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これは本当にお得かも!十八銀行カードローンをまるごと解説する

銀行カードローンは大きい限度額や金利面から有利だとされます。こういった視点で考えて、都市銀行を選ぶ方も少なくありません。

しかし、地方に根ざして営業する銀行もあり、それぞれに創意工夫を続けて進化を続けているので、もはや簡単に都市銀行の方が有利とは言えないようです。

今回はそのような比較的新しいカードローンの中でも、便利さとお得さを追求していると、評判の高い十八銀行カードローンについてとりあげて解説いたします。

確かに便利!十八銀行カードローンが攻めてるポイントはこれだ

十八銀行カードローンを紹介している公式ページがありますので、そちらを見ていただければ概要はおわかりいただけるでしょう。

事細かな内容については、公式のページをご確認いただくものとして、ここではポイントを絞って、どのようにお得なのかを解説してみたいと思います。

こんなに簡単になった「来店不要のスピード審査」って利用の手順

十八銀行が提示している手順は、審査の申し込みから始まり、出金して利用するまで以下のように5段階になっています。

  • 審査申し込み
  • 審査結果の連絡
  • 必要書類をFAX、または郵送
  • カードが郵送される
  • ATMから出金

審査の申し込みがホームページから利用できるようになっており、24時間申し込みが可能です。しかも…。


十八銀行に口座がなくてもカードローンの申し込みができます。

その後、審査が可決であれば次の手続きに移ります。提出する書類は「カードローン利用申込書兼保証委託依頼書」と以下の本人確認書類ということです。

カードローン利用申込書兼保証委託依頼書はホームページ上にリンクが用意されていて、簡単にダウンロードできますので、自宅で印刷して記入が可能です。

そして本人確認書類は以下のものを使用できます。

  • 運転免許証
  • パスポート
  • 住民基本台帳カード(写真付き)
  • 健康保険証

健康保険証を使用する場合は、住民票の写しまたは、現住所の記載がある公共料金の領収書が別途必要になるので要注意です。

【こちらの記事も参考にどうぞ!】
保険証のみでOK?カードローンの必要書類をチェックしよう!

毎月の返済が肝心だから!「2000円から月々の返済」

限度額ばかり大きくても決して使いやすいカードローンとは言えません。カードローンの使いやすさを考えるためには返済支払いの方法も大切なポイントです。

返済方法が面倒だったりすると、毎月のことですから結構な負担になってしまうこともありがちです。この点、十八銀行カードローンは画期的な工夫をしています。

キャッシング残高に応じて返済額が変動すること。そしてATMからの返済に加えて、口座振替による返済に対応していることなどを挙げられるでしょう。

中でも2000円以上10万円のキャッシングであれば、毎月の返済額が2000円と設定されていますが、この返済額は業界内でも最低に近いものです。

もちろん定額返済以外に、任意の金額を返済できますので、余分に利息を払う結果を避けることができます。

もはや印鑑は時代遅れ?「契約手続きに印鑑が不要」です

簡単な手続きとはいっても銀行などの契約に印鑑は必須のはずでした。ところが、十八銀行カードローンではその点を乗り越えてしまったと言えそうです。

申込書をダウンロードして記入内容の案内を見ても、そこには印鑑押印の指示が見当たりません。本当に印鑑を押す場所が用意されていないのです。

署名の欄に自著という但し書きが添えられており、印鑑に代わって自著が求められています。

印鑑は昔から日本人に馴染みのあるものであり、保守性が強い銀行にあって、署名をもって印鑑に代えるのは、時代の先端を意図しているようにさえ思えます。

まだまだある!十八銀行カードローンだけのメリット

これら以外にも特徴的な魅力を持っているところが、なんともすごいと感心させられてしまいます。

利用資格としての上限年齢が満70歳未満とされていたり、つまり69歳なら新規に申し込みできるというのですから、他の金融機関と比較するまでもなく、条件が大きく緩和されています。

収入条件として特記すべきなのは、本人収入でなくても配偶者収入による利用が可能だとされている点です。これは銀行カードローンだからこそ可能なことであり、消費者金融のまねできないところでしょう。

これらに匹敵する好条件をそれぞれ持っているカードローンを探せば、見つかるかも知れませんが、これだけの条件を揃えたカードローンとなると、数はぐっと少なくなります。

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何歳から何歳までOK?気になるカードローンの年齢制限に迫る!

