お金をカードローンで借りるためには、当然ながら「審査」をクリアしなければなりません。
審査については様々な噂・見解がありますが、その中でも「固定電話」が審査に影響し、「携帯電話」しかもっていない人に比べると審査において有利である…という話は聞いたことがあるのではないでしょうか?
ほかにも「こんな項目も!?」と思える審査対象となるものや、当然ながら審査の中で重要なポイントとなる項目など、意外と知ると面白い、審査項目についてご紹介していきます。
携帯電話が普及しており、一人一台持っているのが当たり前…というレベルになっている昨今。複数台持ちという方も珍しくないですよね。
そのため、一人暮らしをしたり結婚してもわざわざ固定電話を引くことなく、全て携帯電話で済ませている…という人も多いかと思います。
しかしそのせいでカードローンの審査に不利になってしまったり、審査に落ちてしまうのであれば「それは困る!」と言うもの。わざわざ審査のために固定電話を引くのもなんだか…という感じですよね。
正直カードローンの審査の中で固定電話の有無はそんなに関係あるの?と思ってしまいますが、実際のところはどうなのでしょうか?
固定電話しか持っておらず、携帯電話しかないから審査に落ちてしまう…ということはないのでご安心ください。
カードローン会社も今の時流にあわせていますから、携帯電話が普及していなかった昔ではそういうことはあっても、今はきちんと連絡がつく携帯電話があれば問題なく審査を受けられますし、審査結果に強い影響を与えることもありません。
とはいえ、固定電話も携帯電話もない…という方は流石に連絡の取りようがないということで、かなり審査の上で不利になります。
絶対に借りられない…とまではいかなくとも、かなり厳しい戦いを強いられることにはなるでしょう。そんな方はほとんどいないかと思いますが…。
現在実家に住んでいる、家を出たけれど携帯のほかにも連絡手段があったほうがいいと思って固定電話を引いている方もいらっしゃるかと思います。
その場合、(書いても問題ないのであれば)記入することをおすすめします。
連絡先のところに携帯電話の番号を書いておけば基本そちらにしか連絡は行きませんし、心配であれば備考欄にも「固定電話への連絡は控えてください」とでも念押ししておきましょう。
ただし、返済日を過ぎても連絡なしの状態、いわゆる「延滞」をしているケースで、かつ連絡先の携帯電話に電話してもつながらないといった場合には固定電話に連絡がくることもあります。
しかしかけてくるときは企業名を名乗らず(銀行の場合はその限りではありません)、個人名でかけてきますので家族に利用がバレる、ということはないでしょう。
固定電話の番号を記入することで、カードローン審査においては有利、プラス評価に繋がることがあるんです。
例えば同じ条件で携帯電話しかない人の場合のスコアが80点であれば、固定電話も記入していると85点、といったように加点されるケースが多いです(点数はイメージです)。
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それでは、どうして固定電話の情報を記入することで審査がプラスになるのでしょうか。そこが知りたい!という方も多いかと思います。
その何よりの理由は「携帯電話で連絡が取れなくても固定電話なら連絡が取りやすい」という部分です。
正直、携帯電話の番号はすぐ変えることが出来ますし、着信拒否を利用すれば決まった相手からの連絡もシャットアウトすることが出来ます。
そのため「お金を踏み倒しにくい」というプラス評価につながり、審査でちょっと有利になるんです。
固定電話を記入したから審査に可決した!記入しなかったから否決された!というほどの影響は出ないかと思います。
が、審査方法がスコアリング(項目を点数化し、一定以上の点数を得れば可決という審査方法)の場合小さなプラスで可決ラインに乗る…ということが絶対にない、とは言えません。
このように、一見カードローンの審査には関係ないようなことでも、実は審査に影響が出ている…なんてことは少なくないんです。
カードローンの審査というとお金に関する項目だけ見るイメージがありますよね。だからこそ「年収が高ければ借りやすい」という印象が強いのだと思います。
しかしそんなに簡単なものではない!?審査項目。次のトピックでも意外な項目をご紹介します。びっくりされる方もいるかもしれませんね。
何も携帯電話や固定電話に限った話ではありません。
ほかにも「こんな項目も審査対象になるの!?」と思わず驚いてしまうかもしれない部分まで、審査の対象に入っていたりするんです。
「ここまで!?」という部分もあるのでちょっと恥ずかしいと思うかもしれませんが、これもお金を借りる上で大事な情報。
なんと、カードローンの審査なのにこんな項目もチェックされるんです。
どうしてカードローンの審査に必要なのか?そしてどのように評価されるのか?をさらに詳しく見ていきましょう!
