多くのカードローンの申込条件には、返済能力として安定した収入が挙げられていますが、もう一つ重要な申込条件として年齢制限が設定されています。大概の場合は65歳前後が上限で中には70歳未満と言う場合も有ります。
つまり多くのカードローンでは70歳を過ぎるともう申込みができない訳です。しかし関西アーバン銀行のアーバンカードローンというカードローンでは上限年齢が70歳を超える珍しいものになっています。
このように年齢には寛容なアーバンカードローンですが、残念ながら専業主婦の借り入れができないなど制限も有るので、利用にあたっては申込条件や利用限度額、金利、返済方法などを確認してから申込みを行ってください。
関西アーバン銀行にはアーバンカードローンというカードローンがあります。カードローンにはそれぞれ申込条件が決められており、この条件を満たしていなければ、どんなに魅力的なカードローンでも利用することができません。
アーバンカードローンに限らず通常カードローンでは収入要件と年齢制限の申込条件が有りますが、関西アーバン銀行など地方銀行ではこれに加えて営業地域内に居住あるいは勤務していなければ利用できないという条件が加わります。
アーバンカードローンで特徴的なのが年齢制限で、多くのカードローンが上限を65歳程度にしており、高い場合でも70歳程度が上限になっていますが、このアーバンカードローンでは75歳未満となっていて70歳を超えても申込可能です。
アーバンカードローンというのは大阪にある関西アーバン銀行の提供するカードローンです。関西アーバン銀行は第二地方銀行の一つで2004年に関西銀行と関西さわやか銀行が合併してできたもので、現在三井住友銀行子会社になっています。
関西アーバン銀行には一般向けのアーバンカードローンと関西アーバン銀行の住宅ローンを利用している人を対象にした住宅セットローン(カード型)というカードローンを提供しています。
したがってアーバンカードローンと言うのは関西アーバン銀行では誰でも利用できる可能性のある唯一のカードローンと言う位置づけになっており、関西アーバン銀行としてはこのカードローンで収益拡大を狙っています。
住宅セットローン(カード型)については後で触れることにします。
誰でも利用できる可能性が有ると言っても、やはりアーバンカードローンにも申込条件が決められており、この条件を満たしていなければ、申込むことはできませんから、まずはこの申込条件を確認しておきましょう。
アーバンカードローンの申込条件は次のようになっています。
アーバンカードローンの説明資料にはこのように記載されています。
しかし注意が必要なのは地方銀行の場合には、もう一つ気にしておくべき申込条件が有ります。それは営業地域が決まっており、申込みが可能なのは、原則としてこの地域に居住あるいは勤務している必要が有ることです。
アーバンカードローンの場合申込みに当たっては店舗に行く必要はありません。
しかし契約は郵送でもできますが、原則的には店舗に行く必要が有り、状況によっては郵送の利用ができない場合も有るので、支店が近くに無い場合にはお勧めできません。
カードローンを選ぶ場合には営業地域とともに、支店に行く必要が有るかどうかも確認しておき、自分の状況に合わせて申込先を考えることが必要でしょう。
もちろん利用するだけであれば提携金融機関のATMからも利用が可能ですから全国から利用することができるので、問題は有りません。ただし提携ATMの場合にはATMの利用手数料がかかる場合が有るのでその点にも注意が必要です。
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アーバンカードローンの申込条件で注目に値するのは、年齢制限で上限が75歳未満になっている点です。他のカードローンを見た場合、上限年齢は65歳程度の場合が多く、高い場合でも70歳ぐらいが限度です。
このため70歳を過ぎてしまうとカードローンの利用は難しいのですが、アーバンカードローンを利用すれば75歳になるまではカードローンの利用ができるということになり、高齢者には大変有り難いカードローンになっています。
ただし、もう一つの申込条件には安定収入が前提になっていますので、この条件を満たしていなければ融資は受けられません。
アーバンカードローンでは安定収入とは言っていますが、収入源までは指定していないため、学生や年金受給者でも利用することができます。したがって、定年後も年金収入さえあれば、70歳を過ぎても申し込めるということになります。
そこでアーバンカードローンの利用を考えている場合には、次に利用条件を確認しておきましょう。まず利用限度額ですがアーバンカードローンの場合500万円までの融資を利用できる可能性が有ります。
もちろん最初からこんなに高額の借入れはできませんので、高額利用は徐々に増額していくことが前提になります。
もう一つ確認しておきたいのは返済です。アーバンカードローンの返済方式は残高スライド方式というもので借入残高に応じて月々の返済額が決まる方式になっており、リボルビング払いと違って返済額は一定ではありません。
したがって借り過ぎてしまうと返済額が高額になって返済に行き詰ってしまうことも考えられるため利用には十分注意しなければなりません。
ではアーバンカードローンの内容を見ていくことにしましょう。まず利用者が最も気にするであろうということで利用限度額と金利を調べてみましょう。
アーバンカードローンの利用限度額は10万円以上500万円以内となっており、利用限度額と金利の関係は次のようになっています。
利用限度額 | 金利(年利) |
---|---|
100万円以内 | 5.0%~14.4% |