これを知らないでは困る!審査の難易度を決める要因はここにある

銀行カードローンの審査は難しいというのがかつての定説でした。難しいというよりは、煩雑で多くの手続きを必要としたのです。それが時代とともに変化してきたようです。

銀行カードローンの審査を銀行がしないのがトレンドになった

現在は銀行が独自に申込者の状況を審査する時代ではなく、外部の保証会社に業務委託することで、利用者に対する判断を適正にしようと考える銀行が普通になってきました。

有利な銀行カードローンの利用を難しいものにしてきたのは、確かに銀行の審査に一因はあったといえます。それは銀行に消費者に対する知識が蓄積されていなかったことによります。

一般利用者である消費者に対するノウハウの蓄積を活用できる保証会社に審査業務と保証業務とを委託することで、審査に関する手続きが簡略化できます。

銀行カードローンの審査は簡単になったという評価がある一方、より厳しい審査が実施されているのだという意見も聞かれます。これらの意見のどちらが一方的に正しいという結論は出ないでしょう。


しかし、審査をする保証会社を知る必要があります。

それは銀行ではなく保証会社によって審査がどのようなものであるかを判断できるからです。

エム・ユー信用保証株式会社の保証を得られるために必要な知識

商品説明書によれば十八銀行カードローンの審査を担当しているのはエム・ユー信用保証株式会社です。

この会社は平成25年に三菱UFJ銀行アコムが共同で設立し、MUFGグループに属しているアコムの子会社です。

従ってMUFGグループからローン・保証のノウハウを継承しているしっかりした保証会社です。銀行と消費者金融のノウハウを同時に継承しているので、従来の銀行の審査のような煩雑さを避けることができるのでしょう。

多くのカードローンやフリーローンの審査を担当しています

エム・ユー信用保証株式会社が取り扱っているのは2017年2月時点で、地方銀行を中心にしてカードローンが24行、フリーローンが12行になっています。

これらの多くのカードローン・フリーローンが一社に審査を委託することで共通した基準で評価でき、また迅速な判断を可能にしています。

多くの保証件数を引き受けることで、審査基準は容易に平準化されるはずで、この意味では偏りのない審査結果を期待できるのも当然でしょう。

実際、今までは申し込むタイミングで結果に大きく違いが生じることも報告されていましたが、申し込み時期による不測の影響は回避できるかも知れません。

消費者金融系の保証会社だからと緩い審査を期待するのは大間違い

アコムの子会社ですから、確かにエム・ユー信用保証株式会社は消費者金融系の保証会社です。しかし、消費者金融系だからといって審査が緩いと判断するのは早計でしょう。

多くの地方銀行のカードローンの保証を引き受けて、各地の特有の状況を把握できており、都市銀行から地方銀行、そして消費者金融までのノウハウを統合していると考えなければいけません。


つまり、平準化して偏りのない審査であっても、それは緩い審査では決してありません。


その意味では、利用経歴上の事故に対してはいままでの銀行以上に厳しい評価を覚悟しなければならないでしょう。

日本では事故に関する個人信用情報は、消費者金融系の機関で5年、銀行系機関では10年間保存されることになっており、その期間を経過すると一般的に参照できなくなります。

しかし、当事者となった金融機関では独自に情報を管理していると考えられます。従って直接関係している金融機関では事故情報の保存に期限はありません。

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銀行の方が「審査甘い」は本当?近年のカードローン事情と融資問題

背景から考えれば分かってくる!株式会社十八銀行はこんな銀行

北に勢力を持つ地方銀行と住み分けつつ、長崎県長崎市に本店を構える南の地方銀行、それが十八銀行でした。本店・出張所を含めて99店に上る営業所を展開しています。

都市銀行は有名で大規模であることが特徴です。それに対して都市銀行ではない地方銀行という認識では正確に物事を判断することなどできないでしょう。

地方銀行は中小の都市銀行だと考えていると失敗します

地方銀行であればこそ、経営方針がダイレクトに表現されると期待できるからです。地方銀行にとって経営方針は重要です。


十八銀行は現在、経営統合を目指して調整中です。

より大きな資本体系を形成することによって、資金的に都市銀行にひけを取らない体制を企図しています。具体的には来年に他の地方銀行との合併を計画しているようです。

十八銀行が個人向け融資に力を入れているのはこんなこと

何よりも統合を計画した上で、個人向けリテール融資の拡大を目指している点に注目しましょう。個人向けリテール融資とはつまり、十八銀行カードローンとフリーローンの提供です。

そのために十八銀行では次の3つに力を入れているようです。

  • 「ローンプラザ」の人員増強
  • 渉外行員がタブレットを携行
  • 融資審査の迅速化

「ローンプラザ」はじっくりと相談できる場を提供するのを目的として福岡と長崎県内に開設されています。県内のプラザはフリーコールを開設しており、営業時間も長めになっています。

渉外行員がタブレットを携行することによって、より迅速・正確な相談が可能になると期待できるでしょう。ひいてはそれが融資審査の迅速化につながっていくということでしょうか。

十八銀行の努力!地域銀行との連携によって未来を開く

地方銀行のカードローン利用でネックになりがちなATMも店舗数から見て十分でしょうし、コンビニなどに設置されているATMも利用可能になっています。

九州ATMネットワーク
九州内の銀行とATMの相互解放協定を結び、この協定に参加している銀行のATMから平日営業時間内の出金の場合、利用手数料無料などと優遇されるようになっています。

