カードローンについて調べていると、聞き慣れないワードを目にすることもありますよね。たとえば「総量規制」や「貸金業法」、「利息制限法」といったワードは、借り入れを考えない人にとってはあまり馴染みのないものです。
しかし、カードローンでお金を借りる以上、これらのワードはとても重要なものですので、しっかり覚えておくことをおすすめします。ここではカードローンの重要ワードについてご紹介していくことにしましょう。
ひとつひとつのワードを理解することで、よりカードローンが使いやすくなり、カードローンを上手に活用する方法も身に付きます。借り入れ前にしっかりチェックしてくださいね。
まずはカードローンの「貸金業法」について見ていきましょう。貸金業法とは、みなさんが消費者金融などの貸金業者でお金を借りる時に適応される法律のことです。
これからカードローンを利用してお金を借りるなら、絶対に理解しておくべき「貸金業法」、一体どのような法律なのでしょうか?実際に借り入れをする前に確認しておきましょう。
貸金業法は以前からありましたが、多重債務者などが増えたことによって2006年に改正されました。改正後の貸金業法において押さえておきたいポイントとしては、以下の3点が挙げられます。
現在の貸金業法では、借り入れをする際に「総量規制」という規制がかかっており、借りられる金額に限度が定められています。
また、貸金業法では金利の上限にも制限を置き、利息の負担も抑えられる法律となっています。総量規制と上限金利については他の項目でも詳しく説明していきましょう。
また、貸金業法では貸金業者である消費者金融側にも厳しい規制がかけられています。
「貸金業務取扱主任者」を営業所に置くことがルールとなっており、貸金業法のルールを守れない場合は違法な業者と判断されます。
続いては、改正後の貸金業法において定められた「総量規制」というルールについてご紹介していきたいと思います。総量規制とはどのような規制なのでしょうか?
みなさんがカードローンで借りられる金額は、あらかじめ決められた限度額の範囲内となりますが、同時に総量規制も関わっています。総量規制に引っかからないよう、ご注意くださいね。
まずは「総量規制」がどのようなルールなのか、次のポイントをチェックしてみましょう。
総量規制が適応されているカードローンでは、年収の三分の一以上の金額を借りることはできません。
たとえ限度額の範囲内であっても、年収の三分の一を既に借りていれば、その時点で借り入れをすることができなくなります。自分の年収の三分の一はいくらなのか、金額をあらかじめ確認しておきましょう。
【こちらの記事も参考に!】
年収はカードローンの審査の目安!限度額は返済能力以上にはできない
ただし、総量規制が適応されているのは、一般的な消費者金融や街金などの貸金業者です。
銀行のカードローンの他、次のローンも総量規制の対象外です。
その他、注意しておきたいポイントとしては、クレジットカードのショッピング枠とキャッシング枠が挙げられます。
ショッピング枠は総量規制の対象外ですが、キャッシング枠は総量規制の対象です。注意しておきましょう。
最後にご紹介するのは「利息制限法」です。利息制限法では、先ほど少しご紹介した「上限金利」が重要なキーワードとなっています。
カードローンには必ず金利が設定されていますが、金利の上限はいくらでも高くして良いというわけではありません。そこで重視されるのが利息制限法です。
利息制限法では、元本の金額によって上限金利が決められています。以下をご覧ください。
このように、元本の金額と上限金利には大きな関係があります。
まずは利息制限法による上限金利をしっかりチェックした上で、自分が支払うべき利息を計算していきましょう。
安全に利用できるカードローンであれば、利息制限法に基づいた金利設定になっているのですが、貸金業者によっては違法な金利設定の場合もあります。
元本の金額が10万円未満であるにも関わらず、上限金利が20%を超えているなど問題がある場合、その貸金業者は絶対に利用しないでください。
一般的な大手消費者金融であれば、利息制限法に基づいた金利設定になっていますが、中小消費者金融の中には悪質な貸金業者も紛れています。十分に注意しながら業者を選んでくださいね。
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利息制限法や上限金利とは?金利にまつわる用語を徹底解説
以上、カードローンを利用する際に覚えておきたい重要ワードとして「総量規制」「貸金業法」「利息制限法」についてお話してきましたが、いかがでしたか?
これから初めてカードローンを利用するみなさんにとって、覚えておいて損はないワードばかりです。それぞれの重要ワードの意味をよく理解した上でカードローンの申し込み・借り入れをしていきましょう。
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