビ窓口を利用する場合には忘れないように注意してください。
通常銀行との取引きを行う場合にはその銀行の本支店のいずれかに行って窓口で手続きを行いますが、カードローンは少々違っており、申込みには様々な方法が提供されています。
これは元々カードローンが消費者金融の商品で、消費者金融には行きたくないという人が多かったために、色々と申込方法が提供されていった事が背景にあります。
消費者金融ではそういった歴史を持っていることから今でもそれら多くの申込方法を提供している場合が多いですが、銀行では消費者金融の利用者が増えて来てから参入してきたため、利用者の多い申込方法を選んで提供しています。
バンクイックの場合は窓口の扱いを除けば次の3通りの方法が提供されています。
特に最近ではお手軽なことからインターネット経由での申込みを利用する人が増えてきています。
バンクイックで即日融資を利用したいという場合も、審査で問題さえ出なければ、可能性が有ります。ただし、次のような注意が有るので安易に即日融資が可能などと考えてはいけません。
このため融資が得られなかったときの対策も予め考えておく必要が有ります。
カードローンでは即日融資を可能にしているものが増えてきていますが、まだまだすべてのカードローンと言うわけではありません。このため即日融資と言う条件を優先してしまうと、選択肢が狭まってしまうようになります。
このためもっと自分向きのカードローンが有ったかもしれないのに、少ない選択肢から選ばなければならず、使いにくく感じる場合も出てくることが有ります。
したがって本来カードローンを選ぶ場合には、時間をかけて自分に合ったものを選ぶことを優先するべきなのです。こういった意味で即日融資と言うのはあまりお勧めできない訳です。
通常カードローンを申込む場合には次のような証明書類の提出が要求されます。
バンクイックでもやはり同じで、これ等の書類の提出が求められます。利用できる書類は次のようになっています。
本人確認書類は基本的には運転免許証を要求していますが、その他でも申込みは可能です。
ただしテレビ窓口を利用する場合、即日ローンカードが発行されるのは運転免許証を提示した場合のみということになっているので要注意です。
ただし収入を証明する書類は200万円を超える融資を希望している場合に限られます。
バンクイックを申込む場合には、必ずこれ等の書類を予め用意しておくようにして下さい。
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カードローンで重要なのは申込みよりも返済で、申込時点で返済方法も確認が必要です。
バンクイックは返済方法も3種類用意されており、返済期日も2通りあるため、自分の返済しやすい方法や期日を選ぶことができます。返済しやすくするため、安易に決めるのではなく、よく検討して決めるようにしましょう。
バンクイックの返済方式は残高スライド方式と呼ばれるもので、借入残高が大きくなればなるほど、段階的に月々の元利合計の返済額も大きくなる方式が採用されています。
このため借り過ぎると、返済負担が大きくなり、返済に支障が出てしまう可能性も高くなる可能性が有ります。
そこで借入れをする前に、自分は幾らまでなら返済ができるのかということを計算して、バンクイックを利用した時の返済の可能性について確認しておくようにしましょう。
ではカードローンでは最も重要な返済について調べてみましょう。バンクイックでは次の3つの返済方法が用意されています。
自動支払いは毎月希望する指定日が返済日になり、三菱東京UFJ銀行の普通預金口座が必要になります。
自動支払いを利用する場合にはカードローンの申込みとは別に手続きが必要になるので注意しなければなりません。
ATMの利用では利用手数料も時間外利用手数料も無料になるので普通預金口座を持っていない人にはおすすめですが、忘れる危険が有るので注意しなければなりません。
銀行振込の場合には基本的に振込手数料が必要になるため、あまりお勧めはできません。
返済期日は次の2つを選ぶことができます。
35日ごと返済と言うのは、初回の返済は借入れ翌日から35日以内、2回目の返済は前回の返済翌日から35日以内に返済するというものです。
毎月指定日返済とうのは、自分の希望する日にちを決めておいて毎月その希望日の14日前から希望日までの間に返済するというものです。
返済方式は残高スライド方式でバンクイックの場合には次のようになっています。残高は返済時点のもので計算されます。
借入残高 | 返済額 |
---|---|
10万円以下 | 2000円 |
10万円超20万円以下 | 4000円 |
20万円超30万円以下 | 6000円 |
30万円超40万円以下 | 8000円 |
40万円超50万円以下 | 1万円 |
50万円超 | 10万円ごとに2000円づつ増額 |
借入残高 | 返済額 |
---|---|
10万円以下 | 1000円 |
10万円超20万円以下 | 2000円 |
20万円超30万円以下 | 3000円 |
30万円超40万円以下 | 4000円 |
40万円超50万円以下 | 5000円 |
50万円超 | 10万円ごとに1000円づつ増額 |
多くの場合金利は8.1%を超えますので上の表が適用されますが、表の通り、最低月2000円の返済ということになり、家計には大きな負担にはなりません。
しかしちょっと多めに借入れてしまうと、返済額が増えていきますので、自分はどの程度まで返済ができるのかについてよく理解しておかなければなりません。
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そこで借入れ前に重要になるのが返済の可能性を検討してみることです。この返済の可能性を探るためには、まず月々の自分の収支を計算してみることが必要です。そこで1年程度前から月々の収入と支出を書き出してみてください。
収入と支出が分ったら収入から支出を差し引いて月々の収支を計算してみましょう。毎月返済額を上回る黒字が出ていれば返済することはできるでしょう。しかし黒字幅が小さく返済額が捻出できなければ返済は難しくなります。
もし返済が難しいということであれば、いくらお金が必要と言う場合で、借り入れができたとしても、返済はできそうにありませんから、借り入れは見合わせたほうが無難でしょう。
しかし、借り入れを考える場合には、自分のお金というものをしっかり管理していないと本文で説明した月々の収支も計算できないことになってしまいます。そこで自分のお金をどのように管理すれば良いのか考えてみましょう。
方法は簡単です。家計簿あるいは小遣い帳のようなものでも良いので、実際につければよいのです。インターネット上にもそういったサービスが提供されているので、そういったものを利用しても良いでしょう。
借り入れを考える前に自分のお金というものを管理することが重要で、お金を借入れしたいという場合には、まず節約できる部分を探すなど、借りなくて済む方法の検討もできるようになるでしょう。
ここでバンクイックというカードローンについて纏めておきます。
バンクイックは審査が比較的緩いと言われていて、すぐに申込みたくなりますが、まずは借入れを考えるのではなくて、借りなくて済む方法を考えてみることが重要です。
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