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カードローン当日借りて当日返すと利息はどうなる?即日返済について

通常、カードローンでの返済は毎月一定額をコツコツと…という方法が一般的ですが、例えばお金の必要なタイミングと給料が入るタイミングがほんのちょっとずれているだけなど、状況によっては一括返済が可能という人もいるかもしれません。

確かに借金はなるべく早く返済する方が利息を少しでも減らせるので、まとまったお金が入ったらすぐにでも返済にあてるのが一番です。

例えば、カードローンでお金を審査の通った当日に借りて当日に返すなど、それこそタイミング的な問題ですぐにでも返せる即日返済の場合ならば利息はどうなるのでしょうか。調べてみたいと思います。

利息はいつから発生?カードローンの借り入れの基本について

カードローンでは申し込み後、審査に通ってから初めてお金を借りることができます。これは当たり前のことですが、金融機関によって申し込みから借り入れができるまでの期間に大きな差があります。

大手消費者金融の多くは即日融資が可能な所が多く、銀行もまた大手だと申し込み時間にもよりますが、即日借り入れが可能だったりします。対して、規模が小さくなるにつれ審査に時間が掛かり、そこからまたカードローンカードの発行に時間が掛かることもあります。

そしてお金を借りてからは、通常毎月1回、または一定期間後に返済が始まります。これも基本と言える流れになります。

利息は翌日から発生!利息の基本は1日単位で計算される

申し込み、そして審査があったその日に借りられる場合もあるのですが、数日または1週間以上かかってから借り入れが可能となるなど、金融機関により違いはあります。どちらにしても契約完了すれば、借り入れが可能なのはどこも同じです。

そして当たり前ですが、お金を借りなければ利息は発生しませんが、借り入れをすれば利息は発生します。と言っても、「いつから利息はつくのか」と言うのを把握している人はどれくらいいるのでしょうか。

実は、借りた日の翌日から利息がつくことになります。

これは、貸金業法ではなく、民法第140条で決められている内容に基づいて取り決められていると言えます。

民法第140条とは
「暦法的計算による期間の起算日」についての取り決めとして、金融関係というよりもあらゆる契約の期間の数え方について取り決められたものです。

例えば、契約を結んだ時間が午後10時だとしてその日から期間内としてしまった場合、午前など契約前にも責任を負うのは本来ならありえません。それを防ぐためにも契約の効力が翌日からとなるわけです。これは、契約期間が日だろうが月だろうが年だろうが同じです。

ただし、午前0時から期間とする場合は、その当日は含ませることが可能です。また、事前契約で日付が記載されている場合には、記載日その日から期間に含まれることになります。(例:3月30日に交わした契約書に「4月1日から…。」となっている場合。)

この法律があることにより、カードローンにおいても利息は翌日から発生することになります。これは法律にあることなので基本と考えていいでしょうが、知らない人は意外と多いのではないでしょうか。

当日借りて当日返すと利息は0円!でもデメリットが発生することも?

今は即日融資が可能な消費者金融や銀行が増えているのは先にも触れた通りで、確かに即日融資可能の金融機関のカードローンに申し込み、(審査に通る通らないは別にしても)実際、審査が通って即日借り入れする人も多いでしょう。

そして例えば、朝お金を借りることができて使ったが、夕方にはバイト代が支給される、親からお金を借りることができたなど、タイミング良くその日のうちに返済の目途が立ったり、あらかじめ返済用のお金が手に入ることがわかっている場合も、可能性としてあるかもしれません。

その場合には、先に触れた法律でわかるようにその日のうちに返済すれば、利息は0円にすることは可能なのです。

利息0円は時間による?タイミングによっては翌日返済になることも

しかし、借りた日の当日に返済と言っても、実は落とし穴があり、その日のうちに返済すればどんな場合でも利息が0円になるかと言えば、必ずしも0円になるとは限りません。

というのは、全ての金融機関が24時間稼働ではないからです。確かにインターネットでの申し込みでは、24時間受付としているところは多くあります。しかし、24時間いつでも審査してくれるわけではないことでわかる通り、その会社や銀行自体が24時間体制で運営されているかと言えばそうではないのです。