100万円超200万円以内 | 5.0%~12.0% |
200万円超300万円以内 | 5.0%~9.0% |
300万円超400万円以内 | 4.0%~7.0% |
400万円超500万円以内 | 4.0% |
他のカードローンでは利用限度額と金利はもっと明確な関係が有って、ほとんどの場合利用限度額が増えるにしたがって金利は下がって行きます。
しかしアーバンカードローンは100万円以内の利用限度額でも金利は最低の場合5.0%になる可能性が有って、カードローンとしてはかなりユニークな存在と言えるでしょう。
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次に確認しておかなければならないのが返済です。アーバンカードローンには月々返済する約定返済といつでも返済できる随時返済が用意されています。約定返済の返済方式は残高スライド方式と呼ばれるものです。
この方式では借入残高を何段階かに区切って、それぞれ月々の返済額が決まっているもので、借入額が大きくなると返済額も大きくなります。
アーバンカードローンの場合には次のように区切られています。
前月10日の借入残高 | 月の返済額 |
---|---|
1万円以内 | 全額 |
1万円超50万円以内 | 1万円 |
50万円超100万円以内 | 2万円 |
100万円超200万円以内 | 3万円 |
200万円超300万円以内 | 4万円 |
300万円超400万円以内 | 5万円 |
400万円超500万円以内 | 6万円 |
このようにアーバンカードローンの場合、1万円以内の残高を除けば、月々の返済額は最低でも1万円ということになり、最近のカードローンの傾向になっている返済額の低額化の波には乗っていません。
最近では大手銀行でも月々2000円程度の返済額になる様なものが多く家計負担が少ないのですが、1万円と言うのはそれぞれの家庭で考え方は違いますが、家計負担は大きいと言えるのではないでしょうか。
この残高スライド方式と言うのはリボルビング払いに比べて効率の良い返済が可能ですが、利用残高によって返済額が変わりますから、例えばアーバンカードローンでも前月の返済は1万円だったものが今月には2万円と倍増することも有ります。
ですからもしそういうことになってしまうと、家計負担がいきなり大きくなってしまうことになって、返済に窮してしまう場面も出てくることになります。ですから残高スライド方式で返済する場合には借入にも十分注意が必要なのです。
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次に随時返済ですが、随時返済と言うのは、通常は約定返済で返済して行きますが、お金に余裕が有る場合には幾らでも任意の時点で返済できるというもので、その分元本が減りますから、以後の利息を減らすこともできます。
この随時返済では特に金額の指定は有りませんから、1円単位で自分の希望する金額を返済することができます。ですから賞与などの月々の給与以外に臨時収入が入った場合には、この随時返済を利用して一部でも良いので返済してしまいましょう。
もちろん前提としてはあくまで余裕が有った場合ということになります。
無理して返済してしまって、結局お金が足りなくなって新たに借り入れをしなければならないのでは、返済する意味が有りません。
そういった点について十分検討したうえで随時返済を利用するようにして下さい。
アーバンカードローンを申込みたいという人もいると思いますから、申込方法について調べていきましょう。アーバンカードローンの申込みは電話、FAX、インターネットから可能で簡単にできるようになっています。
ただし審査通過後の契約は原則的には店舗に行って行うことになります。ただし、店舗に行くことが難しい場合には郵送による契約書の取り交わしでも契約が可能です。ただし郵送の分時間がかかることになります。
通常高額の利用では申込時に収入の証明書類の提出が要求されますが、アーバンカードローンの場合には、この収入を証明する書類の提出は要求されません。またアーバンカードローンでは専業主婦の申込みはできませんので注意が必要です。
内容が分かってきたところで、次にアーバンカードローンの申込方法について調べてみましょう。
多くのカードローンでは、様々な申込方法が提供されていますが、アーバンカードローンで提供されている申込方法は大変シンプルで、電話、FAXあるいはインターネット経由という3種類しか提供されていません。
申込者はこの3つから申込み方法を選ぶことになりますが、最近ではインターネット経由で申込む人が増えています。
インターネット経由での申し込みでは申込フォームが表示されますから、それに必要事項を入力して、送信するだけですから簡単に面倒なく申込みが完了します。入力に当たっては間違いが無いように注意してください。
このように申込みは支店に行く必要はありません。審査が終了して融資可能ということになった場合には、契約を行うことになります。
カードローンというのは審査が通っただけではまだ利用はできず、どんなカードローンでも契約を交わさなければ融資は行われません。
大手金融機関の場合にはインターネットの利用が進んでおり、この契約もインターネット上で行われることが多くなってきていますが、アーバンカードローンでは契約は原則として店舗に行って行う必要が有ります。
ただし、どうしても店舗に行けないという場合には郵送による契約書類の提出によって契約できる場合も有ります。
多くのカードローンも一昔前までは契約書類の取り交わしを郵送で行っていましたから、この部分についてはアーバンカードローンはまだインターネットを有効に利用してはいないということでしょう。