次の項目である「持ち家か借家か」という部分と非常に深く絡んでくる項目です。
ワンルームに住んでいるのか、それとも2LDKのアパートなのか、3LDKのマンションなのか、はたまた一戸建てに住んでいるのか…。
ある程度住んでいる環境からその人の経済状況であったりが見えてくる…というのは間違っていません。
大きく取り上げられない部分ですが、居住環境を見ることによって「経済的にゆとりがあるかどうか」をチェックします。
部屋数だけで判断することはありません。ワンルームといっても、高層マンションの最上階でしたら100畳超えのワンルームがあったりしますものね。
また、同居家族もチェックの対象です。「実家に住んでいるのか、それとも独立しているのか」はカードローンの審査の上でちょっとしたポイントになります。
なぜなら、実家に住んでいる人と一人暮らしの人を比較した場合、同じお給料をもらっていても自由に使えるお金(経済的な余裕)が変わってくるからです。
お金に余裕があることが多い、実家住みの方の方がカードローン審査では「きちんと返済してくれそう」ということで有利に傾く傾向にあります。
あとは居住年数もポイントになります。特に一人暮らしの場合、居住年数が短いと「すぐ引っ越しする人=逃げてしまう人なのでは?」と思われることもありますので注意が必要です。
続いて、お家は持ち家なのか、それとも借家なのかもしっかりとチェックが入ります。
こちらは居住環境よりも重要と言えるかもしれません。不動産は資産にもなりえるものですから、さすがにカードローンの担保として扱うことはないものの、やはり持ち家がある方が有利ですね。
…というのも、持ち家ですと簡単にその家を手放すことが出来ないからです。
対して、借家、つまり賃貸に住んでいる場合、契約更新月に更新をしないで別のところに引っ越すことも簡単に出来ますし、少々お金がかかっても強引に引っ越すことも出来ます。
家を手放すことが出来ない(やりづらい)ということは、引っ越す可能性は低いということ。となると、仮にお金を返してくれなくなっても、最悪家を訪ねてお金を取り立てることも出来ないわけじゃありません。
そのため、持ち家と借家ですと、持ち家の方が評価が上がるんですね。
とはいえ、家族名義の持ち家ですと本人は家を出ればいいだけですから、自身の持ち家に比べると評価に影響しませんのでご注意を。
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担保の有無でローンを徹底比較!カードローンのメリットとは?
家族構成までもがカードローンの審査の対象になります。
さすがにこれは関係ないのでは…?と思う方も多いと思います。が、入るんですよね…。
こちらは先程の「居住形態」や次の設問である「未婚か既婚か」という点ともかなりしっかりと絡んでくるのですが、大体以下のいずれかに分類されるかと思います。
この中でやはり強いのは「家族と同居」している方ですね。
その理由は、ここまで読んでくださっている方であればなんとなくお気づきかもしれませんが…言い方は悪いですが「逃げにくい」からです(笑)。
家族と同居している限り、借りたお金の踏み倒しをしても逃げ切るのは難しいと思えるのは当然のこと。
よって、一人暮らしの方に比べると同居の家族がいる方の方が「きちんとお金を返済出来る、仮に出来なくても逃げられることはない」と判断できるわけですね。
そして、「既婚か未婚か」という非常にデリケートとも言える部分にまで言及されてしまいます。
なぜ既婚か未婚か、という部分も審査のポイントになるかというと「自由に使えるお金」にあります。
先程一人暮らしの方と実家暮らしの方でしたら(独身の場合)、後者の方がお金に余裕があるため審査で有利な傾向にある、と書きました。
それと同様、同じお給料の方の場合、未婚の方が既婚よりも自由に使えるお金が多くなるのは自明の理です。
そのため、独身の方の方が審査でちょっと有利になります。とはいえ既婚だとダメなんてことは全くありませんので、特別心配する部分ではないでしょう。
ここまでご紹介しました項目は、やっぱりお金とは直接関係がないように思えます。しかしながら、いずれの項目も
の2つのどちらかを測るための項目だとおわかりいただけたのではないでしょうか。
一見的外れのように見える項目でも、実は深~い理由があったんですね。
…とはいえ、当たり前ですがこれらの項目で大きく審査結果を左右するわけではありません。
審査の中で不利に傾いている方、例えば一人暮らしで引っ越したばかりであってもそれが理由で審査に落ちることは基本ない、と思っていただければいいでしょう。
それでは、どういった項目が審査に大きく影響してくるのでしょうか?それはこちらです!
