東和銀行にはとんとんと呼ばれるカードローンが有ります。とんとんの借入はATMからのみとなっている為、銀行振込による融資の利用を考えている場合にはその点を見落とさないように注意しなければなりません。
とんとんの申込みでは、安定収入が前提になりますが、専業主婦の場合には申込みができることになっています。ただし、東和銀行は地方銀行の為営業地域が決まっており、この地域内でなければ申込みができません。
とんとんの場合、返済はATMからの入金しか用意されておらず、自動引落しができないため、返済忘れが起こりやすく、また返済額が他のカードローンに比べ若干高額になっている為、返済には注意しなければなりません。
とんとんでは審査において利用者の信用評価によって利用者毎の融資上限である極度額と金利が決められます。
ただし実際に利用できる金額と言うのは極度額内で決められることになる利用限度額となり、状況によって増減が有るため注意が必要です。
とんとんの借入れはATMでの借入れに限定されており、他のカードローンにあるような銀行振込による利用ができないため、まず自分の利用場面を考えて銀行振込を使う前提の場合には注意が必要です。
とんとんで融資を引き出せるATMは東和銀行のもののほか、セブン銀行等のものが利用できます。ただし、提携先によっては利用手数料がかかることになるので、通常は東和銀行のATMを利用できるほうが有利な利用ができるでしょう。
東和銀行は群馬県にある第二地方銀行でとんとんというカードローンを提供しています。そこで利用者が気になるのが幾らまで借りられて、金利はどうなっているという点でしょうから、まずそのあたりから調べていくことにしましょう。
次の表はとんとんの極度額と金利を纏めたものです。
極度額 | 金利(年利) |
---|---|
10万円以上100万円以内 | 14.6% |
110万円以上200万円以内 | 13.0% |
210万円以上300万円以内 | 11.0% |
310万円以上400万円以内 | 6.8% |
410万円以上500万円以内 | 3.9% |
極度額は10万円単位で設定され100万円までは14.6%の金利になりますから、申込みをした殆どの人にはこの14.6%の金利が適用になっているものと考えられます。
金利から見ると、一部を除いて多くの銀行のカードローンとそれほど変わらず、500万円の極度額としては、有利な部類に入るカードローンではないかと考えられます。
ただし審査で極度額が決められても、この極度額まで借入れできるのかと言うとそうではありません。
極度額の範囲で利用者がいくらまで借入れできるのかを表す利用限度額が決められ、その範囲でしか融資はされません。
この利用限度額は定期的に見直しが行われて、利用状況によっては極度額一杯まで利用出来るようになったり、場合によっては0になってしまったりするので、極度額と利用限度額には注意が必要です。
このように極度額と利用限度額と言う言葉の使われ方は金融機関によって微妙に違いが有るため、説明を読むためには予めその言葉の意味を理解してから読むようにして下さい。
極度額一杯まで借りられると思ったら利用限度額は低額だったという可能性も有るのです。
もう一つ金融機関によっては貸出限度額と言う言葉を使っている場合が有りますが、これはそのカードローンでの貸出上限を表すもので、例えば本文で説明しているクイックパワーで言えば500万円ということになります。
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次にとんとんはどのように融資を借入れするのかについて調べておきましょう。
とんとんの借入方法は指定されたATMから専用のローンカードを利用することによって融資を引き出すことができます。
他のカードローンにあるような銀行振込による融資は原則としてありませんから、銀行振込での利用を予定している場合には別を探さなければなりません。
ただし、契約後すぐに利用する場合には、ローンカードはまだ受け取れない状態が想定されますから、その時点だけは50万円まで指定した口座に振り込んでもらうことができるようになっています。
最近では即日融資が普通に行われるようになっていますので、東和銀行でもなるべく早く融資ができなければ利用者が集まらない可能性も有るため、苦肉の策として最初だけ銀行振込の利用ができるようしているということでしょう。
とんとんで利用出来るATMは次のようなものになっています。
東和銀行は比較的小規模な銀行のため沢山の提携関係を持っているので、詳細については直接東和銀行に確認して下さい。
ただしこれらの提携ATMの中には常時あるいは一部時間にはATMの利用手数料がかかることが有るため、利用方法についても十分検討しておかなければなりません。
手数料など大したことはないだろうという人もいますが、少額の借入れの場合には利息よりもATMの利用手数料のほうが高くなるということも有り得るため、いくら少額と言ってもちょっと対策を考えたほうが良いような気がします。
とんとんの利用を考える場合にまず確認しておかなければならないのが申込条件です。申込条件には年齢制限や収入条件が付けられている為、これを満たしていない場合には、申込みをすることはできません。
原則としては月々安定した収入が求められますが、専業主婦の場合には収入が無くても申込みができますし、その他収入が少なく他では申込めないようなパートやアルバイトでも申込む事が可能になっています。
また東和銀行は地方銀行ということも有り、営業地域が決まっている為、その範囲内に居住しているか勤務先が無ければ申込条件を満たすことができません。