そのほか注意すべき点を説明して行きましょう。カードローンの申込みには証明書類が必要ですが、アーバンカードローンでは何が必要になるのか確認しておきましょう。通常カードローンの証明書類には次の2種類が要求されます。
本人を証明する書類は必ず提出する必要が有りますが、収入を証明する書類と言うのは借入希望額によっては提出を要求されない場合も有ります。
多くの場合、銀行のカードローンでは200万円から300万円までは収入を証明する書類の要求は有りません。
ところがアーバンカードローンの場合は幾らを希望したとしても、収入を証明する書類の提出は要求されません。
要するにアーバンカードローンの利用限度額の上限は500万円ですから、500万円まで収入の証明書は必要ないということです。
このように面倒の少ないアーバンカードローンですが、専業主婦の扱いには厳しいものが有ります。
アーバンカードローンで利用出来る本人確認書類には次のものになります。
運転免許証やパスポートは持っていない場合も有りますが、健康保険証が利用できますから、ほとんど誰でも用意することは可能と考えられます。
提出は契約時ということになりますが、必要になる書類ですから、申込みを始める前に用意しておくようにしましょう。
特に健康保険証やパスポートの場合にはどこかにしまって忘れていることも有るので、どこかにしまい込んでいて後になって慌てないようにして下さい。。
もちろん原本を提出する訳にはいきませんから、契約に行く場合には、行ってから手間がかからないように、予め写しを取ってそれを持っていくようにしましょう。
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関西アーバン銀行にはアーバンカードローンの他に住宅セットローン(カード型)と言うカードローンが用意されています。この住宅セットローンと言うのは関西アーバン銀行で住宅ローンを利用している人が有利な金利で利用できるものです。
この住宅セットローン(カード型)を利用する場合にもやはり申込条件が有り、通常の収入条件や年齢制限に加えて住宅ローンの利用あるいは利用予定が有る場合に申込みがでますが過去にローンの返済などに問題が有れば借りることができません。
返済方式はアーバンカードローンと同じように残高スライド方式が採用されている為、やはり借り過ぎると、返済額が膨らむことになって、この場合には住宅ローンの返済も重なりますから、特に注意しなければなりません。
最後に関西アーバン銀行で提供しているもう一つのカードローンである住宅セットローン(カード型)を紹介しておきましょう。やはります知りたいのが利用限度額と金利でしょう。
住宅セットローンの利用限度額と金利は次のようになっています。
利用限度額 | 50万円以上300万円以内 |
---|---|
金利(年利) | 5.0% |
このカードローンでは利用限度額がいくらであっても設定される金利は5.0%になるため、大変有利な借入れが可能になります。これは関西アーバン銀行で住宅ローンを利用しており、信用評価がそれだけ高いということなのでしょう。
もし現在関西アーバン銀行で住宅ローンを利用していて、カードローンの利用を考えているのであれば、この住宅セットローン(カード型)を利用しない手はありません。
他と比較して如何に有利なのかを良く調べてみてください。
もちろんこの住宅セットローン(カード型)にも申込条件が有り誰でも借りられるというものではありません。住宅セットローン(カード型)の申込条件は次のようになっています。
ただし利用中の関西アーバン銀行のローン返済で返済の遅れなどが有った場合には利用できません。
住宅ローンが利用できているということは安定収入は問題ないはずですから、問題が有るとすれば年齢制限でしょう。たとえばもし現在関西アーバン銀行の住宅ローンの返済中ですでに65歳以上になっている場合には利用はできません。
これは住宅ローンの審査に影響が出る為です。住宅ローンと言うのは非常に大きなローンですから、審査も厳しく行われます。
住宅ローンの場合年収から月々いくらまで返済できるのかが計算されます。しかしこの時カードローンを利用しているとこの返済能力からカードローンの返済分が差し引かれて返済能力が削がれてしまう訳です。
このため本来なら返済能力ありと判断されたはずのものが、このカードローンの利用のために返済能力なしと判断されてしまうことになるかもしれないのです。
したがって住宅ローンを申込む場合、カードローンを利用している時にはすぐに完済させて、解約しておいた方が無難です。
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次に住宅セットローン(カード型)の返済方式を調べておきましょう。住宅セットローン(カード型)の返済方式はアーバンカードローンと同じように残高スライド方式が採用されています。
残高と返済額は次のようになります。
前月10日の借入残高 | 月の返済額 |
---|---|
1万円以内 | 全額 |
1万円超50万円以内 | 1万円 |
50万円超100万円以内 | 2万円 |
100万円超300万円以内 | 3万円 |
この場合月々1万円と言うのは、結構厳しい金額で、家計を圧迫する事も十分考えられるので、利用は慎重に検討する必要が有るでしょう。
ここで関西アーバン銀行のカードローンについて纏めておきます。
関西アーバン銀行のカードローンは返済額が比較的高額になるので、返済の可能性を計算してから利用するようにしてください。
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