こちらは先程に比べると「なるほど、たしかに」と納得出来る部分が多いのではないでしょうか。
これらの項目ははっきり言うと評価に直結する項目ばかり。なぜそこまで重要視されるのか、1項目ごとに解説していきたいと思います。
まずは年齢です。当然ながら、年齢は審査の結果、及び借り入れ金額に大きな影響を与える項目と言えます。
利用条件にも必ず年齢は記載されています。「満20歳以上」は大抵のカードローンで共通していますが(労働金庫のカードローンなど、稀に18歳以上で借りられるところもあります)、上限年齢は結構幅があります。
消費者金融でしたら満69歳まで、銀行系カードローンでしたら満62~65歳まで、満55歳までなどもっと厳しい条件のところもあります。
申込時の年齢が高ければ高いほど、「新規借り入れが不可能な年齢」に近いことになります。例えば消費者金融「アイフル」の場合、満69歳まで申し込めますが、新規で借り入れが可能なのは満70歳までとなり、あとは返済しか出来ません。
また、現在の日本では定年が60歳~65歳程度となっているため、年齢を重ねるごとに収入は落ちてしまいます。さらに、病気などの健康面の心配も出てきます。
老後の心配のようになってしまっていますが、カードローンにおいてもそのような部分は「考慮」されてしまいますので、年齢が高いと審査に通りにくくなったり、通っても利用限度額は少額に抑えられるかと思います。
それなら20歳くらいと若ければいいのか!ということになりますが、若ければ若いで収入が少なめですので、これまた審査に可決しても利用限度額は低めの傾向にあります。
30代~40代といった、いわゆる「働き盛り」な年齢の方が一番限度額も高く、審査に通りやすいと言われていますね。
そして年収です。年収ははっきり言うと、ダイレクトに利用限度額に影響してくる項目です。
なぜかというと、「貸金業法」という法律の中の「総量規制」にて、「年収の3分の1を超える金額を(申込者に対して、お金を貸す側は)貸してはならない」と定められているからです。
いくら「返済は必ずしますのでお金を貸してください!」と言っても、年収の3分の1を超えてしまうとお金を貸した会社側が罰則を受けるので貸せない、というわけですね。
とはいえ、この総量規制が適用されるのは「消費者金融」や「クレジットカード会社」のカードローンのみで、銀行ほか金融機関のカードローンには適用されません(総量規制の対象外、と言われます)。
だからといって年収の3分の1を超えて貸すケースは非常に少ないです。なぜなら、たくさんお金を貸したところで返済してもらわなければ意味が無いから…ですね。
なので、どこのカードローンであっても大体総量規制くらいが目安になります。…となると、自分の年収によってほとんど借り入れ出来る金額が決まっているといっても過言ではありませんね。
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どんなリスクが?カードローン契約時に収入の嘘をつくデメリットとは
続いて職業・職種、そして雇用形態です。これは年収や年齢といった項目に比べれば影響は少なめですね。
とはいえカードローンの審査に強い職業があるのも事実です。
トップは「公務員」です。収入が安定しており、また離職率(転職率)も低めなことから非常に「安定した職業」と評価されていますので、かなりカードローン審査では有利です。
また、弁護士や医師などの職業も安定して有利…と言われていますね。
逆に評価でマイナスとなりやすいのが「自営業」の方です。自身で事業をしている場合、決まった額のお給料をもらっている人に比べると「不安定」と見られがちです。そのため、「アルバイト・パート」と同じくらい評価が低いところもあるくらいです。
しかし営業年数が長い(5年以上など)ことがわかるような書類を提出すれば、評価が覆ることもあるでしょう。また、先程有利な職業とした弁護士や医師の場合は、自営業(開業している)でも大きく評価は変わりません。
雇用形態は当然ながら、
の順で、右に行けば行くほど不利となっていますが、アルバイトやパートの方でも安定して働いていれば問題なくお金を借りることが可能です。
勤務先の項目も、職業・職種と同様、「勤務先が悪いから落とす!」という一発アウトがある項目というわけではありません。
ただ、やはり大企業の方が「安定性」という面で評価はよくなりますし、小さい企業になればなるほど評価としては残念ながら低くなっていきます。
カードローンで重要視されるのは「安定してお給料をもらえているかどうか」なので、そこに関わる項目はしっかりとチェックされます。
企業名・社員数といった勤務先の情報をしっかり記載しなければならないのもそこに理由があるというわけです。
同じ会社にどれだけの期間勤務しているかを表す「勤続年数」。これはカードローンの審査の上でかなり重要な項目と言われています。
対して勤続年数が短いと収入が安定していないと評価され、カードローン審査に通りにくくなってしまうんです。
仮に同じ年収であっても、勤続年数の違いによって以下のように評価が変わることも珍しくありません(当然ながら、全ての会社においてこのような評価を下すわけではありません)。
勤続年数 | 評価・審査結果など |
---|---|
1ヶ月未満 | かなり厳しい。審査落ちすることも。 |
3ヶ月 | ギリギリ最低ライン。借りられても限度額は低め。 審査落ちする可能性も十分にある |
6ヶ月 | ここでもまだ怪しめ。バイト・パートなら可能性あり? 利用限度額が低めになる可能性も高い |
1年以上 | 勤続年数が理由で審査落ちになることはない。 このあたりがマイナス評価のないボーダー |
3年以上 | 盤石。マイナス評価は絶対にない。 プラス評価になる可能性もある |
カードローンの審査に落ちる要素を少しでも減らしたい、と考えるのであれば勤続年数は非常に重要!