例えば、カードローンの申し込み時間帯によっては、即日融資はできない旨がよく記載されています。また、銀行で振り込みをATMで操作した場合、時間帯によっては振込先がその入金を確認できるのがその日の内に可能かと言えば翌日になることもよくあることです。

金融機関やコンビニATMでは設置場所や対応ATMにもよりますが、ATMそのものは24時間体制で稼働しています。その為に気付かない人も多いのですが、金融機関そのものは24時間稼働ではありません。これが意外な落とし穴といえるかもしれません。

それこそ対応してくれる時間帯は、金融機関や返済方法でも大きく変わってきますので、注意が必要です。もちろん24時間対応してくれる金融機関もあります。

対応時間の一例

セブン銀行の場合 ・セブン銀行ATM
 原則24時間
 ※システムメンテナンスにより毎月第3日曜日0:30~5:30は使用不可
・ダイレクトバンキング
 原則24時間
 ※毎月第3日曜日23:30~翌5:30は、不可
みずほ銀行の場合 ・店頭窓口
 平日9:00~15:00
 (土日休日休)
アコムの場合 ・アコムATM
 24時間
 (深夜営業していないATMもあり。)
・提携ATM
 提携ATMによる
・店頭窓口
 平日9:30~18:00
 (土日祝日休)
・銀行振込
 金融機関による
・インターネットバンキング
 原則24時間
 (システムメンテナンス時間帯を除く)

一般的にWebを使ったインターネットバンキングでの返済の場合、対応金融機関での口座開設をしている必要があります。提携ATMでは、コンビニは特に硬貨での取扱をしていない所も多くあるので、注意が必要です。

これはあくまで一例で、それこそ金融機関により対応時間が異なります。また、先にも触れた銀行振込に多いのですが、受付時間を過ぎるとATMとしては受付しても翌日扱いになることはよくあることなので、返済する前に当日扱いになるのか翌日扱いになるのかの確認はした方が間違いなく返済が完済できます。

【こちらの記事も参考にどうぞ】
金利や端数は?完済不可はどんな時?カードローン一括返済方法とは

手数料の方が利息より高い?返済方法やシステムにも気をつける

返済のタイミングによっては、当日返済にならず翌日扱いになり、利息が発生する可能性があることがわかりました。できれば翌日にずれこまずに利息は掛からないようにしたいものです。

ただ、利息のことに気を取られ、意外なところで返済の元金以外でお金を使ってしまうこともあります。

手数料です。

自社ATMの場合には、時間に限らず手数料が無料が当たり前となっていることが多いのですが、コンビニの場合は、自社で手数料が発生しない時間帯でも手数料を必要とする場合が多々あります。

もちろん、今は手数料無料をサービスアピールしているところも増えてきましたが、全ての金融機関がそれに対応しているわけではありません。

また、ATMの利用以外にも、銀行振込の場合にも手数料が発生します。こちらは、金融機関ごとに金額が違うのですが、それこそ金融機関によってはATMよりも手数料が高い所もあります。

提携ATM利用の場合の手数料の一例

  1万円以下 1万円超
アイフル 108円 216円
プロミス 108円 216円
SMBCモビット 108円 216円

   
もちろん自社ATMでは無料だったりしますが、提携ATMだとどうしても手数料が発生してしまいます。

この手数料、実際の金額で比べてみると借入金額にもよりますが、1日分の利息よりもかなり高くなってしまう場合もあるので、注意が必要です。

無理に手数料を使ってまで当日返済するよりも、1日送らせて手数料が発生しない方法で返済する方が、負担が少ないかもしれません。

一括返済には連絡の必要な金融機関もある!注意事項には気をつけて

一括返済そのものができないという金融機関はまずないでしょう。ただし、返済額の確認をするために一括返済する際には、一度電話などで連絡をする必要がある金融機関もあります。