銀行の営業地域に居住・就労している限りは、不満はないだけの端末が用意されているわけです。こうなると都市銀行とは異なった評価基準で考えなければなりません。

地域型都市銀行とでも呼ぶべき地方銀行を形成しようと試みているように思えます。蓄積された地域のノウハウを活用することでむしろ従来の都市銀行では提供できないサービスの品質を達成するのではないでしょうか。

本当に使える?借り手目線で評価して分かるメリットとデメリット

ここで確認のために十八銀行カードローンのスペックを掲示しておきます。スペックは次のようになります。

利用限度額 10万円以上800万円以内
金利 2.0%~14.6%
年齢条件 満20歳~満70歳未満
収入条件 安定した収入があること
地域制限 長崎県・福岡県・熊本県・山口県に居住・就労していること

以下、確認という意味も込めてポイントを押さえてメリット・デメリットを解説したいと思います。

本当か?最高限度額800万円なら十分に大きくて安心できる!

最高限度額800万円は一部の大手銀行のものを別にすれば、業界最高金額レベルであるのはまちがいありません。

しかし、800万円のカードローンに申し込んでも、まず審査にそのまま通ることはありません。それは収入などの返済能力を算定した結果から判断されることだからです。

確かに、銀行カードローンは貸金業法の対象外ですから、年収の3分の1までという制限はありませんが、だからといって無制限に提供してくれるわけではなく、むしろ銀行法の方が厳しいのです。

つまり最高限度額は申し込み可能の金額に過ぎず、これが表しているのは提供している十八銀行の資金力が十分であることなのです。

ここに注目!「原則収入証明不要」は驚きのポイント

銀行によっては、申し込み金額300万円まで収入証明書が不要というところがありました。申込書に記載する収入に対するエビデンスを配慮しなくても大丈夫な金額ですから、審査への自信を表すのでしょう。

十八銀行カードローンでは、申込金額に対する制限が取り除かれています。これは度胸がいるように思いますが、保証会社が請求した場合は提示しなければなりません。


つまり収入証明が不要であることで、収入に虚偽申告できるわけではないのです。

むしろ申し込む時点では、収入証明書は不要だと思っていると、突然の請求になるので、まごついてしまうかも知れません。ここは不要だと思いながらも事前に用意しておく方が賢明な判断でしょう。

【こちらの記事も参考にどうぞ!】
カードローン源泉徴収票を用意したのに収入証明書不要って何故?

気をつけて!「毎回の返済額が低い」だけでは安心できません

十八銀行カードローンのメリットの一つは10万円以下のキャッシング残であれば、毎月の返済最低金額が2000円という少額になるということです。

毎月の返済が2000円と言われれば、いかにも返済にかかる負担が少なく家計も大助かりだと考えてしまいます。

しかし、ちょっと待ってください。返済支払いはキャッシング利用残が0になるまで継続します。その間、一定の金利が掛かっていることに気づいてください。


キャッシングローンの利用は、元金と返済期間の長短で総支払手数料が決まります。これは十八銀行カードローンでも同様です。

もし金利14.6%で10万円を利用して毎月2000円の返済を続けたとしたら、完済に掛かる期間はなんと、6年と半年に及び、総支払い利息は50,000円を超えます。

いくら金利が低くても、完済までに時間が掛かってしまうと、その期間に支払う利息は積み上がってしまい、決して賢明とは言えない利息を支払う結果を招きます。

ですから毎月の定額返済以外に、余裕があればできるだけ早い時期に返済額を増額して完済に必要な期間を短縮するようにしましょう。

また「十八銀行との取引がなくてもOk」は返済の時に大きなデメリットを生じかねませんので注意が必要です。

出金と入金とではATMの利用条件が異なります。ですから、入金(つまり返済)の時にATM利用手数料が必要になる場合があるのです。また利用できるATMも制限を受けるようです。

利用に必要な手間や手数料なども含めて検討する必要があるという結論になり、できれば銀行に口座を持っておく方がなにかと有利になるのは言うまでもないでしょう。

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はたして実行可能かが疑問!「即日利用可能」という言葉に要注意

手続きが最速で進んだとしましょう。それでも即日利用するには問題が残ります。それがキャッシングカードの郵送です。

カードローンは基本的にキャッシングカードを発行してもらってからATMを利用して出金しますから、キャッシングカードが手元になければ利用できません。

この問題を回避するために、十八銀行カードローンでは振り込み融資が可能になっています。つまりキャッシングカードが手元に届かなくても利用できるというわけです。

それでも振り込みによるキャッシングを利用したとしても、余分に時間が掛かってしまったり、取り扱い時間の制限が関わったりして思うようにキャッシングを利用できない可能性が残ります。

カードローン利用法の原則に照らせば、いざ必要になる前にキャッシングカードを手元に用意しておくことが前提になります。

切羽詰まってからカードローンに申し込む事態は、決してお勧めできません。いくら有利に設定されている十八銀行カードローンであっても、せめて期日的な余裕をもって利用申し込みにしたいものですね。

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