1ヶ月差でも評価が大きく変わる項目なので焦って申し込むより待つほうがいい、ということも。
そのため、転職を繰り返すような人はカードローンにおいてかなり不利な立場となりますのでご注意くださいね。
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カードローン審査基準を解説!勤務先(勤め先)や勤続年数との関係
他社からの借入件数、これもとても重要なポイントです。この場合、住宅ローンや車のローンなどは換算せず、「他社でのカードローン利用件数(契約件数)」と思っていただければOKです。
なぜこれが重要なのかというと、件数が多ければ多いほど「お金に困っているのでは?」と判断され、審査において不利な評価を受けるからです。
借入件数は他に1~2件くらいならまあ問題はありませんが、3~4件ともなると不利になり、5件以上ですとかなり厳しくなるでしょう。
加えて、
と法律にて決められていますので、書類面でも少々面倒になります(銀行系カードローンの借り入れは上記件数に含みません)。
借入件数が多いと、それだけ毎月の返済の負担も大きいということですから、お金を貸してもきちんと返済してくれるかわかりません。この点からも借入件数が多いと審査で不利になりますね。
もう利用しないカードローンは早めに解約しておくことをおすすめします。
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カードローン履歴が全部ばれる!?信用情報の審査への影響とは
他の項目と違い、これがあったら一発で審査落ちになるもの。それが「事故情報」です。事故といっても交通事故ではなく、金融事故という「お金に関する事故」です。
具体的には
このような経験をしている場合、一発アウトの可能性が大!です。ちなみに本人が行った(起こした)場合のみが対象で、ご家族が上記のいずれかに当てはまっていても影響はありません。
こういった金融事故を起こしていると「信用情報」という、審査の中で必ずチェックされる大切な情報に「この人は金融事故を起こしています」といった旨の情報が記載され、5年~10年の間お金を借りられなくなってしまいます。
この状況がいわゆる「ブラック」です。こちらの単語の方がピンとくる方もいるかもしれませんね。
ちなみにブラックの場合は、どういった理由であっても…例えばカードローンが原因ではなく住宅ローンの返済が滞ったなどの理由でブラックになったとしても、「ブラック」であるだけですべての借り入れが出来なくなります。
加えて、クレジットカードの利用や新規作成も出来なくなり、「現金主義」を余儀なくされてしまいます。
この事故情報があるだけでいくら収入が多くても、勤続年数が長くても「金融事故を起こしているからアウト」になってしまいますので注意が必要です。
年収や年齢といった「当然重視されるべき」な情報はもちろんですが、既婚か未婚か、誰と住んでいるかといった情報までもがクレジットカードの審査につながっている…というのはいささか驚きですね。
カードローンの申し込みの際、入力・記入する項目が多く「これは何に必要なの!?」と思ったことがある方もいたと思いますが、ひとつひとつの審査項目を紐解いていくと、「確かにこういうことがわかるかも」と納得出来ることばかりではないでしょうか?
自分を見透かされているようで恥ずかしい、ちょっと怖いと感じられる方も中にはいるかもしれませんが、あくまで審査のため。
今後カードローンなどに申し込みをすることがあれば、「なんでこんなことを聞くんだろう?」という質問があった時、「もしかしてこれを判断するために必要な項目なのかな?」と考えてみると面白いかもしれませんね。
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