ただし東和銀行は一部を除いて関東を殆ど営業地域にしているのでかなり大勢の人が利用できるはずです。
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ではとんとんは具体的にはどういった人たちが申込めるのでしょうか。カードローンにはそれぞれ申込条件が決められていて、それを満たしていなければ申込みを行うことができませんから、まずこの点を確認しておかなければなりません。
とんとんの申込条件は次のようになっています。
年齢制限の上限である65歳と言うのは現在では65歳以上でも働けるようにしようという機運が高まっている状況では少し物足りない制限になっているので、もう少し高齢まで借りられるようにしてほしいものです。
最後の東和銀行の基準を満たしているというのはどういった基準なのかははっきりしませんが、要するに審査基準を満たすということなのでしょう。
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申込条件では安定収入が要求されていますが、収入が無くても専業主婦の場合には申込みができる事になっています。
専業主婦と言うのは自分には収入が有りませんが、家計を管理していてお金の融通はできると判断していると思われます。
また専業主婦と並んでカードローンの借入れが難しいと言われるパートやアルバイトの場合も申込みが可能になっているので、こういった職業に就いていることの多い主婦にとってはとんとんはありがたいカードローンと言えるかもしれません。
さらにカードローンでは申込みができたとしても、なかなか借り入れまではできない自営業者も、やはり申込みが可能な上に比較的利用できている場合が多いと言われています。
こういった申込条件や審査結果を考えあわせると、とんとんの審査はそれほど厳しいものではないことが予想できます。
借入れできるとしても、殆どの場合には配偶者に安定収入が有って、配偶者の了解が有る場合という条件になっています。しかも融資額には特別の決まりが設けられていて多くが専業主婦の場合には50万円までとしています。
本文で紹介している東和銀行の場合は珍しく配偶者の収入と言う条件が明記されておらず、専業主婦でも単独で申込みができるということになります。もちろん内部規定で条件が付けられる可能性はありますが、専業主婦には申込み易いでしょう。
ただし、地方銀行の厄介なところは営業地域が決ってしまっていて、その地域内に居住あるいは勤務していなければ申込むことができないことです。申込みを考える場合にはこの点についても確認しておかなければなりません。
東和銀行の営業地域は次のようになっています。
実際に利用を検討する場合には居住地あるいは勤務先地域に東和銀行の本支店が有るかどうかを確認してみてください。店舗が有ればとんとんの申込みができるはずです。
こういった点についても良く検討する必要が有るでしょう。
カードローンの申込方法は通常消費者金融のほうがたくさん用意され、銀行では比較的絞られる傾向が有りますが、東和銀行の場合には、様々な方法があり、消費者金融並に用意されているので、自分の申込み易い方法が選べます。
ただし通常ならカードが届かないうちでも銀行振込によって利用することができますが、とんとんの場合にはATMしか融資を引き出す方法が有りませんからカードが郵送されてくるまでは利用することができません。
申込みに必要な書類と言うのは、本人確認書類と収入証明書が必要ですが、収入証明書は極度額が300万円までは必要が有りませんので、ほとんどの人については本人確認書類を用意しておけば良いはずです。
ではいよいよ申込みを行うことを考えていくことにしましょう。まずとんとんの申込方法を調べてみましょう。とんとんには次の5つの申込方法が用意されています。
最近ではパソコンやスマホを利用して申込む人が増えていてその他の方法についてはあまり利用されることはないようですが、パソコンやスマホの操作に慣れていないのであれば、確実に自分でできる方法を選べば良いのです。
このあと審査結果が電話で通知されて、審査に通過していれば、契約書類が申込者宛てに郵送されてくるので、契約書を記入し、必要書類を添付して返送すれば申込みから契約までの一連の作業は終了します。
契約の終了後にローンカードが郵送されることになります。
このため、申込みから利用開始までは郵送が何回か挟まってしまうことになり、順調に進んでもかなりの日にちを要することになります。
ただし先ほど説明したように契約の段階で振込みによる50万円までの借り入れを可能にしているので必要が有れば契約書の郵送時にその旨希望を出しておきましょう。
東和銀行としては即日融資は無理にしても、なるべく早く融資を行えるようにしようということなのでしょうが、一連の申込手順中に何度も郵送が挟まるようではいくら迅速に処理しても他のカードローンには早さの点では勝てません。
ホームページの記述もちょっと古さを感じますので、この辺で全体を見直して、もっとインターネットを駆使した申込方法を提供するようにしてはいかがと思います。
とんとんの契約書郵送時に添付する証明書類には次のものが必要です。
次のうちのいずれかの写し
借入希望が300万円を超える場合に必要。
詳細な規定が無いので必要が有れば東和銀行に要確認
実際にこれ等の書類が必要になるのは契約書を返送する時点ですが、その時になって探すよりも予め探しておき、必要な写しを取っておくようにしましょう。
