> > > 完済したのに請求がきた!カードローン完済後も履歴は残るのか

完済したのに請求がきた!カードローン完済後も履歴は残るのか

カードローン完済したのに請求がきた!ということはありませんか?カードローンはしっかり完済したはずなのに、請求が来るなんて慌ててしまうかもしれませんが、まずは冷静に対処をすることを考えましょう。

ここではカードローン完済後に請求がきた場合の対処法、そして完済後のカードローン履歴についてご紹介していきたいと思います。カードローンの利用履歴が残る期間をあらかじめ確認しておきましょう。

カードローンのトラブルは、利用中だけではなく、完済後に起きるケースもあるものです。カードローン完済後のことが気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

どうすればいい?カードローン完済したのに請求がきた場合

まずはカードローン完済したのに請求がきた場合の対処法についてお話ししていきたいと思います。

既に完済してあるはずなのに、まだカードローン会社から請求が来るような場合は、請求どおり返さなければならないケースと返さなくても良いケースの2パターンがあります。

「消滅時効」の対象になるケース

カードローン会社からの請求に従わなければならないのは、「消滅時効」という制度の対象外になっているケースです。

「消滅時効」とは?

  • 長期的に請求や支払いがない場合に適用される法律
  • 消滅時効の期間は5年~10年
  • 期間内に返済した場合は請求に従うことに

みなさんがカードローンでお金を借りてから5年~10年の間に、返済をしていなくても何の問題もなかったという場合は、消滅時効が適用されます。

反対に、消滅時効の期間となる5年~10年の間に一度でも返済することができていた場合、また返済に関して裁判などを起こされていた場合には、請求に従わなければなりません。

意思表示、誠実な対応が大事!

もちろん、カードローンは借りたら返すことがルールですので、返済をしないという行為には大きな問題があります。しかし、金銭状況などからどうしても返済ができなかった場合などは消滅時効に当てはまります。

また、注意しておきたいのは、5年~10年が経過したからと言って、すぐに消滅時効が適用されるわけではない、という点です。

消滅時効を適用させるには、みなさん本人が「消滅時効なのでカードローンの返済はしない」という意思をカードローン会社側にしっかりと示し、誠実に対応する必要があります。

法律のことが深く関わっていますので、まずは弁護士や司法書士などの専門家に相談してみてくださいね。

どのくらいの期間、情報が残るの?完済後のカードローン履歴

次に完済後のカードローン履歴について見ていきましょう。カードローンの完済はしたはいいものの、「お金を借りた履歴は今後どうなるの?」と気になる方も多いかと思います。

カードローンの利用履歴は、

完済するだけじゃ利用履歴は消えない?

まず「完済後のカードローン履歴は残るの?」ということについてですが、利用履歴は一定期間「信用情報機関」に記録が残ることになっています。

  • カードローン契約の履歴
  • カードローン返済の履歴
  • カードローンを延滞した時の履歴
  • 任意整理や自己破産などの履歴

契約時や返済時、任意整理をした場合の履歴は、カードローンを解約した後、最長5年は記録が残ります。延滞履歴や自己破産の履歴については信用情報機関によって異なります。

ここで注意しておきたいのは、カードローンの解約後というポイントです。つまり、カードローンを契約した状態のままでは、完済しても履歴は残ったまま、というわけですね。

【こちらの記事も参考にどうぞ!】
カードローン履歴が全部ばれる!?信用情報の審査への影響とは

「包括契約」のカードローンは解約が必要

審査によってあらかじめ決められた「利用限度額」の範囲内で借り入れができるカードローンの多くは、「包括契約」となっています。

包括契約のカードローンは、限度額の範囲内なら繰り返し借り入れができるというメリットがありますが、完済しただけでは契約は終了しない、というルールも併せて理解しておきましょう。

完済後のカードローン履歴を消したいのであれば、ただ完済するだけではなく、カードローンを解約しなければなりません。

続いてはカードローンの解約手続きについて見ていきましょう。

カードローン完済後はすぐに解約!早めの手続きがおすすめ

「完済後のカードローン履歴を消したい!」という方には、完済をしたらすぐにカードローンの解約手続きを行うことをおすすめします。

カードローンの利用履歴は完済後、最長で5年は情報が残りますが、解約をしない限りずっと契約中の状態になりますので、5年経っても情報は残ったままです。早めに解約してくださいね。

電話や店舗で解約手続き!

カードローンの解約方法は、各カードローン会社によって異なりますが、一般的には次のような方法で解約手続きを行うことができます。

  • 電話で解約手続き
  • カードローン会社の店舗で解約手続き

カードローン会社によっては店舗がない場合もありますので、その場合は電話のみでの対応となります。

まずは各カードローン会社のコールセンターに電話をして、解約したいという旨を伝えましょう。その後、流れに沿って手続きを行ってください。

高額ローンの契約時に便利!「完済証明書」

また、カードローンを完済したという証明をかたちとして残したい場合は、カードローン会社に「完済証明書」を発行してもらうという方法もおすすめですよ。

完済証明書は「カードローンを完済しました」ということを示す証明書なので、高額ローンの契約時などにも便利です。

カードローンを完済したことが分かれば、住宅ローンや自動車ローンなどの高額ローンを利用する際に、利用者としての返済能力や信用を示すこともできますよね。解約をする前には、完済証明書を発行してもらうと良いでしょう。

カードローンを使うなら完済時のことまでしっかり理解を

「カードローンでお金を借りたい!」ということだけに集中してしまうと、ついつい完済時のことがおろそかになってしまいますよね。でも、それでは正しくカードローンを使うことはできません。

ここでお話ししてきたように、カードローンを使うなら完済後のことまでしっかり理解しておきましょう。大きなトラブルなく、安全にカードローンを活用していきましょうね。

【参考記事】
カードローンの契約はいつまで続くの?完済と解約の違いを知ろう!

新着記事
TOPICS