「当日返済なら事前連絡は必要ないだろう。」と思うかもしれませんが、金額以外の面でも確認や連絡事項がある為、やはり連絡を入れてから返済をするのがトラブルの元にならずにすみます。

連絡が必要な貸金業者や銀行(一例)

  • アイフル
  • 三井住友銀行 など
今回は当日返済が話の前提なので、利息も0円とわかっていますが、通常一括返済の場合には、利息を含めた金額を把握する為に電話などで連絡を入れてもらうようにしている金融機関は多くあります。

【アイフルの記事はこちらも参考にどうぞ!】
アイフルで申し込みしたい…審査や在籍確認に時間がかかるの?

無理に即日返済をしなくても無利息期間を利用する方法もある!

審査が通った当日におかねを借りて当日に返す。その理由の元は、利息をできれば0円で済ませたい、なるべく少なく支払いたいと言う気持ちがあるからでしょう。

ただ借りた日に返すのは、考え方としては可能だとしても、実際にできるのかと言えば、そうそう簡単なことではないことは容易に想像できることでもあります。(もちろん可能なのは当然ですが…。)

ではやはり利息は必要になるのか、と言えば、そうとも言えません。

実は、大手消費者金融を中心に無利息期間を設けている金融機関がいくつかあります。

無利息期間のある金融機関

消費者金融
銀行
サービス内容
アコム 初めての場合、契約日の翌日から30日間金利0円
アイフル 初めての場合、契約日の翌日から30日間利息0円
プロミス 初めての契約でメールアドレスの登録と書面の受取方法でWeb明細を選択の場合、初回借り入れ翌日より30日間無利息
ノーローン 借入日の翌日から7日間無利息、また完済日の翌月以降も1週間無利息。
(何度でもOK)
新生銀行
レイク
初めての場合で契約額が1万~200万円の場合、借入額の5万円分までは契約日翌日から180日間利息0円
初めての場合、借入額全額契約日翌日から30日間利息0円
(2つのサービスのうち、どちらかを選択)

 
例の中にも軽く説明を入れた商品もありますが、無利息サービスの中には、細かな条件が必要なものもあります。一見かえって面倒な印象を受けるかもしれませんが、それでも約1ヶ月分、または1週間分利息がつかないのは、即日返済が難しくてもある程度の返済の目途がたっている者からすれば、かなり魅力的なサービスと言えます。

【こちらの記事も参考にどうぞ】
カードローンの無利息期間中に追加融資を利用したら?それも無利息?

例え即日返済できなくても少しでも返済した方が利息は少なくすむ

借りる事情もいろいろあるのならば、借りる金額、状況も人それぞれです。

基本的にはお金を借りた後の返済は、約定返済と言って毎月または一定期間後の固定日に口座引落の形で返済になります。もちろん、口座引落ではなく、ATMやインターネットバンキングを使った方法での返済もあります。

毎月、または一定期間ごとの返済の方が楽なのは確かですが、いつまででも借金が続くことになっていきます。しかし、当日借りて当日返す方法ならば、利息が一番少なくてすみます。

とはいえ、実際にはそういう人もいるかもしれませんが、借りた当日に借りたお金を返すのは確かに難しいでしょう。それでも少しでも利息が少なくなる方法があるのならば、その方法が一番負担がないでしょう。

即日返済ができなくとも可能ならば、借金の金額が少しでも減るように、ある程度のまとまったお金が収入として入った時に全額とまではいかなくても少しでも返済にあてて、借金を減らすようにしましょう。それが、完済に向けての一番の早道になるのではないでしょうか。

【参考記事】
金利理解で差がつく!計算方法!カードローン返済シミュレーション!

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