本人確認書類は本来は写真付きのものが良いのですが、運転免許証やパスポートが無い人もいるので、その場合には健康保険証を利用しましょう。有る場合は写真付きの確認書類の利用を勧めます。
また所得証明書は必要無い人が大半なはずですが、自分の返済能力を見極めるために改めて自分の収入というものを確認しておく必要が有るので、提出の要不要を問わず所得を確認しておくようにしましょう。
本人確認と言うのは本人確認書類の確認だけではなく、申込者の勤務先に電話を入れて在席を確認したりして行われています。
返済能力については次の2点が確認されます。
一定以上と言うのは普通に生活をして更に返済が行えるだけの年収が有るかどうかが判断されます。
信用できるかどうかは主に信用情報が参照されて過去にローンや電気料金などの各種支払いが滞ったことが無いかや債務整理などを行っていないかなどが確認されることになります。
これらの審査で問題が無ければ審査通過ということになる訳です。
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とんとんの返済はATMからの入金しかありません。利用できるATMは東和銀行ATMとセブン銀行ATMに限られている為注意する必要が有ります。自動引落しが無いため返済忘れ対策も考えておきましょう。
とんとんの返済方式は残高スライド方式が採用されていて大きな残高になると返済額が大きくなります。利用しすぎてしまうと返済額が非常に大きくなる場合が有り、返済ができなくなることも有るので注意しなければなりません。
特にこのとんとんの残高スライドによると最低でも月々1万円の返済になってしまうので、他のカードローンと比べて、かなり高額となるため、とんとんを利用する場合には、自分の返済能力をしっかり計算してみる必要が有るでしょう。
カードローンは借入れだけでは終わりません。重要なのはその後続くことになる返済を滞りなく行うことです。返済方法は重要な割に当初あまり気にされないので、見逃しがちな点と言えるでしょう。
大手金融機関のカードローンの場合、この返済方法も何通りか用意されていて、利用者が返済しやすいものを選ぶことが可能になっていますが、規模の小さい金融機関の場合には、返済方法が限定されている場合が有るので注意が必要です。
とんとんの場合も返済方法は月々返済日までにATMから入金して返済しなければならなくなっているので、自動引落としなどに比べて、返済を忘れる人が多くなる傾向が有るため返済中は注意しなければなりません。
とんとんの返済で利用できるATMは次の2つです。
借入れするときに利用出来るATMより少なくなるので注意してください。
返済でもう一つ気にしておく必要が有るのが返済方式です。
消費者金融では月々の支払いが元利合計して一定になるようなリボルビング払いが採用されている場合が多いですが、銀行では借入残高を段階的に区切って返済額を決める残高スライド方式を採用している事が多くなっています。
とんとんの場合もこの残高スライド方式が採用されており、借入残高と月々の返済額は次のように決まっています。
返済時の借入残高 | 月々の返済額 |
---|---|
1万円以内 | 全額 |
1万円超50万円以内 | 1万円 |
50万円超100万円以内 | 1万5000円 |
100万円超150万円以内 | 2万円 |
150万円超200万円以内 | 2万5000円 |
200万円超300万円以内 | 3万円 |
300万円超400万円以内 | 3万5000円 |
400万円超500万円以内 | 4万円 |
残高スライド方式の場合返済中に新たな借り入れをすると、返済額が増える可能性が有って、場合によっては返済が苦しくなることも有るので借入に注意して返済額があまり増えないように気を付けなければなりません。
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とんとんの返済で注意しなければならないのは返済額です。先程の表を見れば分かりますが、月々の返済額は最低でも1万円になります。他のカードローンを見ると最近では最低の場合2000円程度になってきています。
こうした中で1万円と言うのはかなり高額の部類に入り、最近では収入が少なくなっていることもあって、安易に利用してしまうと返済に窮してしまう可能性も出てきます。借入れした当初は良かったとしても、利用中苦しくなる可能性も有ります。
ですからとんとんを利用しようという場合には、自分にどの程度の余裕が有るのかをよく見極めておかないと、返済に行き詰ってしまう可能性も有るということをよく覚えておいてください。安易に考えてはいけません。
まず返済日には間に合わないがすぐに用意できるのであれば、遅延損害金は掛りますが、日にちを切って入金を約束しましょう。翌月の返済日頃まで用意が難しい場合には、交渉して当月分は利息分だけにしてもらえる可能性も有ります。
収入が断たれたような場合で、当面返済できないという時には弁護士に相談して、債務整理について金融機関と話してもらう必要が出てきます。
返済できない場合には、そのまま無視をし続けると、差し押さえなどに進む可能性も有るので注意しなければなりません。
ここで東和銀行カードローン『とんとん』について纏めておきます。
とんとんは専業主婦でも利用できるのは良いのですが、返済額が大きいので、あまり大きな借入はしないで、すぐに返済できる程度にしておいた方が無難です。
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